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「我は魔女なり」 〜引きこもるためのスキル【マイルーム】をもらったがあまりに世界が酷いので暗躍することにした〜  作者: いかや☆きいろ
無人島拝金生活

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オオモノ

 第一章、ラスボス登場です!



 また数カ月が経った。いろいろ遊んだり研究したりしてたら金がまた無くなってきた。外で大物を狩ってこよう。たまにはガチバトルもいいかもしれんな。トレーニングルームでは適度に遊んでるしレベルだけは百を超えていたりする。




 名前 カーラ 天職 ニート


 レベル 107 LP 535 MP 5350


 ・スキル 全鑑定 アイテムストレージ 素材ストレージ マナストレージ×3 情報ストレージ 怠惰 マイルーム(ギフト) 風魔法 キサラギ流片手剣術 解体 乾燥 熟成 テイム 錬成 付与 呪術 法術


 ・アビリティ 種族特性(仙人) メッシス大陸共通語上級 最大マナ十倍



 クッソ高かったがマナ十倍も買っておいた。十億グリン。この島のレア生物いなくなるかもって勢いで狩った。でも無敵感あるな。回復魔法とかはマイルームに治療室があるので死んだばっかりくらいなら回復できるので取ってない。私自身はマイルームに逃げれば完全勝利だからな。誰も邪魔できない。ギフト持ちには相手に直接使うと効果がないがそれも相手の任意で変えれるし自分に使うぶんには妨害されない。マイルームから爆弾投げたりできるし本当に無敵だろ。まあ魔法や魔術はマイルームの中から外にでは使えないし腕だけ出したりはできない。なので姿を見せたら殴られるくらいはありうる。殴られたらすぐに逃げるけど。


 テイムスキルはスライムのしか買ってないんだがいつの間にかついてる。ある程度できるようになると自然に魔法やスキルが承認されるらしい。まあモンスターがスキルを取るための仕組みかもしれん。


 言語が上級になってるのはこの大陸に物理学的知識がほとんど出回ってないのを私は知識から引っ張りだしたので目覚めたみたいだな。どういう仕組みかはよくわからんが難しいことをこの世界の言語で認識しようと調べていたら自然にインストールされた。情報が自由に飛び回るから魔法世界だよな〜って思うわ。物理科学の世界からわざわざ抜け出したんだからこれくらいはできないと困るよな。


 マナストレージは道具でマナを引っ張り出して扱えるのがわかったから五十本くらいを目指してとりあえず三本にした。それでも一万五千もマナを使えるんだから半端じゃないな。実際は引き出す効率が悪いから半分になるわけだけども。杖の名前なんにするかな〜。ミスティルテインでいいか。てきとー。適当やぐうたらってなんでこんなに楽しいのやら。私が怠惰だからかな?


 それじゃ適当にドラゴンの強いヤツ、飛んだりブレス吐いたりするヤツをガチで倒してみるか。この世界では真竜と言うらしい。どれくらい戦えるかな? 肉も食うぞ!


 武器はキサラギ流片手剣術と風の魔術、魔法、それとこのソラノツルギとミスティルテインだけだな。アイテムストレージに適当に爆弾とかは詰め込んでるしゴーレムたちもいるし素材ストレージにも危ない物をいろいろ入れてるからマナでまーなってやれるくらいの準備は整ってると思うけど。最後は現代知識で勝負だな。うさぎたちは出したら戦闘とかほぼ終わるから終わらせるときじゃなきゃ出さない。


 風感知魔法。魔術でも感知できるんだが魔法のほうがシステムが整ってるせいか敵から逆探知されにくいんだよな。精進しないと。直接精霊とやり取りする魔術はイメージだけではどうにもならん。ここはこの世界の魔術のいいところだ。自由度が低いと思うかもしれんが逆だ。砂粒で物を作るより積み木で作るほうができることは広がる。物理ってのはどこまで行っても人の役に立つ。そうじゃなきゃ研究に金が使えないというのもあるが。


