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「我は魔女なり」 〜引きこもるためのスキル【マイルーム】をもらったがあまりに世界が酷いので暗躍することにした〜  作者: いかや☆きいろ
無人島拝金生活

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引きこもれ! 錬金術

 いろいろ遊びます。



 さて、この世界の錬金術を見ていくぞ。作業室を買ってそこで作業していく。作業室は三百メートル四方もあるんだが戦艦でも作れっていうのかな? この部屋を物置にしたら素材ストレージよりたくさん入るんだが……。まあマイルームは星のんのチートだしな。ちなみに買いたして連結もできる。二千万グリンするけどな!


 最終的には機動鎧的な物を作って搭乗して暴れるのだ。まあメインの兵隊はヴァルキリーに任せるけど。人間の指揮官とかも必要だよなぁ。そのうち人を拐ってくるか。ふはははは。われこそは邪悪。


「ちっさい邪悪ねえ」


「うっせえわ。ちっこくないわ。育たない?」


「仙人は成長しないわねえ」


「悲劇だ」


 いいんだ、子供として遊んで暮らしてやる。わーい。……恥ずかしいわ。


 さて、いろいろ置いといて「強引ねえ」うっさい、置いといて。錬金術の初歩って言えばポーションだよな。マナポはウィッチスライムが作ってくれるからいいや。ウィッチスライムは自分で作ったマナポーションとそこらへんの草と自身のマナ吸収能力で数を増やしてるぞ。百は超えたかな。倍々で増えるから早い早い。なので普通の傷を塞ぐポーションや血液や体力を回復するポーションを用意しよう。


 まずは薬草採取だな。鉱石で作る薬や骨から作る薬もあるが狩りもついでにやればよかろうなのだ。拠点範囲テレポートを使って前に見つけてあった薬草群に移動、鑑定、魔術で土をどけて根ごと取っていく。根に薬効があるやつだけな。とは言っても葉より根のほうが栄養があるのはどこの世界の草もそう変わらないのでほとんどは根を傷つけずに抜くのが推奨されている。自然薯みたいに割れたら大幅値下がりする物もある。まあ薬にするぶんには割れててもさほど問題はない。根があれば再生するやつは茎から上だけを刈る。野草は全部採ったら再び採れるようになるまで何年もかかったりするので数株残しておこう。坂になっているなら上の方は残したほうがいい。雄株や雌株に分かれていてどちらかしか薬効がないものもあるのでそこは差別してね。不当じゃない差別は推奨するべし。家畜とかオスはほとんど肉だしな。


 さて、引っこ抜きまくった薬草と石ころもいくつか拾ってきた。タダの石じゃなくて鉱石とかだけど。タダの石はほぼ二酸化ケイ素なんで使い道ないからな。そこらへんにあるし海砂のほうが混ざりものが少なくてまだ使いやすい。この白い石はカルシウムでこっちの黒いのは磁鉄鉱でこの赤いのはルビーでアルミと微量のクロムが取れる。クズ石なんで宝石にはならないぞ。さざれ石だな。合体して巌に進化するやつ。しないけど。ちなみにあの国歌は短くて人気らしい。細石(さざれ石)なのでちっさい石ってことだな。純度が低い鉱石はパワーストーンになったりするけどこの世界ならパワーストーンレベルでも純粋な宝石として売れるかも? 調べておこう。


 ああいったおまじないもこの世界だと実際に効果を発揮するしその効果を高める呪術というスキルもある。ついでなので取っておいた。他人の精神を利用して病気にしたり関連のある人間も連鎖して呪ったりといろいろ凶悪なスキルだがおまじないとかにも使えるぞ。まあこの世界の呪術は物理的な効果に特化してるから縁結びとかはないが弱い魅了効果はある。出会うたびに性的興奮を脳内物質とかで物理的に刺激するような代物だな。恋愛感情を誤認させる程度の効果はある。やべえな。例えば一日中恐怖に駆られて自殺に追い込まれたりもありうる。使いどころは気をつけねば。


