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第四十八話

「な、何が起きたというのですか!?」

 後方で発生した凄まじい爆発音と衝撃波を感じながら、綾乃は悠菜に訊ねた。

「襲撃の時、見つけていたんです」

 悠菜は、綾乃を抱きかかえた姿勢のまま運河を水面ギリギリの高さで飛行し続ける。

 ルートは繁華街を避け、トンネル状になった区画をとっさに選んでいた。

 追撃より、人間に発見されることを恐れたためだ。

「軍用爆薬―――多分、米軍の開発した次世代の可塑性爆薬ですね」

「爆薬?」

「―――人間が使う破壊のための道具です」

「あれが、そうなのですか?」

 綾乃は感心した様子で背後を振り返った。

「魔法との単純な換算は出来ませんが、あれ一つで人間の建物なら余裕で吹き飛びます」

「シェリス達は」

「防御魔法が間に合わなければ、魔族とはいえ、即死は免れません」

「―――よく出来ました」

 綾乃は悠菜の頭を撫でつつ、どこかでシェリス達が生きていることを直感的に感じていた。

「これで敵が増えました」

「違います」

 悠菜はルートを変更しつつ、綾乃に告げた。

「元々の敵です」

 そう言われれば綾乃も返す言葉がない。

 確かに、シェリス達が敵であることを知ったのは結果論にすぎない。

 彼女達は、元から自分と敵になっていたのだから。

「樟葉さん達と合流します」

「はい♪」


 運河を抜け、指定されたレストランに悠菜達が到着したのは、運河公園での爆発から10分ほど後のことだ。

 綾乃の向かいの席には、苦虫を噛み潰したような樟葉を中心に、栗須にイーリス、ルシフェル、そして南雲が座っていた。

 テーブルの上に置かれたのは、樟葉達のコーヒーカップの他に、悠菜の前に置かれたホットミルクのカップ、綾乃の前のビッグパフェ。そして、一粒で300メートル……もとい、数十億円はするだろう、豪華な宝石が3つ照明に照らし出され、緑色の輝きを発していた。

「この宝石が鍵だと聞いたが?」

 一見、サファイアかと思った樟葉は、興味深そうに宝石を見つめた。

「その通りです」

 樟葉の問いかけに、綾乃は幸せそうにパフェをぱくついている。

「……で?」

「これを3つそろえて、所定の場所で魔法上の手続きをすると門が開きます―――グリムが新たに細工してなければですけど」

「何故、そこまで知っている?」

「グリムは面倒くさがりなのです」

 綾乃はパフェの上に乗ったバナナを慎重にどかしながら言う。

「迷宮だって自分で設計したものではなく、ドワーフ達に作らせたもの。そこから当たりました」

「……ドワーフ?」

 樟葉はイヤな予感がした。

「まさか……天原組か?」

「もちろん」

 綾乃は眉一つ動かさずにそう言ってのけた。

「その宝石だって、人間達から資金を得るための方策にすぎません。宝石を預け、お金を借り受け、それで迷宮を作らせる。宝石そのものを鍵にしたため、私達にそれを奪わせ、鍵として使わせ、そしてまた自分の懐へ入れる……誰の考えかは知りませんけど、上手いこと考えたものです」

「あれ?迷宮はかなり前から作られていたんじゃないの?」

「まさか」

 綾乃は念願のアイスにたどり着き、ほくほく顔で悠菜の意見を否定した。

「着工したの、ここ数日です」

「数日!?」

「ええ。カノッサ……私の部下ですが、その調べでは、地下50層、1層あたり人間のメートル法に換算して一辺の長さが150メートル四方となるそうです―――施工図面はさすがに確認出来ませんでしたが」

