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あれから姫乃から連絡が来ない。 やっぱり姫乃は俺に愛想を尽かしてしまったんだろうと腰は重たかったが姫乃の部屋や私物を片付けたいた。



姫乃の奴、下着脱ぎっぱなしで床に転がってるぞ、見えないとこではだらしないぞ。 



あれもこれも…… 姫乃と一緒に買いにいったな。 もうそんなことは出来ない中と思うと悲しくなってきた。



ん?? あれ!?



よく見ると服に床に姫乃に買ってあげた携帯が落ちてる。



「なんだよ、だからか」



そう気付いた途端愛想を尽かされたわけじゃなくて単に連絡の取りようがないじゃないかと少し安心する。



何故安心なんだって? 俺は事が起こってからこれ以上堕ちるだけ堕ちてしまったけど姫乃や白城から何か言われたらと思うと怖かった。 



白城はあんな感じで心に突き刺さることはよく言われたけど絶妙にやんわりだからまだ大丈夫だった、でも姫乃はわからない。





そして1週間が経った。



「こんばんは〜、来ちゃった一条君!」

「白城か」



白城が俺の部屋を訪ねてきた、俺がこうなってからちょくちょく白城はメッセージをくれたりしている。



「あたしって優しいでしょ? 姫乃ちゃんでさえ寄り付かなくなった一条君の部屋に来てあげるなんて」

「俺なんてサクッと捨てた白城とは思えないな」

「そんなの昔の話でしょー? あたし言ったじゃん、ちゃんと一条君を見てあげるって」

「まぁ…… 言われたけど」



でも白城と俺って今の状態ってどんななんだ? 浮気してるのバレてまだ俺と付き合ってるのか?



「なあ白城、俺と白城って今は……」

「んー、まぁ変わらずでいいんじゃない? 今のあたしは器が大きいからね! 浮気なんてそれはショックだけど間違いは誰にでもあるから大目に見たの」

「マジで?」

「うん。 あ、でもだからって調子に乗らないでね?」



白城は俺のおでこに人差し指をグイグイ押しながら言った。



「ところでさー、今更だけど姫乃ちゃんとはヤッたの?」

「は!? 何を??」

「エッチしかないじゃん」

「そんなんするわけないだろ! み、未成年だし」



そう答えると白城は目を丸くして驚いた顔をした。



「うそー!? しばらく一緒に居て姫乃ちゃんが一条君のこと好きなのに何もなかったの?」

「だからそうだって」

「高校生の頃あんなにあたしをジロジロ見てた一条君が?」

「その言い方やめろよ、白城は可愛いなって思ってただ見てただけだし」

「あはッ、ありがと。 今も可愛いでしょ?」



白城は俺の肩にピタッと自分の肩をくっつけた。



「なんでエッチしてないの? キスはした?」

「い、いや……」

「ふッ、ふふふッ、傑作! 一条君浮気はしといてあたしにも姫乃ちゃんも手出してないなんて何でそこだけピュアなの?」



白城は俺の膝に手を置いて笑う。



バカに見えるよなぁ白城からしたら。 



「そういう白城はどうなんだよ? 結構他の男とも付き合ってたろ?」

「そうだねぇ、あたしって当時好奇心旺盛で来るもの拒まずなとこあったでしょ? 軽く二桁は超えてるかなぁ、ちょっとビッチっぽい?」



ちょっとか? 結構ビッチなような気がしないでもないけど白城はそいうやつだ、だから俺みたいななのとも付き合ったんだし。



「でもさ、ルミとかカズネとかあたしよりも凄かったんだよぉー」



白城の友達か。 確かにあのトリオは自由奔放で男遊びいっぱいしてます的なオーラ出してたもんな。



「よくあの時あたしに手を出さなかったなぁ一条君は、まぁそれもあって今もあるんだし。 でも考えてみたら今のあたしなら一条君も手を出していいんじゃない?」

「…… え?」

「姫乃ちゃんがストッパーになってたとこもあるんだろうけどもういいじゃん?」



「ねぇ」と言って白城は俺の首に腕を回した、白城の吐息が俺の鼻を擽り刺激させる。



そ、そうだよ。 俺はいつまで何を貫いてるんだ? この歳になって童貞なんてその内魔法使いになっちまうぞ。



「一条君、君の変なとこ我慢強いとこもいいけどさ、あたしに身を任せてみなよ? 見方変わるかもよ」



白城は俺の服を捲り上着を脱がす。 俺も白城の言うがままにしようとした、けど白城が姫乃にダブッて見えた。



「ちょ、ちょっと待った、俺まだ心の準備が」

「優しくしてあげるよ」

「いや、待って。 まだそういうことする気分じゃない……」



そう言って立ち上がって白城から離れた。



これじゃあ姫乃の時と同じじゃないか、白城には手を出せるのに俺は何やってんだ?



「そういうことする気分だったのにな、あたし」

「……」

「姫乃ちゃんに見えて気が引けちゃう? いや、参ったなぁ。 JKに見えるなんてあたしも若いなぁ。 あははッ」

「いや、あの……」

「いい加減にしなよ!!」



白城が怒鳴ったのでビクッとなる。 ヤバ、隣にも聴こえたかも……



「一条君あたしね、姫乃ちゃんが居なくなって良かったと思ってるよ。 これで一条君もあたしに集中できるでしょ? 良い機会だよ」

「そう…… なのかな?」





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