 感情は脳内麻薬の増減でコントロールされるものだから物理的に相手に介入するのは難しいが難しいだけで無理矢理感情をコントロールする手段は存在する。私はあんまりやりたくはないが必要かも知れんしやってくるやつには対処が必要だな。本来は好悪の感情も脳内麻薬で起こるがきっかけとなった事象があるはずなんだよな。それがない場合は勘違いもあるが魔法的干渉があり得るのがこの世界だ。まあ麻薬中毒が理性で抑えつけられるようにコントロールできないことはない。一人でいても寂しさを感じないのはその脳内麻薬がない状況が普通になってるからだろうな。寂しくなんかない、と強がる人とホントに寂しさを感じてない万年ボッチがいるわけだ。私だよ!


 感情はコントロールできる。振り回されても碌なことにならないが逆に言えば利用したらいい。ガンになった人は楽しい思いや笑ったりをしてると免疫が高まって治ったりする。辛い時には笑おう、というのはあながち間違っちゃいない。……失われてほしくない人がいるもんな。私の場合は死んだほうがマシなやつばかりだったけどそれでも死んだら悲しいよな。


 自分の父親をクソジジイとしか呼べなくなった私みたいな人間もいるんだよな。親だから愛すべき、とか子だから大切にすべき、てのはできる人だけでやってくれ。できないなら早々に縁を切るべきだ。私はそう思う。クソジジイは小学生になる前から暴力暴言だらけ、浮気もしまくり中学に上がる頃には家に寄り付かなくなって高校の時にガンで若くして死んだ。母親はその頃アルコール依存でまったく動けなくなって私が高校卒業して数年で若年性の認知症になって手に負えなくて施設に放り込んだ。そして十年以上は生きたけど施設に預けたまま肺炎で死んだ。


 それで親を愛すべき、とかどんな鬼畜だよ。無理だわ。もういないし。この世界にも来てない。元の世界でジジイは猿になってオカンは猫になったらしい。リアルに畜生道に落ちたわけだな。転生のシステムが意味わからんけどなんか魂の総意みたいなもんでそうなるんだと。私の場合は星のんが引っこ抜いたわけだが。


 星のんって実はヤバいやつだからな。地球なら邪神とかの類だよ。ただ日本の神様に近いかな。荒神だけど敬ってたら全力で助けてくれるタイプの神様だ。見捨てられたらヤバいけど。


 さて恒例の脱線から復帰してポーションつくるよ!


 やっぱり錬金術のはじめはここなんだよな。本来の錬金術は科学と同じ世界の探求なんだけど。まあそれはあらかた神様に聞けるので……まあ聞かんけど置いといて。真実は探求するところが面白いからな。簡単に答えを聞いたらいかん。面白ければ正義。


 ポーションの効果を発揮するには植物の持つ生命の精霊を鉱石とかを使って励起させたり単純に濃縮したりすることでできあがる。もちろん前者の方が難しくて効力が高い。レシピ集と解説本みたいなものは買っておく。……魔王でもわかる錬金術初歩の初歩、著者は魔王……。こういう時どんなツッコミをすればいいかわからないの。嗤えばいいと思うよ。なんかこの世界の魔王は勉強大好きみたいだな。ちなみに魔王のほうが偽神より強いらしい。モンスターだけど善良とか意味がわからんけど。まあいいや、読もう。


 一通り読んで必要なアイテムを通販で揃えた。ビーカーとか乳鉢とかは日本製だぜ。こっちの世界の遠心分離機とかも手に入れた。意外とハイテクかも知れぬ。遠心分離機を使うと生命の精霊はGで集まるらしく濃縮したポーションがすぐ作れるぞ。特定の鉱石の水やら火やら光の精霊やら土の精霊やらを集めて熱をゆるく沸騰させないように加えると化学変化でハイポーションも作れる。エクスポーションとかは魔法的に濃縮しないとダメで素材もドラゴンの血液とか生命力の塊を使う必要がある。エクスポーションは肉体の欠損が治るぞ。腕とか生えてくる。ドラゴンの血はあるな……。あとは特殊な薬草やトレントやドリアードなんかの高位のモンスターの魔石も……。作れるぞ。あれ? 簡単? 素材が普通に集めるなら数百万グリンを超えるのか。普通は集まらないようだ。その上で錬金術師の腕前が下手くそだと何回も失敗する。数百万グリン(約五千万円)をドブに捨てるとか考えたくもねえな。なのでめったに流通しない。