「それをわずか数日で?」

「はい―――魔族の中でも特級の建築技術を持つドワーフなら、その程度造作もないことです。それより」

 綾乃は居合わせた面々を一瞥した。

「問題は、グリムの狙いです」

「狙い?」

「そうです。単なる人質救出に私達が動いて、グリムに何の得があるのでしょうか?」

「あいつが楽しみたいだけでは?」

「私もそう考えましたが」

 スプーンをテーブルに置いた綾乃の顔は深刻だ。

「おかしいんです」

「?」

 全員が、綾乃に注目する。

「人質を2人もとって、何としても迷宮へ私達を呼び寄せたい―――何故?」

「何か、裏があると?」樟葉もその意味がなんとはなしにわかった。

「そうです」

 綾乃は真剣に頷いた。

「むしろ、我々を、迷宮に引きつけておいて、何かをしたい―――そう考えているのでは?」

「……」

「あの」

 腕組みして沈黙する樟葉の横でルシフェルが言った。

「それについては、私の祖母から」


 ルシフェルは、祖母・神音から聞いた話を説明したが……


「誇大妄想壁があるようですわね」とか、

「うむ。どこかアタマでも打ったんだろう」とか、

 誰一人としてマトモに信じる者はいなかった。

「……」

 これでは困る。

 ルシフェルは本気で思った。

 このままでは、そんな話を信じている私や水瀬家の立場がない。


 内心、ルシフェルはグリムに祈った。


(グリムって人、さっさと野望を現実のものとすべく動いて下さい!)


「ルシフェちゃん」

 すかさず悠菜が突っ込んだ。

「今―――とんでもないこと考えなかった?」

「えっ?や、やだ……そんなこと」

「……私は考えましたけど」

 悠菜はぽつりとそう言った。

「えっ?」

「グリムが迷宮を作って、樟葉さん達をそこにおびき寄せる。樟葉さん達が死闘を演じるその最中、人類相手に侵略を企てる―――やっぱり、仕事するなら、これ位のシチュエーションがなくちゃ面白みが」

 悠菜はどこか楽しそうだ。

「……樟葉さん達が死闘を演じる最中、悠菜ちゃんはどこへ?」

「高みの見物です♪」


「さて」

 パンパン。

 トイレから樟葉が戻った時、その頬についていた返り血が誰のモノか、誰一人訊ねようとはしなかった。

「あの馬鹿息子は栗須殿が“お仕置き”してくれるそうだ」

 さぞ気持ちのいいお仕置きだろう。と、ルシフェルは思った。

 参加は心底ご遠慮したいが。

「いい加減、さっさとケリはつけたい問題だ。―――何と呼べばいい?」

 樟葉の視線の先にいるのは、ようやくパフェを食べ終え、満悦の表情を浮かべる綾乃がいた。

「瀬戸綾乃―――綾乃とお呼びいただいて結構です」

「では綾乃」

「ちゃん」

「綾乃……ちゃん」

「はい?」

「迷宮に向かいたいが?」


 1時間後。

 一行はその扉の前にいた。

「……あのぉ」

 ルシフェルが困惑した顔で綾乃を見た。

「本当にここですか?」

 恐らく、全員の正直な感想だろうことを、ルシフェルはクチにした。

「ええ」

 綾乃は平然と答えた。

「天原組が設置した人間界への入り口はここだけです」

「だからといって―――なぜここなんです?」

 ここが入り口。

 それは、南雲にとって納得できる場所ではない。

「ここは病院です」

 そう。

 岩田警部と由忠が入院して、萌子がさらわれた、あの病院の地下だ。

「グリムにとって、人間界で最も縁がある場所ですから」

 綾乃は言った。

「死に最も近い場所。それがここでしょう?」

 南雲は教え子に何があったか知らない。

 もし、瀬戸綾乃が本気でそう言っているなら、教師として教えてやらねばならないことが多すぎる。

 だが、南雲は本能的に、今の綾乃が別人であることを悟っていた。

「手の者が調べた限りですが」

 綾乃はドアの前で皆に振り返った。

「このドアの向こうには、グリムの隠しようのない“失敗作”が眠っています」

「失敗作?」

 悠菜は眉をひそめた。

 あのグリムが失敗した?

 瀬戸綾乃の魂を救済した手腕から考えても、それはあり得ないのでは?

