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【詩集】Shangri-La

青春の墓標

作者: 野鶴善明


 冷たい雨

 あなたが眠る墓

 石に彫った名前を

 指でなぞる


 足元に落ちた病葉わくらば

 せめて花束をあなたへ

 感謝の気持ちを

 伝えたいから


  あなたが教えてくれた

  生きるとは

  自分の星を引き受けること

  生きるとは

  燃えながら夢を見ること


 さよなら

 ギターをつまびくあなた

 さよなら

 あなたの歌声がいつでも支えでした



 遠い汽笛

 港を見下ろす丘

 青春のときめきと

 ほろ苦さ


 あなたが歌っていた

 レンガ通りのあの店

 恋を失くした夜

 あなたの歌に出会った


  あなたが気づかせてくれた

  生きるとは

  人を許して自分も許すこと

  生きるとは

  なにがあっても歩き続けること


 さよなら

 あなたに喝采を贈ります

 さよなら

 背筋を伸ばして歌うあなたが好きでした


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― 新着の感想 ―
[良い点] うぅ〜〜 沁み入る作品ですね。 野鶴様の詩、大好きです。 雰囲気があるんですよね。 大人っぽいし。 哀愁とか懐かしさとか、いろいろ感じられます。 こんな風に描けたらなぁ〜…。 素敵な…
2024/05/18 06:56 退会済み
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