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第六話:狂弐の風邪

やっと更新できました・・・。


−視点:セフィ−


やっほーセフィだよ!

キョウ達と一緒に暮らし始めてもうすぐ二週間が経とうとしてるんだけど、何だかキョウの様子が変なの。

いつもならあたしとリアが騒いでると「静かにしろ!」ってハリセンで叩いてくるのに、ここ二、三日は「うるせぇぞ」としか言わないし、それにあんまり元気もないの。

朝、誰よりも早く起きて朝ごはんの用意をしてるはずなのに、やっぱり二、三日前から青い顔をしてふらふらと起きてくるようになったんだ。

あたしは起きるのが一番遅いのに、そのあたしより遅いんだもん。

それで気になったから、昨日はキョウを起こしに行ったの。

そしたらキョウ、凄くうなされてて、汗びっしょりだったの。

今日も起きてないなキョウ、でも土曜日って学校がお休みの日らしいからゆっくり寝かせてあげよう。


「おはようセフィ」


「「おはようございます魔王様」」


「おはよ〜」


リビングに行くとリア達が挨拶してくれた。

なんかこういうのって気分がいいね!

でも、なにかたりない気がするよ?


「あれ?イャクウとメシアは?」


うん、二人の姿が見当たらない?


「イャクウ達ならキョウジさんの様子見に行ったよ。」


なるほど、キョウが心配だったのはあたしだけじゃなかったのか。

あたしが椅子に座ると丁度キョウが起きてきた。

やっぱり青い顔でふらふらしてる。


「キョウおはy「キョウジ、起きちゃダメ」・・・?」


あたしの挨拶はメシアの言葉に遮られた。

起きちゃダメってどうしたんだろう?


「狂弐くん熱あるんだから寝てないと」


「うるせぇ、大丈夫だっつってんたろ」


でもその言葉は弱々しく、起きているのもつらそうだった。


「キョウ熱あるの?辛いなら寝てなきゃ治らないよ?」


あんまり辛そうなキョウは見てたくないな。

あたしもキョウに寝てるよう言った。


「じゃあよ、俺が寝てたとして飯はどうすんだ?食わないッつう訳にもいかねぇだろ。」


う・・・確かに、ご飯が食べられないのはきついよ〜・・・でも今のキョウに無理はさせられないよね、うん。


「あ、あたし達で何とかするから大丈夫だよね、リア」


あたしに料理なんて無理だからリアに任せるつもりで話を振った。

急に話を振られてリアあせってる。


「う、うん!そうですよ、ですからキョウジさんは寝ててください。」


けどリアって料理できるのかな?

そんな疑問が頭をよぎったとき


「リアルトって料理苦手じゃなかったっけ?確か一緒に旅してたときにそんなこと話した記憶あるよ僕」


「うん」


イャクウとメシアが鋭い視線でリアを見ている。

リアは目線をそらしている。

この家にはまともに家事ができる奴が一人も居ないのか・・・。


「「「お前が言うな」」」


はにゃ!?言葉に出してたみたい。視点持ちって意外と怖い・・・・


「ほら、だから俺が寝てたんじゃお前らが飯食えないだろ。それに、まだこっちに来て日が浅いんだ。調理器具の使い方なんてわかんねぇだろ。家には専門的な器具まであんだから。」


「い、一日くらい食べなくても大丈夫だよ!あたしだって魔王だし、リア達だって旅してたんだから食べない日とかもあったでしょ!だから一日くらい食べなくても「ダメだ」ふぇ?」


「成長期のお前らが食事を抜くなんて事すんな。体に良くねぇ」


キョウは怖いけど根は優しいんだよね。だからあたしはキョウに・・・・////////

な、なんでもない!それより今はどうにかしてキョウを寝かせないと。


「で、でもそれってキョウも同じじゃないの?」


お、キョウが黙った!これはきっと効果があtt


「セフィ・・・」


「ふぇ?なにキョウ?」


「少し・・・黙ってろ」


ヒィィィィ、キョウ怖い!いつもの三倍くらい怖い!