 さて、なかなかの大物が単独で飛んでるな。ドラゴンは個人主義なとこがあるから子育て村で群れることもあるがたいていは単独で彷徨(うろつ)いてる。


 いいカモだ。


 体重をマナで反発させて浮かせる。風で体勢を整える。風だけで飛ぼうとしたら死ぬぞ。時速二百キロ以上の暴風じゃないと飛べないからな。ぶっ飛ぶだけなら台風だと人は飛べるらしいけど。そんな風の中で喋ったり動くの無理だ。なので浮かぶまでは質量を操作して風は姿勢制御やブレーキに使う。力を遮るのはマナの得意分野だ。下から風で煽られたらスカートだとパンツ見えちゃうからな、あくまで姿勢制御だ。推進力はマナバリアを風で押し出す方法で重力操作により力を取り出す。精霊による保護膜を体の周りに展開してその保護膜を押し出す感じで飛ぶぞ。……超Gがかかるけど体のマナを固定して緩和する。ややこしすぎて大変だが周辺のマナを循環させるだけなら消耗は少ない。


 敵のドラゴンは尻尾が長いが全長二十メートルくらい、翼の幅で十五メートル? 西洋竜ってヤツだが首も長いタイプだな。流線形のフォルムに翼をつけた感じ。胴体はガッチリしてて頭は小さめだな。


 生物の頭の良さは体の大きさに対する脳の比率にあるという話もあるがこのドラゴンは脳の割合は小さいが妖精と同じで情報世界にアクセスしてるタイプだ。まあつまり馬鹿じゃないと。こちらにすぐ気がついたようだな。


 銀の鱗、一枚一枚が盾のようにデカい。ブレスとか吹いてくるヤツだしその炎とかレーザーみたいなので自分が傷ついたりもしないのかもな。


 ちなみにブレスは魔術で、牙に精霊の持つ術式のようなものがあり吸気に伴いマナを圧縮しそこに牙の術式を与えて吹きつけてくる。この外部マナを大量に扱えるのがドラゴンの強みだ。牙はなくてもセルフの魔術で精霊を寄せて魔術式を作れるだろうし死ぬまで厄介なブレスを吐きまくるということだな。生物は体内に火の精霊も存在するらしく火の魔術はマナでその精霊を励起させれば扱えるらしい。慣れればそうややこしくはないようだが私は着火の魔術くらいしか使わないぞ。爆風を支配すれば火はいらないからな。まあキャンディも断熱圧縮で超高熱だから発火するんだけどな。はっはっは。死の風(無酸素空気)で消火する。本末転倒な気はする。


 さて、やるか、ガチバトル。すでに向こうはこっちを敵と認識したらしい。フェイントみたいに小さなブレスを打ってくるのでこっちは風ブースターで横移動して躱していく。当たらなければどうということはない! マジで機動兵器的空中移動。まあ疑似無重力なのでそうなる。空気抵抗は風の精霊でも魔法でも管理できるがマナ消費の効率上の問題でエネルギー反転の防護膜の魔術をピラミッド状に展開する。ようするにエコな飛行。出力はキャンディボムのような気体の集約を使い集めたエネルギーを足元に放出して加速。継続的にやることでGを減らすぞ。Gを抑えるマナも安くないから急な横移動は難しいがロケットエンジンと同じだ。出力を一旦切って減速しつつカーブしたり急制動をかければいい。スローインファーストアウト! 人生に物理学は必要だろ?


