戦争のシミュレーション 1
戦争もゲームなら楽しめますけどミサイルを落とすゲームとかちょっと嫌だなって思うことはありますね。
片っ端から雑魚を始末していくが味方を巻き込みそうで難しい。大きめの魔法は使いづらいしフェイントをかけるにも密集しすぎてる。片手剣めっちゃ不利。少し後ろから魔法で援護だな。
魔法はマナをそのまま遠くに飛ばしてから相手の近くで魔法として発動しようとすると距離に反比例して威力が下がるが一旦発動した後なら物理的な減衰が多少あっても遠くまで維持できる。自分から離れた所で発動しようとすると威力が下がるのだが発動した後だと逆に敵に見破られやすい。一長一短がある。弓矢とかに魔法を込めるより普通に打つ方が大規模にするにも集約するにも有利だ。まあ魔法使いの利点だよな。大規模攻撃。敵の後ろに向けてキャンディを飛ばしまくる。味方も近接有利な盾持ちや槍持ちが集まっている。槍衾には大剣や大太刀が良いらしいが弓とかで狙われたら動きづらそうだよなあ。攻撃の質量は大事だけど手数で補える部分もあるな。
さて、ゲームは周りの奴の動きにあわせてゴブリンの拠点を潰して回ると良いようだ。まあブリーフィングとかミーティングをしてないからな。どこを落とせば終わるのかは指標が出てない。ボスを倒したら終わりだがゲームみたいにボスがどこか表す矢印が出ていたり、イベントを起こすには誰それを倒せ、みたいな指令も出ていない。つまりこいつらに引っ付いていなくてもいいけど一緒にいたら戦争が終わるように動くのではないか。まあルールはミネルバが決めてるようなのでゲームオーバーとかはなさそうだ。自分が死んだらスタート地点とかはありそう。とにかく今回は遺跡にいるボスを倒すのが最終目的なのは間違いない。
とりまゴブリンの小さな集落をいくつか落としていく。弱い。まあ最初だからな。こんな感じで無双していけばいいんだろう。ステージはたくさんありそうだ。
「ぷぃぷぃ」
「黒うさぎ参戦?」
「ぷぅ」
なんか執事服に大剣を背負った黒うさぎやレイピアを持ったドレスを着た黒うさぎがたくさん出てきた。一緒にゲームをしたいらしい。楽しいからいいぞ。人間だと疲れるけど黒うさぎだと平気だな。動物は喋らないから良いんだ。ストレス解消で遊んでるのにストレス積むとか意味わからんからな。
黒うさぎの何匹かは別の集落に向かった。一緒に行くのは大剣黒うさぎとドレス黒うさぎだ。大剣の方は蝶ネクタイ、ドレスの方は薄いピンクのリボンを額の上に着けてるのが可愛い。レベル二百なのでプレイヤースキル?も高いらしく、どんどん敵を倒していく。閉所では使いづらそうな大剣を器用に使ってるの凄いな。レベル百にもボロ負けする今のレベルだとレベル二百もある黒うさぎにはまともに戦えば手も足も出ないだろう。頼もしいと思うべきかヌルゲー嫌だなと考えるべきか。まあ一緒に遊びたいってのを止める気はない。楽しめばいいんだ。なんだって。
デカいホブゴブリンの腹を蹴り上がり頭を縦にかち割ってその後ろへくるくる前転しつつ飛んで着地。他に敵がいたら危ないけど黒うさぎたちがカバーしてくれるのでハッスルしまくるぜ!