今の一言に全員が黙りこんでしまった。

けどすぐに声を和らげて


「お前らが俺の心配してくれてることは分かってんだ。ありがとうな。俺は大丈夫だから気にするな」


なんて事を言った。

うぅ、キョウこんなときにそんな綺麗な顔で笑わないで。惚れちゃいそうになっちゃったじゃない・・・・もともと惚れて・・・なんでもない!なんでもないよ!うん

いつも一緒に居るし、口悪いから忘れがちだけど、キョウってすごく綺麗なんだよね、顔に限らず声も。なんていうか透き通るような声質だし、ソプラノともアルトともつかない声してるから優しくしゃべると本当に女の人なんじゃないかって思う。普段はあえて声低くして喋ってるみたいだけど、あたしはやめてほしいと思ってるんだよ。


「さて、朝飯でも作るか」


騒いでてすっかり忘れてたけど、もう9時にもなるのに朝ごはん食べてないんだよね。

おなか減っちゃった。

それからキョウが焼いてくれたトーストとスクランブルエッグを食べた。

キョウはお粥って言うのを食べてた。そのあとキョウはソファーで寝ちゃってる。

あたしたちは今リビングでドラマって言うのを見てるの。イャクウ達は自分たちの部屋でゲームでもしてるんじゃないかな?この前ジュンが置いてったやつ。大○闘なんとかブラザーズDXってゲーム。

一応あたしたちの部屋にもテレビはあるんだけど、今はキョウの近くに居たいから・・・・・///

ふぁ〜・・・なんだかあたしも眠くなってきちゃったな・・・。

あたしも寝ようっと。

立ち上がってキョウの寝ているソファーの近くに腰を下ろす。

足を投げ出すように座ってそのままソファーに寄りかかり、セフィは眠りに落ちた。











−視点:イャクウ−


「えい!あ、それ酷い!」


あ、どうもイャクウです。

ってあれ?なんで僕視点なんですか?

まぁ、気にしても仕方ないですね。

僕達は今スマッ○ュブラザーズDXというのをやっているんですが、なかなか面白いんですねこれが。

テレビ画面ではフェヴが使っているピンクの丸いのが僕の使っているキツネみたいなキャラを吸い込んでいるところです。

因みにフィルは緑色の服を着た剣士を使っています。


「あ〜負けちゃった。ところでさ、フィル達って魔族なんだよね?悪魔とどう違うの?」


ゲームに疲れた僕は前から疑問に思った魔族と悪魔の違いについて実際の魔族であるフィルに聞いてみた。

フィヴは相変わらずゲームに熱中していて話なんてまったく聞いていない。


「そうだね、難しい説明になるけど僕らが住んでいた世界では、悪魔は理性を持たず、無差別に生き物を襲う奴らのことを言うんだ。それに対して魔族は魔の力を司る種族って意味になるの。魔族の対極に位置するのが神の力を司る種族、神族になるんだ。神族を天使だのと勘違いしてるやつも多いけど、神族と天使はまったく別物だよ。天使は悪魔の対極だから出会うものすべてに祝福を与えるの。ちなみに、魔族にはそれを象徴する角があり、神族にはそれを象徴する輪を持っているんだ。」