「グリムは人間との契約に一度、失敗しているのです。魂の救済を求められ、それに応じることが出来なかった」

「理由は?」

「魂の救済と言っても、時には様々な材料が必要になります。瀬戸綾乃―――この体の魂が崩壊から救われるためには、高貴なる乙女の血を始め……」

 綾乃の顔が曇った。

 世界樹の葉。

 その言葉が、今では辛い。

 全てから逃れるように、綾乃はやや早口になった。

「グリムは、必要な材料の確保に失敗したのです」

「つまり」

 南雲は言った。

「失敗作とは……人間か?」

 嫌な予感がした。

 この病院に眠り続けている少女の顔が脳裏によぎったからだ。

「そうです―――グリムはその身の救済を契約しました。ある少女の魂と肉体を利用することで、グリムは契約を遂行しようとした。ところが、それに失敗した。邪魔したのは……運命です」

「偶然とも言える運命?」

「運命とは半分は偶然、半分は必然です。―――結局、勝利は常にとき

 悲しそうな顔で綾乃は南雲に言った。

「グリムだって、万能ではありません。人間の言う医者が万能でないように」

「だが……」

 南雲は困惑した。

 何を説明したらいいのか、それさえわからない。

「グリムは次の手をとりました。時に勝つ方法を手にするまで、契約を延期する。つまり、契約対象を死なさないことに」

「死なさないということは」

 南雲は、そこに光を見た気がした。

「つまり、どんなことがあっても死なないということか?」

「ええ」

 綾乃は頷いた。

「その通りです」

「なら」

 知らず、南雲の顔が明るくなる。

「“その子”は、その契約を果たす材料が揃うのを待てば、それで」

「本当に、良いことだと思いますか?」

 綾乃は辛そうに問いかけた。

「本当に、それが人として喜ばしいことだと思いますか?」

「……えっ?」

 南雲は意味がわからなかった。

 死なずに済む。

 それは良いことではないのか?

「悠理さんにも調べていただいたのです」

 南雲が振り向いた先にいる悠菜は、悲しげに俯いていた。

「この部屋にいる“失敗作”は、既に死んでいるべき身なのですよ?」

「なっ!?」

「薬物と栄養は定期的に投与されています……でも」

 悠菜が言った。

「臓器、血液、あらゆる人体を構成するパーツを交換されていたのは間違いありません。この子のオリジナルなんて、多分、骨と皮膚……それだけかも」

「馬鹿なっ!」

 怒鳴った南雲は、その太い手で悠菜の胸ぐらを掴んだ。

「嘘をつくなっ!この子は―――この子は!」

 南雲に、悠菜は冷酷なまでに告げた。

「獄族の技術云々を考えても、この子に与えられた交換パーツは、生きた子供から取られたものと判断して間違いありません」

「!!」

「グリムがこの子という契約を延期しつづけるということは―――それだけ罪もない子供を殺すことに他ならないのです」

「……」

 南雲は呆然として悠菜を掴んだ手を離した。

「南雲大尉」

 へたり込んだ南雲の肩に手を置いた樟葉が言った。

「立て―――貴様に出来ることがあるだろう」

「俺に……出来ること?」

 何だ?