ゴブリンランサーとかいう人間の成人くらいの大きさの槍持ちゴブリンが五匹くらい槍衾で構えているのを大剣うさぎが薙ぎ払う。元々大剣や大太刀は槍衾対策に使える武器。流石というべきか。敵が崩れたところでレイピアうさぎと一緒に突っ込む。ガンガン行くぞ! すれ違いざまに首をハネていく。首刈りうさぎの群れのようだ。
楽しいな。やっぱり友達は必要だ。でも人間って無駄に喋るから苦手なんだよな。あんまり話が通じない人とか要点を話さない人とか要領を得ない人とか意味もなくカタカナ語使ったり、言葉は伝える技術だから伝えてくれよ、ってなる。会話する気ないのかな、って勘ぐっちゃうよね。
さて、風の精霊で辺りの気配を探る。いわゆるアクティブソナーみたいにマナを飛ばす感知もあるんだが精霊はどこにでもいるので精霊感知のほうが優秀だ。敵を見つけて走る、跳ぶ、斬る!
よっしゃあ!と気合を入れつつ雑魚を潰していく。グループで動いてる辺り野生動物と違って戦略を持ってるらしい。まあ野生動物侮ったらいかんけど。犬とか割と作戦理解したりするからな。獲物に追い込みかけたり、野鳥に睨みを利かせて動きを止めたりするよな。まあいくらかは人間が教えてるわけだけど、賢いよな。
地形は森だが高低があって木も多いので視界は狭い。五百メートル先が見通せないほどだ。大剣うさぎは後ろを木と大剣を盾にして守ってくれてレイピアうさぎは前に立って罠を探っている。こいつらは野生の獣ではない。主人に従順な犬でもない。たまにミネルバの頭に花をぶっ刺したりする。すごく好きだ。油断のならない味方ってのは指示待ちや何も考えてないよりずっと好ましい。
さて、戦争なものだからあちこちから血の臭いがするし死体もゴロゴロ転がっている。ゲーム的な背景でしかないが気持ち悪いものは気持ち悪いな。
精霊たちに従って動いていこう。オートマッピングのスキルと精霊感知を連動させて敵の配置を見る。うん? なんか大規模な陣地があるな。その奥に遺跡らしきものがある。他の味方と合流して観察する。大規模魔法をぶち込むか。手のひらで後ろを二回指して下がるように指示を出す。
大規模魔法は当然遠距離だと威力が下がるがこの世界の魔法はイルマタルの作ったシステムに精霊や天使との契約でマナを払うだけで減衰もなく遠距離を攻撃する手段になる。要するに自然界に存在する精霊に指令を出したり天使と契約したりするのだ。
ちなみに悪魔や邪霊もいるがそういったものはだいたい個々の考えで動いているし契約なんかしても気まぐれでキャンセルされるのでやらないほうがいい。浄化して消してしまうのが一番だ。精霊や悪霊は完全マナ生物で物理法則を無視してくるように見える。壁をすり抜けたり地中を泳いだり風を無視したりするが実態がマナなだけで物質化して干渉しようとすると物理の影響を受けるしマナ量以上の現象は起こせない。この辺りがゲームとか小説と違って無から有が生まれないのだ。マナを無とすると永久機関のように見えるが真空のエネルギーを使っているのでエントロピーは増大しているらしい。まあマナを使いすぎると最終的にはビッグクランチのような宇宙が縮小するように見える現象が起こるらしいが人類が魔法文明を極めても数百億年はかかるらしい。
地球の質量が毎年何万トンも減ってたり、世界って実はどんどんすり減ってるんだよな。数十億年単位でだけど。地球の科学でもいつか真空のエネルギーを使えるようになったりするのだろうか? だとしたら楽しそうだな。もう死んだから関係ないけど。ちなみに研究されてるらしい。マナは超科学で実現できるかもしれない。中二病の私とか大歓喜だが。まあ今はマナのある世界にいるのである意味勝ち組だ。もっと魔女っぽいスキル集めたいな〜。
それはそれ、大規模魔法だが既存の魔法ではなくて魔術を行使しようと思う。魔法は魔術によりイルマタルが体系化したものなので一定の効果、マナ量次第の威力となるが魔術なら精霊に伝達できる現象ならなんでもやってくれる。ただ、与えたマナ量より威力が出るか下がるかは精霊次第となる。精霊が狂乱したら大変なことになる。制御不能なのでものすげー危ない。やるけど。