 キャンディを高速で飛んでくるドラゴンの前に置きながら(・・・・・)離脱! ドコバカとドラゴンの鱗に当たったとこから爆発する。どれくらいの圧でやれるかわからんのでいろいろ仕込んだが四十気圧くらいだと耐えやがる。まあ二百まで上げたヤツは鱗を砕いたようだ。キャンディの中に鉄片を入れるか。これなら四十でも相当なダメージ。普通の生物はミンチ。黒飴(ブラックキャンディ)と名付けよう。あんまり鱗を傷つけたくないから片翼を狙って叩き落としてやる。


 ドラゴンの方も浮力を十分に出すのに翼の広さは必要らしい。まあ飾りではないということだ。片翼を崩せば浮力のバランスが崩れて回転して落ちていくことになる。


「ぐぎゃあああああああああああああああああああッ!!」


「落ちろ! カトンボ!」


 懐かしすぎるセリフが出ちまった。なんとなく嬉しい。まあ美しいドラゴンに言っていいものかとは思うが。もう翼半分ボロボロで痛いだろう所をさらに攻める。血を噴き出して落ちていくドラゴン。ボムボムと音を立ててブラックキャンディが炸裂する。甘〜いキャンディをお食べ! 私は嫌だ!


 うん、グロいな。これ倒しても格納しきれるのかな? 重量制限が百億トンで空間の広さが数百メートル立方の空間を用意したい。格納庫だっけ? あったので購入。ミネルバさんお願いします。妖精ミネルバはちゃっかりついてきてるぞ。


「はいよ〜。一億グリンな?」


「ボッタクリ……とも言えんよなあ……。複数購入したら空港みたいなものも作れてしまうわけだし再利用できるしメンテいらないからな……」


 マイルームをちまちま買うより安いのか? まあスペースだけ見るとかなりお得だが。無限の空間使えたら星を収納できないとおかしいからな。なので制約はある。値段はミネルバの気分だけど。


 墜落したドラゴンをサクッと死の風でトドメを刺してやる。痛そうだもんな。狩りで無駄に苦しめる意味はない。うーん、脳に酸素が行かなくなるとやっぱりどの生物もすぐに死ぬな。脳が小さくてもあんまり変わらない。普通の窒息とはわけが違う。脳が壊死して死ぬまで数分ってところかな。すでにひと呼吸目で脳幹が停止して呼吸も停止してるので外から力づくで酸素供給しない限り死ぬ。脳が止まってるからその意識がない。ヘリウムガスくらいなら空気より軽いから自然に抜けるけど窒素とか二酸化炭素は比重が空気と変わらないか重いので呼吸で押し出さないと次の吸気ができない。つまり継続的に酸欠状態なので助かりようがない。私がこの状態になったら外から風の精霊に吸気を手伝ってもらうだろうけど意識が飛んだ後にやってもらわないとダメなのであらかじめマナを渡しておく必要があるだろう。まあそうなる前に風の精霊が感知して酸素を供給してくれるが。


 普通に棺桶のドライアイスが溶けたことで溜まった二酸化炭素のひと呼吸で亡くなったケースがあるからな。実際は脳が止まったらそれっきりかもしれん。脳細胞が回復不能になるのに五分程度なので回復できるから麻痺が残らないというわけでもないだろう。無酸素空気は本当に恐ろしい。だから換気を怠ってはいけない。建築関係では常識なんじゃなかろうか。例えば水を含んだ鋼製の部屋では鋼が酸化する過程で酸素が消費されて危険な状態になるらしい。密閉された鉄の部屋が無いのは錆びるからという理由だけではないようだ。換気の仕組みは大切である。


 ……うーん、倒したドラゴンだが頭の大きさは小屋くらいあるかな。恐竜だよなあ。ジュラシックな公園の映画は何回か見たがあの肉食恐竜のデカいヤツくらいだろうか? うーん、改めて見ると怖いな。そして翼がエグいことになってる。自分でやったわけだが。うさぎたちもなぜか集まってきて見学してる。やっぱり珍しいのかな。


 銃だと殺しても罪悪感が薄いって言うもんな。魔術でも自分でやった感があんまりない。人には向けられんなこれは。


 デカいな〜。しばらくドラゴンの周りを回る。小山のようなボディに大きめの部屋、それこそマイルームの部屋半分はありそうな翼。尻尾は頭から胴体を足したより少しくらい長いな。自動回復の生命の精霊の気配は感じるが蘇る程でもない。バトルジャンキーや頭脳バトルみたいな長々とした殴り合いがしたいわけじゃないがあっさり殺せすぎだよなあ。