 まあ私は魔術やスキルで回復すればいいんだが私がいない時に友達が怪我したりしたら大変だからな。作っておこう。


 まあまずは普通のポーションを大量に作って理屈を理解しないといけないんだが……例によって私は理解力だけはあるらしい。記憶力ミジンコなのにな。ふしぎ。よってポーション、ハイポーションはすぐに作れた。瓶は地球産の百均で買えるやつでいいや。こっちの世界の瓶はダンジョン産の物をリサイクルする感じで使われているらしい。そもそもこの星ってゲーム世界を再現するために作られてるんだよな。純粋なイルマタルが干渉しない星では魔術は存在するけどステータスや魔法は存在しない。


 そんな不便な世界に投げ込まれるのも面白かったかもしれんけど知識チートってその世界の人たちが成長する時間を奪うから好きじゃねえんだよな。苦しんだ歴史の果てに楽園のような世界を作れるならそれが一番だがそのための努力の時間が民族性とかを作っていくんだろうし、無くて良い時間や労力なんてないんじゃないかな。私はそう思う。ただしんどい思いしてる人を見たらつい手を貸してしまうよな。それは仕方ないとしてだから国に仕えて研究を、とかは御免こうむる。人生は個人の物だ。それを奪う権利は誰にもない。与えないのと奪うのは違う。


 まあ身内になったら助けるんだろうな。いかなる災害からも不自由からも護って生産活動だけしていられるような町を作ってもいい。なんなら全員ニートでも問題はない。食料生産や家や道具のメンテナンスをゴーレムに任せきりにすればいいからな。それも趣味としてやるぶんにはいいだろう。ゴーレム作りとか道具作りとか発明も楽しいからな。


 自然の中で遊ぶのは不自由を知れるからすごく勉強になるんだよな。人がどこを目指すのか、それは自然が教えてくれる。ここが抜けてると灰色の部屋のスーパー科学者みたいになっちまうからな。本質を理解できなければ人間の扱える言語知識だけで真理に触れることはできない。まあそれはいいか。


 さて、道具とかも作っていくわけだけど、まずはアイテムを集めたりする作業用ゴーレムを作ってみるか。普通のゴーレムは単純作業しかできないから戦闘用になりがちなようだな。鉄のゴーレムとかに襲われたら絶望感あるが車とおんなじで中身はスカスカにしないと駆動エネルギーがむちゃくちゃ必要になるから数秒しか駆動しないゴーレムとかマヌケなものができてしまう。機械的なロボットみたいなゴーレムだと今度は壊れやすくなるのがな。この世界の錬金術師は数十トンもの鉄塊を駆動するエネルギーを爆発力として利用したほうがいいとかは考えないんだろうか。すごい無駄コスト。これもあれだ、魔法がファンタジーなものと思ってる弊害だな。無から有は生まれない、それが鉄則だし重いものを動かすのも熱を出すのもエネルギーでそれは等量だ。すごく当たり前の話に聞こえるかも知れないがファンタジーだと特別な要素で莫大なエネルギーが動いたりしてる。例えばゴーレムを動かすエネルギーがあるなら台車程度ならものすごいスピードで動かせるはずなのに高速の台車はないがゴーレムがある、みたいなことが起こる。現実的に馬鹿な話なのはわかるだろう。理屈がスカスカすぎるんだよな。つまり摩擦で熱を起こせるのに運動エネルギーが熱に転換できないみたいな馬鹿理論がはびこるわけだ。この世界はその辺りが駆逐されてる。巨大なゴーレムを動かせるなら高速で動く車も作れるんだよな。この世界に車がないのは発想力が原始レベルだからなのとおそらく工学の知識がある転生者がいなかったことが考えられる。工学系なら普通にわかるはずだ。エネルギーの形を変えるのが科学の基本だと。もちろんそこには効率と言うのが関わってくる。例えばゴーレムがあって車がない一番の理由は加工技術が原始的だからだろう。つまり石を積み上げた形のものを魔術で強引に動かす、これがゴーレムの最初なのだと思う。そのエネルギーを小さい板なんかを浮かせたり動かすのに使うとかの発想がない辺りが馬鹿だ。Ꮪᖴなんかでも空飛ぶ板なんてよく出てくるのに車輪付きの板すらない。箒でも飛ばせよ。そう思わないだろうか。なぜ数トンのゴーレムが動くのに数十キロの人間が動けないのか。単に発想が無いからとしか思えない。