「天の精霊を圧縮し、摩擦し、雷雲を強制発生させてそれをそのまま地面に叩きつける」
「ぷい! ぷいっ!」
うさぎたちも大歓喜。魔術は楽しいな。マナストレージのマナを全部吐き出す。ちなみに最大マナ値までのマナの吸収には八時間かかるのが普通だが吐き出すのは十分程度かかる。その上で術を組み立てるのにも精霊にイメージを伝達したり実際に現象を起こせるか確認したりと手間がかかる。なので大規模魔術は大変な時間がかかる。遠距離でも精霊によって減衰を防げるメリットはあるのだがタダでは済まない。
マナはステータスのマナポイントがゼロになっても昏睡したりはしない。生命が持ってるポテンシャルの部分のマナを使おうとすると神経や肉体を構成しているマナをすり減らすので昏倒したり死んだりする。よく小説にあるような昏倒してマナを増やす、なんてことをしようとしたら普通に死ぬ。昏倒って脳のスイッチを切るような現象なので体に負担がかからないほうがおかしいわけだが。酒の飲み過ぎで起こるブラックアウトは記憶を司る海馬が麻痺して起こるらしい。昨日の記憶がない、とかは急性アルコール中毒なのでやりすぎると死ぬぞ。
さて、上空に暗雲が漂っている。マナをストレージからも持ち前のステータスの分も吐き出して大規模魔術の構築に成功する。たかだか百メートル四方程度の範囲だが敵陣を壊滅させる威力はあるだろう。敵もアンチマジックやバリアを張りまくって対抗しようとしている。一方的にやられてくれるような旨い話は無いということだ。この世界の生き物なら核爆発にも耐えそうだから怖い。しかしゴブリンでコレを受けきれるかはわからんぞ。……受け止めてみやがれ!
天を掴むように振り上げた拳、手のひらを地面に叩きつけるように振り下ろす!
「天帝の雷槌……!!」
「ぎゃぼぼぼぼ!?」
「ぐぎゃ! ぐぎゃ!」
「ギギギギィ!」
「ぷぃぷぃー!」
ゴブリンたちの悲鳴、怒号、うさぎたちの歓声が響く中、嵐の塊が降ってくる。うひょー! すげえええええ!
自分で起こしてる現象とは思えんな。空が、黒雲が爆速の下降気流で落ちてくる。激しい雷を伴って。ちなみに名前はイルマタル系の神様の雷槌だな。ミョルニールにするかケラウノスにするか悩んだがこの世界ならこれかなって。雷、爆音、爆風が戦場をバラバラに砕くようだ。高圧の風に当たればそれだけでミンチだぜ。うひょー、ひでえなこれは!
バラバラになった敵陣に味方がなだれ込む。私もうさぎたちと突っ込む。デカブツのギガントゴブリンを目指す! でけえな、五メートルはあるか?! チビの強さを見せてやるぜ!
駆け上がり斬りつけるが明らかに浅い。まあこんだけデカイと三寸斬り込んでも死なない。口の中にキャンディ放り込んでやったら死ぬだろうけど、まあな、即死させてもつまらんからな。ゲームとかでわざと縛り入れて苦戦しつつ倒すのとか楽しいよな。魔法はなし、とか。
頸動脈とか斬りつけたけど回復してるみたいだな。オーラで傷だけ回復する技とかあるらしい。オーラでオラオラタイプはやっぱりマナをコントロールしてるんだが自身のマナを使うか周辺マナを使うかの違いがある。体力を派手に消耗するけどオーラで戦う方はある意味無尽蔵。まあ体力を削りつつ戦う不安はあるんだが。マナはゼロでも昏倒しないがライフポイントは死ぬ。ライフポイントゼロって致死ダメージ受けたってことだしな。ちなみに即死でも細胞はすぐに死ぬわけじゃないので回復魔法も数十秒から数分は効くし死んでから五十日より手前なら蘇生魔法が効く。蘇生魔法を使えるのはレベル百超えないとダメなのでほとんど使えないらしいが。レベル百までのんびりやってたら数十年程度はかかるらしい。まあ詰め込めば短くなるはずだが。私はレベル千目指そうかな? クロック千倍で一年分修行したらできるかも? 千年修行とか廃人になる予感しかしないな!