「む、難しいんだね・・・」


「ついでに言うと、人族の対極に居るのが獣族、妖精族の対極にいるのが亜種族と呼ばれているやつらさ。」


これでも頭はいいほうなんだけどな・・・


「ごめん、もう少し簡単に説明してくれる?」


「えっと、攻撃魔法と補助魔法って言えば分かりやすいのかな?攻撃魔法を主に使うのが魔族、補助魔法を主に使うのが神族になるんだ。」


「ふ〜ん、じゃぁ人間の魔法使いとどう違うの?」


「それは体内で魔力を精製できるかできないかの違いだよ」


「どういうこと?」


「イャクウは魔法を使うときに杖をもって呪文を唱えたりしないか?」


「するけど、それが普通じゃないの?」


「人間はそうかも知れないけど魔族の僕らは杖なんか要らないし、呪文も必要ないんだ。それが体内で魔力を精製できるかできないかの違いなんだ。」


「どうして!すっごく羨ましいんだけど」


「人間は体内で魔力を精製できないから、空気中に漂ってる魔力を杖に集めて魔法を使うのに対して魔族は自分の体の中にあるから直接使える訳なんだよ」


「へぇ〜、フィルって物知りなんだね、見直しちゃったよ。」


すると唐突にフィヴが会話に割り込んできた。


「他にも魔族には特殊な力があるんだよ!」


「そうなんだ、ってフィヴゲームは?」


「ん、飽きた!」


フィヴはフィルと違って飽き性だなって思う。双子なのになんでこんなに性格が違うんだろう・・・気にしても仕方ないか。


「でも、特殊な力ってなんなの?」


「ふふふ、知りたい?」


今ちょっとだけフィヴに殺意が芽生えたよ。


「すっごく知りたいです」


自分でも思ったけど思いっきり棒読みだよ。あ、でもフィヴはそんなの気にしてないみたい。


「そこまで言うなら仕方ないな!特別に教えてあげるよ!」


フィヴの隣でフィルがため息をついている。心中をお察しするよフィル。


「僕の能力は“ナイトメア”悪夢を見せたり他人の夢を見たりすることができるんだよ!といっても見ることができるのは僕だけなんだけどね」


「そんなことができるんだ」


これには素直にびっくりしたよ。でも、ちょっと引っかかるな・・・


「僕のってことはフィルは違うの?」


「うん、僕のは“ミラージュ”といって蜃気楼を見せることができる力だよ。対象を指定すればそれを映し出すこともできるよ。」


「と、いうと?」


「たとえばね、今やってたゲームの戦闘シーンを指定すれば・・・・」


フィルはそう言って目を瞑り自分の額に手を当てた。するとさっきやっていたゲームの戦闘シーンが突然部屋に現れた。

しかし、フィルが手を離し、目を開けるとそれはすべて消えてしまった。


「っとこんな感じに見せる事ができるんだけど、疲れるからあんまりやりたくないんだよ。」


「すごい・・・」


僕が関心していると、フィヴが何か良くないことでも思いついたのだろう、顔が物凄くにやけている。正直少し気持ち悪い・・・


「ねぇイャクウ、フィル、最近狂さんよくうなされてるよね?」


突然なにを言い出すのかと思ったら・・・、今キョウジさん熱出してるんだからそっとしておいてあげようよって言おうとしたとき、


「どんな夢見てるのか気にならない?」


・・・・・・・・・・ちょっと気になるかも。


「でも、他人の夢見るなんて悪いよ。うなされてるんだから良い夢じゃないはずだし、それにそんなことできるの?」


「僕とフィルが力をあわせればできるよ!」


フィヴはやる気満々だけどフィルはすごく嫌な顔している。


「僕、疲れるから嫌だって言ったばかりなんだけど・・・」


けれどフィヴはまったく聞いていない、フィルはため息をつき肩を落としている。

どうやらこうなったフィヴはなにを言っても聞かないらしい。


「よし、じゃぁ狂さんが寝てるリビングに行こう!」


フィブはそう言って部屋を出て行った。仕方なく僕らも後を続くことにした。











−視点:リア−


ボク達がドラマを見終わって見るとなぜかセフィはキョウジさんの寝ているソファーに寄りかかって寝ていたので毛布をかけてあげようとメシアと一緒に毛布を取りに部屋に戻ったとき、イャクウ達の話声がボクたちの部屋まで届いた。

あの話には正直、ボクもメシアも驚きを隠せませんでした。

今はリビングでメシアと料理の作り方の乗っている本を読んでいます。

またこういうことがあったときに、キョウジさんに少しでも負担をかけないようにするためです。


「メシア、これなんて簡単そうだよ」


「うん・・・、でもこっちの方がおいしそう」


「まずは簡単なのから始めないと、失敗して散らかしたらキョウジさんきっと怒るよ?」


「・・・・・それは嫌」


感情表現は乏しいメシアですが、なれるとすごく親しみやすいんですよね。

でも、キョウジさん大丈夫かな?時々うなされているのですが、その度に心配になります。

セフィがちゃっかりとキョウジさんの指をつかんで寝ているのが少し羨ましいですが、セフィもキョウジさんのこと心配してるのが伝わってきますね。キョウジさんがうなされるたびに指を握る力が強くなるんですから。

そうしていると、フィヴ達がリビングに入ってきてキョウジの近くに寄っていった。

なにする気だろう?


「どうしたのフィヴ、お昼にはまだ少し早いし、キョウジさんならまだ寝てるよ?」


「キョウジ・・・起こすのよくない」


メシアもそれに気づいていたのかフィヴ達にキョウジさんを起こさないように注意をしてる。

けど、フィヴは「寝ててもらわないと困るからちょっと静かにしてて」とか言ってきた。

ほんと、なにする気なんだろう?

様子を見ていると、フィヴがキョウジさんのおでこの手を当てて何かをぶつぶつつぶやいている。

しばらくすると、


「リンク完了、いつでもいいよ」


とフィルに合図をだした。

今度はフィルがフィヴの頭の後ろに手を当てて目を閉じた。

すると、リビングがいきなり外に変わった。


「え!?」


「!?」


思わず声とあげると、イャクウに静かにと注意されてしまった。

どうやらこれがフィルの特殊な力らしい。

ボク達は「夢を見ることができる」辺りまでしか聞いてなかったから、フィルにこんな力があるなんて思ってませんでした。

イャクウの話によるとこれはキョウジさんの夢を映しているらしいんです。

キョウジさんの見ている夢、ちょっと気になる。

けど、ここはどこだろう?

