オレは女なんかに『屈服』しねぇ!
--オレは女なんかに『屈服』しねぇ!--
あらすじ:女に畑の真ん中に放置された。
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暗い夜が終わり、陽が差してきた。目隠しされたオレでも判るくらいの太陽の熱がオレの体を温めていく。あの女は朝に来ると言っていた。もう少しの辛抱だ。
一晩をかけての拷問にオレの体は疲れきっていた。
あの女の仕掛けは風が吹くたびに何かがオレの体の上をくすぐるように触って行く。ただ、それだけだと思っていた。
一晩中、風が吹くたびに何かがオレの胸をくすぐり、鼻の下をくすぐり、足の裏をくすぐる。オレは体を動かして攀じる事も出来ない。首から下が動かないから腹筋を動かして笑いだすことも出来ない。胸の中から空気が抜けてしまって息が苦しい。
それと同時に、オレの胸の先端とJrにも何かがかすれるように動いていて、下半身に血が貯まって行く。体を癒すための魔力も使い切って吐き気がするほどの頭痛で気絶してしまうが、何かに触られる感触にすぐに意識が戻されてしまう。
見えない事がこんなにも恐ろしいとは。
体には嫌な汗が伝い気持ちが悪いし血を吸う虫に刺されてかゆくなっているが、それを浄化するだけの魔力も残っていない。眠たさに負けて寝ようとしても、口から泡を吹いて気絶しても、体を襲う不愉快な感覚にすぐに意識を戻してしまう。
さらには、膀胱も限界に達してきている。
いつもならションベンなんて浄化の魔法で消してしまうのだが、すでにそのための魔力も尽きてしまっている。
今は新しくできたパンツのシミすら消せずにいるが、このまま膀胱が決壊して水たまりを作ってしまったらあの女に大いに笑われてしまうに違いない。決壊する前に魔力を貯めようとあがいても、体が休まらないので少ししか貯まりはしないし頭痛も癒えない。
気絶しては覚醒をしての繰り返しにオレの体は限界に達していた。
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「あらあら、元気ね。やっぱり若いって良いわね。」
そう言って女がオレの所に来たのは陽の温かさが無くなって、少し冷たくなってきた夕方だった。女の言葉と共にオレのJrをスッと何かが触れていって体の芯がゾクッっとなる。
「朝に来るって言っていたじゃないか!」
オレは掠れた声で抗議の声を上げる。疲れた体の汗は冷たい風にさらされて乾いてしまい、体をピクリとも動かす余裕はない。それでも負けてしまうと思って弱った声で悪態だけは吐いた。
「や~ね~。女の子には突然の用事があるものなのよ。ちょこっと予定が狂うくらい許してよ。うふふ。」
ちょこっとどころか、丸1日違うんだけどな。
女がオレに近づいてきて目隠しを外すと、オレを1日中責め続けていた仕掛けが見えた。何てことはない、木の枝に鳥の羽がオレの体に触れるか触れないかの位置に糸で吊るしてあるだけだった。だが、これのおかげでずっと気絶してもすぐに覚醒してしまう拷問を受けていたのだ。恐ろしい仕掛けだ。
続けて文句を言おうにも口を動かす気力もなくなっている。
「オモラシもしないで、がんばってエライ子ね。パンツはぐっしょりだったみたいだけど。ふふ。」
冷たい手が優しくオレの額をなでる。腹の底がゾワッとする。
ションベンは魔力が貯まるたびに最優先で処理した。これは絶対に譲れない。この年になってオモラシなんてしたら絶対に付け込まれる。その一念だけでガンバったのだ。
だが、パンツを浄化するための魔力までは貯まらなかったから、汗とシミが広がってパンツにこびりついているだろう。
黄色くなったパンツを見られてしまったことにオレの顔は熱くなる。
「それで、ボクは良い子になりましたかね~?」
「ああ、オレの知っている限り全部話す…。」
女の赤ん坊に向けるようなバカにした言葉にオレは反抗する気力も失っていた。同じことを1晩なんて絶対にやりたくない。負けても良い。昼を過ぎてから後はプライドが保てるようにとオモラシだけはしないようにしていただけだ。
他の事なんてとっくに考えることも無くなっている。
「あら、それだけじゃダメよ。せっかくここまで躾けたんだから。」
「なにが…望みだ?」
とにかく、この拘束から逃げないとこのままでは干からびて死んでしまう。日中の太陽の光はオレの体を焼き続けていたし、水分だってロクに口にしていない。