ギガントゴブリンはライフポイントを削りきって倒すことにした。ソラノツルギのオプションの三日月型の刃を何本も体内に叩き込んでやる。治癒魔法や治癒スキルは体内に小石とか潰れた細胞を巻き込むのを防ぐためにある程度浄化作用があるが不壊の三日月刀はさすがに消せないようだ。痒いのかバリバリ体を掻きむしる。なんかエグいな! 自分でやってるんだけども!
ギガントの振り回す腕を必死に避けながら追撃する。オプションの三日月刀も距離が離れすぎるとコントロールが怪しくなるな。周囲の雑魚はうさぎたちがなんとかしているけど私も時間稼ぎに雑魚を始末しておこう。楽しいな!
やってることは虐殺なんだがゲームみたいにしか感じない。実質こいつらはデータでしかないしなあ。不気味の谷ってのがあるけど虚構とリアルの狭間ってどこにあるんだろうな? 虚構がリアルになる世界ってのはやりにくいよな。うさぎたちが「もっともだ」と言いたげにぷいぷい鳴いてるがお前らがリアルすぎて怖い。体型はうさぎなのに腕を組むな。その手でどうやって剣を握ってるんだ。某ネコ型ロボット方式? そうですか。まるで魔法みたいですね。魔法だった。この世界物理的にしっかりしてる割に呪いとか幽霊とか地球じゃまずありえないものが平気でウロウロしてるんだよなあ。天使の契約を使えば石ころに魔法の能力を込めたりもできるらしい。精霊がある所に魔法はある。不思議なアイテムとか見て回りたいよな。いつか、いつかおそとに!
しばらくは引きこもるけど。二十年くらい。今は戦争だ!
そう言えば契約魔法って法術の魔法、神官のスキルは便利そうなので取る予定。奴隷契約とか普通にできる。不平等契約は一方的に突きつけても破棄されるけど管理してるのは天使だ。ミネルバの同僚ね。テミスと言う天使なんだがかなり忙しそうな天使だ。法律や契約関係の法術スキルは全部テミスがやっている。長期契約は定期的に更新される仕組みになってるので奴隷契約はしている方もされている方も契約破棄できるのであんまりな奴隷扱いはできない。犯罪奴隷とかは強制縛りできるけど犯罪を犯してないと契約が弾かれるらしい。その前に殺人とかだけだけど犯罪歴を審査するスキルもあるのだが神官の高等スキルだしマナルーラーと聖者と神官しか使えないので使える人がすごく少ない。ちなみに法の基準は国が作ったものだ。
まあ回復魔法とか事務仕事とかあるので神官レベル百を超える人はなかなかいない。冒険者をしてる神官はかなり物好きだ。治癒系職業は多岐に渡っているので冒険者の治癒師は少なくない。レベル百になるのに二十年とか冒険者しないと駄目で四十過ぎるとレベルシステムでも老化が始まるとか長命種はレベル上がりにくいとかそもそも長命種は冒険しないとかあってスキルが有用に使えるレベルの人も一割に満たないらしい。逆にレベルシステムに頼りすぎても駄目なんだろうな。そもそもみんなが冒険者になるわけにもいかないだろうし。貴族とかは普通にレベル六十代で仕事を任せられるらしい。スキルはレベル百二十まで増える。正直レベルシステムから言ってレベル百以上上げるのはしんどいはずだが一番レベル高いのは八百超えてるらしいんだよね。私も二百は超えるつもりだけどここで遊んでレベルを上げるつもりだ。マイルームスキル最高だな。
ちなみに悪魔や悪霊のような者もいるし呪いもある。呪いは強制契約できるけど解除も難しくない。そもそも悪辣な呪いは伝播するので神官とかエクソシスト系ジョブに浄化されるようだ。悪魔対エクソシストもあるのか。ファンタジーだな。ファンタジーだった。
