もう『許し』てくれよ。
いや~。疲れた。
「何だよ!?あの True BAD END ってヤツはよ!」
ん、私が考えた中で1番幸せな BAD END だよ。
「いや、あそこまで行ったら普通に HAPPY END で良くないか?オレとコピットが幸せなキスをして終了とか。」
いや、それは無い。
「なんだよ。なんで言い切れるんだよ。」
私は作者だよ。登場人物の心の内は手に取るように解るんだ。オマエ以外は。
「そりゃ、オマエが書いているんだもんな。解かって当然だ。」
ところがどっこい。オマエはそうは行かない。私がせっかくプロットを書いてやっても違う方向に進みたがるんだ。
「オレは自由だからな。なにせ『爆宴の彷徨者』の使い手だ。」
ほんと、何度死にそうな目に遭えば気が済むんだよ。そのたびに修正しているんだぞ。
「いや、そっち?オレってばそんなに死にそうだったの?」
死んだのもあるけど、BAD END に直行ってのも多いかな。全37話中、37回くらい修正しているぞ。
「いや、それだったら毎回死んでるじゃねぇか!」
いや、死んではいないけど BAD END になっているんだ。がんばって修正した。エライぞ私!
「何が有ったらそんな事になるんだ?」
出歯亀をして頭から落ちるとか、石牢に捕まって『爆宴の彷徨者』が封じられたまま捕まって採石場送りとか。
だいたい都合よく、牢屋で魔法や『ギフト』が使えるものか?牢番のために詰め所は使える場所が有ったって設定に修正したけど、私だったら扉の中は『ギフト』が使えないようにしているね。
「お、おう、苦労かけたな。」
でしょでしょ。
「だからって魔女に捕まってENDは無いだろ?そこも修正してくれよ。コピットとの幸せな結婚生活によ!」
だから、ハッピーエンドは有り得ないって。でも、私が考えた最悪の結末、見たい?
「いや、見たくはない。」
まぁまぁ、せっかく考えたんだ。少しくらい見て言ってくれよ。特にAnother BAD END。
「いや、オレはもうお腹いっぱいだ!」
という事で、少し休憩をはさんで、BAD END集をやりたいと思います。
「もう許してくれよ!」