「そうね。私の手伝いをしてもらおうかしら。畑とかのちょっとした手伝いよ。私の言う事を聞いてくれれば良いのよ。」
「解った。それくらいならやって…ぐふっ。」
了解の返事をしている最中に女が腹を踏みつけてきてオレの膀胱が悲鳴を上げる。最後に魔力を貯めてションベンを処理してから時間が経ちすぎて、せっかく処理した膀胱も再びパンパンになっている。
「違うでしょ?良い子はそんな風には言わないわ。」
女が冷たい声で言い放つ。もう1度踏まれれば決壊してしまう恐れがある。
「解りました…。従わせて頂きます…。」
額に脂汗を滲ませながら、出来る限り丁寧に答えるしかオレにはできない。
「ん~もうちょっと頑張ってもらわないとダメね。まぁ、良いわ。それは追々躾けてあげるとして、まずは洗いざらい全部喋ってもらおうかしら。」
「その前に、トイレだけさせてください。魔力も無くなって、もう限界なんです。」
魔力が無くなってオレの頭はクラクラしっぱなしだ。
「あら、そうなの?」
そう言って、女は無機質な顔でオレの腹をグリグリと踏みつけてくる。
「やめてください!漏れてしまいます!」
踏みにじられるたびに額の汗が増えていくのが解る。
「漏らして良いわよ。見ていてあげる。」
「っく。」
女の小さな靴のつま先がオレの腹を圧迫していく、つま先に膀胱が押さえれてJrの中をションベンが登って行くのが解る。ダメだ。もう限界だ。1度溢れてしまうとオレに止めるすべはなくなっていた。
じょぼぼぼぼ。
大きくなったままのJrからオレのヘソに向かって温かいモノが流れる。
「あっはっはっは。カワイイ!噴水みたい。ねぇ、今度はパンツを脱いでやってみましょうか?ね、もう1回!もういっかい!」
楽しそうな女の言葉にオレの体は熱くなる。これ以上ない屈辱だ。
チクショウ!ここまで頑張ったのに!
膀胱に溜まっていた熱が逃げて急に体が冷えてくる。女の細い指がオレのパンツにかかると、ゾクっとしてしまう。
「やめてください。もう、無理です。」
耳まで真っ赤になって叫んだ。
「うふふ、冗談よ。今出したばかりだしね。今度にしましょう。」
今度がいつになるか解らないが、女の指がパンツから離れた事と、その言葉に安堵を覚えてしまった。もう、この女に逆らえない。その想いに支配される。
支配されたオレは素直に女にここまでの経緯を洗いざらい吐いてしまった。途中でされる女の質問にもオレはすべてを丁寧に答えるしかない。
「ふうん。村から捨てられて、街を裸で走り回ってきたんだ。ハズかしい子ね。みんなに裸をさらして気持ちよかった?」
がむしゃらに走り回っていただけだから恥ずかしいとか気持ちいいとか考えても居なかった。今さら言葉にされる方が恥ずかしい。ただ、そういう性癖があるという事は聞いたことがある。
「いえ、無我夢中だったので、そんな事を考えている暇も無かったです。お姉様。」
確かに、みんなの注目を浴びて走るのは気分が良かった。今まで村では蔑まれることは有っても注目されることは無かったからだ。
だが、走っている間は逃げる事で精一杯だったし、そんな感情を抱いてしまったことを女に知られるのは恥ずかしいし悔しいので胸の内は晒しはしない。
「もう1晩イっとく?」
オレは女に見透かしたような目で見つめられる。
「いえ、本当に気持ちいいとかなんて考えていません。ただ、怯えて走り回っていただけです。お姉様。」
「仕方ないな~、そう言う事にしておいてあげよう。オモラシ君。」
1日中オレを責め続けていた羽をどかしてもらって長い説明をしている内に体力は徐々に回復してきた。オモラシをしてしまったからにはもう耐えるなんて事もしなくて良くなった。真っ白になっていた頭に下半身から血が戻って来ていく。
クソッ。この拘束さえなければこんな女なんかに負けないのに。語尾に『お姉様』を必ずつけなきゃいけないって、どんだけオレに屈辱に落とさなきゃ気が済まねぇんだよ!
オレは『オモラシ君』なんて名前じゃなぇんだよ!
後はこの拘束さえ何とかなれば、力でこの女に負けるわけがねぇ。
もうしばらく、従順なフリをしてこの拘束さえ解いてしまえば、今度こそオレが勝って見せる!
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次回:首輪と夜の『女の家』