 まあ狩りで長々と獲物を苦しめるのは栄養や獲物の状態を損ねるだけだからな。一撃で勝てるならそれに越したことはないし普通に狩人ならそこを目指すだろう。戦士の戦いではないんだから。


 ふ〜ん。鱗一枚一枚が私の体くらいあるなあ。デカいわ〜。これ一枚で大盾が作れそう。一枚だけはぐとかはできなそうだけど。ドラゴンシールドを上位の冒険者なら持てるらしいけど盾になりそうな大きな鱗だけで百枚くらいはあるんじゃなかろうか。これ一匹で丸ごとなのでギルド買い取り十億グリンとかになるらしい……。末端価格が怖すぎるな。商人大儲けじゃねえか。自分で加工して売るのは大変だから文句も言えないけど。ちなみに完品に近いのでそれに近い値段で買ってもらえた。


 末端価格、電化製品とか高いと思うけど百円ライターを百円あげるので素材から作ってくださいって言ったらブチ切れると思う。この世界の錬金術ならできるけど元の世界の生産と流通には感謝しかないよな。これは高い、と思ったら自分で作ってみるといい。安っ、て思えるぞ。車とかな。車を一から作れるんだから錬金術すげえよな。まあこの世界にはまだないわけだが。それなりに難しいんだろう。車を部品込みで設計や理論に至るまで一から作るなんて人生何回あったらできるんだよ。他のことするわ。それをお金で済ませられるのは社会がそうしてくれたからなんだから社会に協力するのはただの必要だ。社会がないと物も手に入らないんだから末端の人間まで大切にしなきゃ。ストレスのない世の中のほうがいいからそうするだけ。すべてはメリットがある。私は道徳なんてそれでいいと思ってる。捕まったら嫌だから犯罪しない、チクられたら嫌なら下の者を大切に扱う、逆らわれたら嫌だから自分も規律を守る。なんも他人のためじゃないけど結局他人のためにもなってる、それがわかりやすいし完璧な社会貢献だと思う。自由にしたければ自由な社会にすればいいしな。全員が身勝手な社会は生きづらいだろ、普通に。社会は自身の鏡だと思ったほうが楽に生きられる。まあ身勝手なやつには法的に対処するしかないな。


 デカいドラゴンをすげえな〜と観察しているとなんか風が強くなってきた。ミネルバが固まって一方向を見ている。あん? なんか来る? 風の精霊が喜び騒ぐ声が聞こえる気がする。声を出せるのは中位の精霊からだが。なんだ?


 怖いな〜。マイルームに引きこもろうか!


「いやいや、対処しなさいよ。どうせ無敵でしょ」


「え〜、めんどくせーなあ……」


 働きたくないでござる。まあそういうわけにもいかんか。ドラゴンは収納して、と、……なにがくるのかな?


 圧倒的な爆風。制御したマナで受け流して、なんなら風の精霊も守ってくれてるがキャンセルしきれない。魔術とか魔法とかそんなものじゃない、嵐そのものだ。そう、この嵐は魔法じゃないし魔術でもない、ただの嵐が、なにかに従って発生したんだ。爆心に強烈なマナを感じる。おいおい。なんだこれ。


「ピギャアアアアアアアアアアアアン!」


「はあ〜?」


 ふざけんなよなんだこいつこの馬鹿でかいマナは。やべえもっと鍛えとくんだった。


「ピギイイイイ! ピギャアアアア!」


「なんか嬉しそうだなあおい! こいつは……ドラゴンかあ?」


 ミネルバはふわふわ何事もないように浮かんでやがる。表情も変えず。なにかわかってるんだろうが教える気はなさそうだな。


 現れたのは砂埃を巻き込み青い木の葉を何枚も巻き込み緑の渦を巻くハリケーン?


 いや、ドラゴンだ。頭が見えるし胴体もある。透明に近いがやっぱり緑ががっている。あの色は私の見せるキャンディと同じ色合いだ。まさかキャンディボムに誘われてきたとかじゃねえだろうな。……精霊か! 上位ってレベルじゃねーぞ!!