呪いもマナの供給が無いと消せるので頑張ったら結界でも消せるとかけっこう消す手段が多いみたいだな。呪術師の天職はお呪いスキルとかが重宝されるらしい。運を良くしたりするスキルはダンジョンや魔導具でしか効果がない。リアルにコケたり事故ったりはするわけだ。ただその時にもカウンター系の呪術で威力軽減できたりする。呪術師も面白い職業だな。ファンタジーっぽい。
おっと、ギガントゴブリンは出血のスリップダメージで死んだようだ。タフだったな。巨人対策も考えておくべきか? ニ十メートル超えの巨人とかもいるらしいしな。モンスターの中には百メートル余裕で超えてくるのもいるけど災害級だし重すぎてほとんど動かないようだ。動くくらいなら死ぬとか山だと思ったらモンスターとかあるようだ。半マナ生物だな。私も半マナだけど。歯触り柔らかそう。
敵の砦を抜けて奥へ。遺跡に向かう。ゴブリンの王国みたいなものも実際にあるみたいだがゴブリンエンペラーなんてダンジョンくらいでしかお目にかかれないようだ。発生しても千年に一度くらいだろう。今いる偽神が五百年前くらにい現れたそうでこの大陸の四大国に住んでいる。一人は最近死んだそうだがそれくらい長生きだと死にたくなりそうだな。私は生きる。ちなみにイルマタル降臨から千年経ってるそうだ。それまで別の神様の管轄だったのだがその神様が一から世界を作るので管轄を移ったとか。そもそも世界作りは神様の趣味で魂もあるレベルからは契約してから世界に来ているらしい。魂の世界に行ったことがあるが魂は不壊不滅なので生きることはほぼ暇つぶしなんだよな。だから一回一回記憶を失うんだし。だとしたら神を呪ったり世界を呪ったりはだいぶ間抜けなことだ。クソゲー乙ってのはあるけど自分でやり始めたゲームだとしたら文句言っても仕方ないよな。まあ魂ポイント的ななにかがあるんで真面目に生きてたら来世はいいことあるんだよな。死んだら悪いことも良いことも全部思い出すし。楽しく生きなきゃ損だぞ。
なので楽しむ。ゴブリンナイトとかジェネラルとか厄介なゴブリンをさばいていく。大剣持ちのジェネラルを私と二匹のうさぎで囲む。強そう。
まずは大剣うさぎが大振りで上段から仕掛ける。隙だらけに見えるが当然誘いだ。レベル二百は伊達じゃない。対応しようとしたジェネラルの両足を左右からレイピアと私で刈りに行く! 足元さんはいつもお留守! お忙しいようですね! 慌ててバックステップするジェネラル、追撃に突き入れる大剣、左右から後ろに回り込む私とレイピア、敵の雑魚が援護してくるのをキャンディで牽制! 雑魚は黙ってな! 後ろから甲冑の隙間を狙って突くがボディがオーラで守られてる! 硬え!
☆きいろメモ☆
法術スキル、テミスの契約はこの物語の中で出てきます。なんというか伏線がたくさんありますので興味ないところもチラッと読んでもらえたら楽しめます。
契約により石などに魔法の起動キーと魔力を固定した場合、破損することで契約も破棄されます。二つに分けたりすると無理ですが多少落としたくらいならば契約なので行使できます。人間なんて体の物質入れ替わりまくってますしね。そこも天使の判断になります。そのためこの契約はなかなか難しいです。作る人の信用度なんかも掛かってきます。
設定なのですがイルマタル降臨を千年前、偽神たちが五百年前、それぞれの国を治め始めて二百年としています。間違ってたら修正してくれて構いません。魔王は六百年、教会の魔女が千年です。いろいろ想像が湧きますね。歴史も楽しいものです。