 よって動くぬいぐるみを作って高速移動を目指すのである。ふふふ、可愛いのを作るぞ。利便性? 知らない子ですね。機能美は明日から。まずは小さいぬいぐるみを動かすのだが思考体系を作り上げるのが難しい。ようするにAIが作れないと命令で動くということにならないわけだ。例えば前進させる、にも前後判断、駆動、駆動部のデータ、エネルギーの供給量の調整、などのプログラムが必要になってくる。こういうのを簡単にこなせるのが魔術である。ようするに中級以上の言語の理解ができる精霊を魔石に乗せて魔術的に駆動させればいいわけだ。その際に利用されるのはマナエネルギーになる。マナエネルギーを純粋なエネルギーに転換するには元となるエネルギーが必要だ。マナ自体はエネルギーも質量も持たないと考えられる空間の真空に近い情報のような物だ。実際には空間には物理的なエネルギーが存在すると考えられているけどこの世界のマナのエネルギーは物理エネルギーの情報を書き換えるエネルギーなので厳密には真空エネルギーとは別のものである。


 物理学なんかわかんねーよ。と思われそうだからここは理論があるけどぶっ飛ばして、マナでエネルギーの向かう方向をコントロールできるんだよ、くらいで覚えてもらいたい。誰にだよ。


 まあこれによって精霊で物を動かすのが魔術なのだということだな。そして魔術を起こすにはマナが必要となる。精霊を固着する魔石とマナを蓄積する魔石、外部からマナをチャージする魔石の三種類の魔石が必要になる。ゴーレムの核が一個とか技術的に高度すぎると思うんだが本当にこの世界の錬金術師は原始的だ。人間だって脳と心臓とか各内臓や筋肉に機能が分かれている。馬鹿じゃないんだろうから教えたら理解すると思う。これも知識チートになりそうだな〜。本当はこの世界の人が気づくべきなんだが。ヒントを与えるくらいならいいか。杖を貸してやるだけなら構わんだろう。前に進むのは本人の意志だからな。魔女が杖を貸す、なんかいいな!


 うーん、この駆動部の精霊をモンスターで代用したら自由意志の強いゴーレムが作れそうだよな。シンギュラリティ起こっちゃう。前世の世界でも人工的に増やした脳細胞とコンピューターをつなげる研究はされていたんだよな。あれかなり危ないと思うのは私だけだろうか。機械なら命令聞く可能性高いけど細胞なら野性に従ってしまわんか? その辺りがわかるか怪しい。この話もなんのことかわからん人がかなりいるだろうし。ブレインマシンインターフェイスがテロに使われるとか洒落にならん。つまりスーパーハッカーがマシンと物理的に繋がって手足みたいに軍のコンピューターを動かしてテロを行うとかあったらヤバいだろ。そういうの予防線張っとかないと。という話なんだが。量子コンピュータとか導入遅れたらヤバいし。銀行機能しなくなっちゃうよ。


 まあその辺りは政治家さんたちがやってるだろうから頑張ってね、としか。うん、もう死んだから関係ねーな。モンスターとゴーレムをつなぐ……。このヤドカリモンスターだよな? なぜかマイルームにまで入ってきてるけど。入れないと入らないんだけどな。ペットにしようかと思って。……ヤドカリマシンインターフェイス作ってみるか? ヤドカリってなつくんだろうか? なんかこいつはなついてる感じだけどそもそも卵生の生物って鶏とか見ればわかるけど親に頼らないと懐きにくいんだよな。親の愛を受けられてないガキが懐きにくいのとおんなじだ。私だよ!