「ピイイイィ……くるるるる」


「なんか鳴き声は可愛いな! さしずめ精霊王とか精霊竜ってやつか……」


 モンスター図鑑を繰ってみる。う〜ん、最上位の精霊、精霊王の一つ、風の精霊竜か。……マジで? 不滅の生物ってなんだよ。それもう生物じゃないから。こいつはオオモノだわ!


「ピッギャアアアアン!」


「は? 襲ってくる?! ゲームのイベントかよ!」


「まあ似たようなもんよね〜」


「のんきか! そっか〜、この島はコイツの巣だったわけね」


「確定イベント的ななにか?」


「星のんに文句言っても笑うだけのパターンだな……」


 あの女は本当になんだって仕込んでやがるからな。どこまで行ってもお釈迦様の掌からは抜けられないってわけだな! その例えだと私は猿じゃないか! あ、さるだったわ。うっきー。


「愉快そうねえ」


「愉快じゃねえわどうすんだこんなもんっドバアッ!?」


 突風というか爆風が叩きつけてくる。マナで防いでるので問題ないがそこら辺の大型動物なら吹き飛んで耳や目が潰れる威力だ。常に風の精霊をまとってる私だから問題ないが……。窒息対策のつもりだったが役に立つな。さすがは意志ある自然といったところか。多少キツそうだがコイツをなんとかしないとダメなんだろうな!


「おおおおお、くらえええ!」


「ピギャアアン! ピイイイィ!」


「喜んでる?!」


 二百気圧の即死級のキャンディを叩きつけてるがまるで効いてない。ちなみに属性吸収的な魔術は近似的な物しか存在しないが溶岩を火炎放射器で炙っても当然意味はない。しかし爆薬で吹き飛ばすのは意味がある。つまり物理依存で相性は変わるんだがコイツのマナがデカすぎて台風に砲弾を打ち込んで抑え込むような無茶な話になってる。竜巻を治めるには爆風か高エネルギーをぶつけて風の流れを変えてやるのが一番か……。今の出力でどれくらいできるか……。


「ににににににっ、くっそ風強えっ!」


「がんばれ〜」


「ぷぃぷぃ」


「あ、マイルームに帰りやがったあいつら! なんだそのどこでも行けそうなドア! ひえ〜こっちがヤベ〜!!」


 薄情な天使とうさぎはどこにでも行けるドアでマイルームに逃げました! ちくしょー! 風つえー! キャンディを馬鹿みたいなエネルギーで固めていく。いくつもキャンディの空気を集めると小さな低気圧くらいは起こせそうだが十個、二十個、これくらいじゃまだか? 五千気圧は集めてやるぞ!


 ちょっと制御が怪しいな。これはマナ量の問題というか私の制御の甘さの問題な気がする。結局レベルだけでは強くなれんのよ。だけどこいつならイケるか?


「くっ、らえええええっ!!」


「ピッギャアアアアアアアッ!!」


 掌の少し先に集まる青白い球体。砂塵や緑を巻き込んだ超高圧の飴玉。数十センチはあるけど。目を上げて緑の竜をにらむ。……ってニヤニヤしてやがる。実は無理ゲーだろこれ。敗戦イベだろ。まあやるしかないが……コイツ倒してもメリットなさそうー! しかたない!


 ……超圧縮キャンディ、五千気圧、食らってみやがれ!!






☆きいろメモ☆

 実質無敵の精霊王! まあイルマタルや星のんには勝てません。天使とはいい勝負です。どっちも死なないので泥仕合になります。


 こんなのどうやって倒すんだ?!


 ステータスの言語なんですけどホントはスキルに入れるべきですね。全部書き直すの面倒なんですみません。どこにステータス載せたかわかんない。メモれ私。


 今は二章を書いてます。全部で五章くらいの予定。書き上がったら次作はぜったい簡単なお話にするぅ!





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