見たことのない景色だった。

といっても、まだこの世界にきてから二週間しか経っていないから知っているのはこの家の周辺だけなんだけど。


「はにゃ?これは・・・フィルのミラージュ?」


どうやらセフィが起きたらしい。

セフィが眠そうに目を擦りながらボクたちの所まで来た。


「なにがどうなってるの?」


「ボク達にもよく分からないんだけど、キョウジさんの夢を映してるみたい」


ボクが分かる範囲でセフィに話をした。

するとセフィは辺りをキョロキョロと見回し始めた。


「あ、見てあれ」


セフィが指指す方を見ると、ボク達と同じか少し小さいくらいの銀髪の子が、男の人と女の人に連れられて歩いてました。

あれって・・・小さいころのキョウジさん!?

すごく可愛い!なんていうか、男の子に見えないんです。むしろ女の子って言った方が正しいんじゃないかって思うくらい可愛いんです。

ふと我に返って周りを見ると、セフィもメシアも果てにはイャクウまでもが小さいキョウジに見とれていた。

多分あの人たちがキョウジさんの両親なのだろう。でも顔が見えないんです。

なぜかは分かりませんが、でもあんなに無邪気に笑ってるキョウジさん見たことなかったので、すごく新鮮ですね。

なにか嬉しいことでもあったのか幼いキョウジさんが走って行き振り返ったところで


「お前らなにしてやがる・・・」


「「「「「「!!!!!!!!!!!!!!!!?????」」」」」」


「「はは、な、なんでもないです」」


苦笑いしながら誤魔化すフィルとフィヴ。

び、び、びっくりした。

いきなりフェードアウトして真っ暗になったかと思うとキョウジさんの声がするんで心臓が止まるかと思いました。


「まぁ、いいか・・・」


キョウジさんがテーブルの上においてあった黒い物のスイッチをカチっと押した後、少し操作して、またカチっとボタンを押すと、


『リア、そろそろいつものドラマが始まる時間だよ!』


『ちょっとセフィ、静かにしないとキョウジさん起きちゃうよ』


『じゃぁ、僕達は部屋でゲームやってくるよ、行こうフィル、イャクウ』


「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」


ボク達の声が流れ始めました。


『なんかね、フィヴ達がキョウジさんの見ている夢を見てみようとか言ってこんなことになったの』


あ、イャクウの声だ。


『はにゃ?これは・・・フィルのミラージュ?』


どうやらキョウジさんが眠り始めてからさっきボタンを押すまでのここでの会話は全部入ってるみたいです。

キョウジさんがそれを最後まで聞き終えると物凄い笑顔でボク達の名前を呼んだ。

すみません、すごく怖いです・・・・・・

フィブにいたってた即座に逃げ出そうとしてキョウジさんに捕まってます。


「覚悟はできてるんだろうな?」


ヒィィィィィィィ、ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさぁあああああああああ!


「天誅!!!!!!」


【スパパパパーン!!!】


うぅ、痛過ぎて言葉にならない・・・

全員涙目でうずくまっている。

で、キョウジさんは・・・ちょ!倒れてますよ!?

あわててキョウジさんの所に駆け寄ったとき、丁度良くジュンさんが来てくれてキョウジさんをベッドまで運んでくれました。

その後、ジュンさんが頼んだ牛丼を皆で食べてキョウジさんの看病をしました。

ジュンさんに怒られているキョウジさんはなんだか「屈辱だ」とか言ってました。

「だぁああああああああ!!!!!!!!!」


ブベラ!!!

き、貴様いきなりなにをする!?


「殉ごときに説教されたんだぞ!!」


それは、自業自得じゃ・・・?


「今は直ったが屈辱きわまりないわ!!あ〜この怒り晴らさずには居られん!」


ちょ!まっ!俺でストレス発散しようとするぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!

【ドカ!バキ!ゴキ!バシ!メキョ!】


「ふぅ、スッキリしたぜ」


チーン・・・・・・


「おっと、今回はこの辺でおさらばさせてもらうぜ!どうやら次の話はとんでもない事が起こるらしい。期待して待っとけよ!」


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