 ゴーレムを作る前に魔法の杖とか作ってみるかな。ゴーレムを作る研究は魔術理論を理解するのに有益だったけどこれを形にするのはまだ怖いからな。自分が作った物に殺されない程度の力を手に入れてから進める。


 マナストレージの存在は大きい。マナを自分の最大マナの量貯めておける。増設もできる。はっきり言って金持ちが戦車買えるようなものだ。ただこのマナストレージのマナは発動キーとしては利用できないし魔法の場合最大威力が固定されている。このあたりでイルマタルが魔法を魔術の教科書として導入したんだろうという憶測が立つ。魔術の基礎理論が頭に入ってきたのが証拠とも言える。


 ただこの大陸の識字率って五割ちょいなんだよな。かなり高いけど足りない。中世ヨーロッパだと三割切るらしいけど。日本の識字率は倍くらい高かったらしいんだけど実態は知らん。私歴史苦手だし。


 お坊さんとか知識層が知識を広めていたからってのもあるけどそもそも十世紀ころに女流文学が流行ってたんだからな。まあ漢字まで入れたら識字率は未だに低いけど。私もほとんどの漢字かけないし。読むのは問題ない。かなの識字率は戦国時代から高かった説があるけど熱心に宗教やってた人たちが漢字まで読めても不思議はないと思う。お経をひらがなでは学ばないだろうし。職人さんとかもすごいしな。この世界だとイルマタルが職人ギルドを興して保護してる。それから千年経ってるのに技術が進んでないのは戦争やってるからだと思う。貴族も馬鹿が当主になってたらいろいろ進まないだろうし。それで五百年くらい前に今の偽神四人が現れて二百年くらい前には国を作っていろいろチグハグな改革をやった結果魔王が貴族を無理矢理学園にまとめて教育することにしたらしい。それでその教育水準が高い上に偽神たちも推奨した結果平民まで入れる貴族学校ができた。


 この世界はそもそも人に手出ししすぎるイルマタルみたいな神がいるので貴族の血なんて誇れるものではない。前世の中世貴族より相当にぬるいのはそのせいだろう。貴族に課せられるのは特権より義務だ。なんていうかこうやってしっかり縛るものがあれば王政でも問題はないんだよな。いろいろ迅速だし。政治形態はいろいろ違ってるんだよなあ。貴族制の国もあれば強欲の神の国は実力主義で十二神将を決めてその十二神将が軸で回ってる。暴政を行おうものなら強欲のが出張って殺される。なんて平和な国だ。ちなみに色欲の女神が愛の女神と呼ばれてる関係で強欲は商業の神、傲慢は勇気の神、憤怒は正義の女神を名乗ってる。なんだかなあ。それぞれの国の人たちは信じて従ってるんでたしかに強欲とか名乗れないよね。


 そこまで干渉しながら知識チートしてないのは知識がないからじゃなくてこの雰囲気を維持したいと考えてるからだろう。冒険者で成り立つ社会構造だな。逆に言えばやりすぎだ。偽神たちが社会に干渉しすぎている。……愛の女神が死んだのもその関係があるのか? ふうむ、ちょっと興味湧いてきた。


 さてと、それでこのマナストレージのマナを無駄遣いせずに魔術に利用できるように変換するツールが、杖、だ。


 一旦マナストレージに入ったマナをこの杖に一旦移し替えることで普通に魔術には利用できる形にするのだ。これは研究の価値があるな。


 まあトレーニングは続けつつだな。






☆きいろメモ☆

 錬金術には抽出や加熱などいろいろな行程がありますがスキルですべて賄えるのは二度目からになります。一度は自分で作らないと駄目なのはそうしないと知識や技術が進歩しないためですね。

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