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第十四章47 【覇王杯/オーバーロード・カップ/彩綾 絢チーム】20/チームの居候3

 【絢】は、

『とりあえず、他に何が役に立つか見てみたいわね』

 と言った。

 【ニィナニナ/ジュニア】は、

『まだ、相手の記憶を奪う事が出来るから、貴女が考えた【新カードゲーム】をやってみるってのはどうなの?

 今のままなら貴女はゲームマスターくらいにしかなれないんじゃないの?

 【ゲームのタイトル】が何なのか、貴女だけは知っているんでしょ?

 私の力を使えば、貴女も自分のゲームのタイトルを忘れて、一プレイヤーとして遊べると思うけど?』

 と提案した。

 確かに、【絢】は、【24作の新カードゲーム】全ての【川柳となっているタイトル】全てを知っている。

 なぜならば、それを考えたのが彼女だからだ。 

 だから、そのままでは答えを知っている彼女だけが、その部分を遊べないのである。

 だが、【ニィナニナ/ジュニア】の力で忘れる事が出来たなら、確かに【ニィナニナ/ジュニア】の言うように一、プレイヤーとして遊ぶことが出来るのは確かだ。

 【絢】は、

『なるほどね・・・

 確かにそれなら、私も遊べるけど・・・

 でもね、それだと、答えを知っている者が居なくなり、誰も遊べなくなるわ』

 と言った。

 【ニィナニナ/ジュニア】は、

『私が覚えているわ。

 私が答えを覚えていることで、貴女は私を始末出来なくなる。

 それで私の存在価値が出ると言う訳。

 つまり、私にとっても美味しい条件なわけよ』

 とアピールした。

『なるほどね。

 ちゃっかりしてるわね、貴女』

『そりゃ、生き残るためですもの。

 敵意は無かったとしても敵対した私を生かしてもらうにはそれくらいはしないとね』

『そうね。

 確かに、それなら私達のチームにとって貴女に存在価値が出来るけど、貴女が変なことしないって保障も無いわよね』

『それならチームメイトに監視を頼めば良いんじゃない?

 私が変なそぶりをしたら私を握りつぶして貰っても良いわ。

 今の私ならそれだけで普通の人間にも殺せるでしょうからね』

『なるほどね。

 良い提案ね』

 と言う事になり、【絢】は、【ニィナニナ/ジュニア】に【特別な新カードゲーム】の【タイトル】の記憶だけ消して貰う事になったのだった。

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