表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

34/77

第十四章34 【覇王杯/オーバーロード・カップ/彩綾 絢チーム】7/バーチャル・エネミー3

 【絢】が【チョーカ】になって一日が経とうとしていた。

 その間、【文】は酌を強要され、むかついていた。

 翌日、【チョーカ】と【絢】の縁が切れた時、

 【文】は、

『【絢】、悪いけど、初戦は私に行かせてもらうわ。

 昨日、散々、酌をさせられて頭に来てるのよね』

 と言った。

 【絢】は、

『解ったわ。

 ごめんなさいね。

 変な設定で存在させちゃって』

 と謝罪した。

 【文】は、

『良いのよ。

 これで何の気兼ねもなくぶっ飛ばせるから』

 と言った。

 【チョーカ】は、

『無理矢理、敵として存在させられて待たされたんだ。

 酌くらいしても罰は当たらんだろうが。

 それともベッドでも共にして欲しかったか、欲求不満女』

 とからかった。

 ちなみに、【チョーカ】は男性型である。

 【絢】がなっていた存在でも性別が同じだとは限らないのだ。

 【文】は、

『セクハラ野郎。

 今、その減らず口を聞けなくしてやるわ』

 と啖呵を切った。

『解ってねぇなぁ~。

 俺が【超態至】として生み出された理由をなぁ~。

 良いぜ、遊んでやるよ。

 かかって来なよ、お嬢ちゃん』

『言われなくても行くわよ。

 勝負の方法はどうするの?

 ぶっ殺せば勝ち?

 それとも違うの』

『俺は何でも良いぜ』

『じゃあ、くたばった方が負けで良いわね?』

 と言う言い合いになった。

 【絢】は、

『悪いけど、それは待って。

 どちらかが死んじゃうのはもったいないわ。

 負けた方が吸収されると言うのはどうかしら?』

 と言う事になったのだった。

 【文】は嫌な顔をしたが【チョーカ】は喜んだのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