 俺は、何も気づかずに今まで来たんだ。

 知った所で、何が出来るとも思えない。

「仇を討て―――大切な存在を、かような玩具扱いされ続けたことを。苦しみ続ける子供の……いや、犠牲となった無数の子供達の分まで含めて、全てを終わらせろ」

「……」

 じっと樟葉を見つめる南雲の目に、怒りと闘志の炎が浮かんだ。

 南雲は覚悟を決めた。

「やります」

「よし」

 軽く肩を叩いた樟葉が言った。

「病院とはいえ、ここは近衛で押さえる。気遣いは無用だ。綾乃、ちゃん」

「はい」

「先陣を頼む」

「はい♪」

 綾乃はドアを開いた。


 病院の地下。

 霊安室の隣の部屋。

 日の光の当たらない部屋。

 室内の蛍光灯が唯一の灯りを提供する。

「……」

 椅子さえない殺風景な部屋にあるのは、たった一つの古ぼけたベッドだけ。

 壁はコンクリートのブロック積み。壁紙すら張られていない。

 すえた尿の匂いが室内に充満している。

 そこに寝かされていたのは―――

「……」

 その顔を見ただけで、南雲は泣きそうになった。

 南雲が守ると誓った相手の顔がそこにあった。

 守ると誓って、何一つ出来ていなかった。

 そう思うと、この子の母親に対する申し訳なさで、南雲の胸は潰れそうだ。

「俺は」

 南雲の肩が震える。

「俺は……この子を守ることが、忍さんへの唯一の……ッ!」


「門を開きます」

 綾乃は南雲を見ないようにして、壁に向かった。

「この子を行かしておいたことに、もし別な理由を求めるならば」

 ポケットから取り出した紙と壁を交互に見比べながら、綾乃は壁を構成するブロックを叩いた。

「この子がいる。それだけでこの部屋には滅多に人が入らない。そういうことです」


 壁を叩くこと10回目。

 綾乃は振り向いて言った。

「パネルが開きます―――石を」

 その言葉を証明するように、


 ゴゴゴゴゴ……ッ


 地響きにような音がして、壁がまるでひとりでに動くパズルのような動きを見せたかと思うと、石造りのせり出しが生まれた。


「これが必要だったと?」

「そうです」

 悠菜に綾乃は勝ち誇ったように言った。

「この石は叩く順番を間違えるととんでもない場所に道を開くのです。それがわかりましたか?」

 悠菜は黙って首を横に振る。

「そうですね?」

 綾乃は楽しげに微笑んだが、

「では石を……ええっ!?」

 すぐに驚愕に歪んだ。

「な、なんですかこれっ!?」

「?」

 樟葉がのぞき込んだ石のせり出し。

 そこには、三角形を描く形で3つの丸いくぼみがある。

 宝石をそこにはめ込めばよいことは、樟葉にもわかるが―――。

「何だ?この葉っぱみたいなくぼみは」


 そう。


 三角形の真ん中。

 そこには、葉をイメージしたらしいくぼみがあった。


「こ……こんなの聞いていません」

 綾乃は首を傾げながら言った。

「天原組、いつの間にこんなモノを?」

「……待ってください?」

 そのくぼみを見て、栗須は胸元からブローチを外した。

「これ……まさか」


 そっ。


 栗須はブローチを恐る恐るくぼみにはめた。


 カッ!


 それがきっかけだったのか。

 せり出し全体が光り輝き始めた。

「石を!」

 綾乃の鋭い声に弾かれたように、樟葉はポケットから宝石を取り出すなり、素早く石をはめていった。

「あーあ。だめですよぉ」

 緊迫のシーンのはずなのに、悠菜は一人でぼやいていた。

「宝石をそんな雑に扱っちゃ……傷がついたら商品価値下がるんですよ?しかも素手でなんて論外……」

「開く!」

 綾乃の興奮気味の声に反応したかのように、せり出しのある壁が下がり始め、一行の前に暗闇が姿を現した。

「総員、装備確認、地図は?」

「そこの自販機で買えますよ?」

「な―――っ!?」

 緊迫した樟葉の声に、悠菜が気の抜けるようなことを言った。

 見ると、暗闇だった所は、センサーが反応したのだろう、すぐに照明が点けられ、通路の両側一杯に自販機が並んでいた。

「えっと?地図にジュースにお酒、わっ!ヒーリングポーションまで売ってる!」

「……どこのRPGだこれは」

「閣下……何しろ、相手はあの水瀬並の敵ですから」

「戦闘能力があいつ並なら手強いが……」

 自販機を興味深そうに見て回る悠菜を一瞥した樟葉は、

「脳みそがアイツ並みとは……痛いぞ?」

 結局、ポーションは悠菜の毒味の末、マップは気休めに、他、必要と思われるものを自販機で買いそろえた一行は、補給部隊を呼び寄せ、そこに橋頭堡を確保した。

 近衛より派遣された部隊がその回りで忙しく動き回っている。

 持ち込まれた照明に照らされる中、せり出しを含む壁はコンクリートで固められ、鉄芯が地面に打ち込まれる。

 一方では他の部隊が機材であちこちを調べている。

「入り口はコンクリートと鉄で固定済みだ」

 樟葉は自販機の奥でルシフェル達に言った。

「この先は何があるかわからん。各員警戒を怠るな」

 そして、樟葉は迷宮の入り口を苦々しげに睨んだ。


 樟葉の視線の先。

 そこには、ハリボテで作られた、どこかのテーマパーク同然の安っぽい作りの飾りが貼り付けられていた。

 グリムの手作りといえば、それで納得出来る。

 むしろ、その方が、不思議とグリムに愛着さえ湧いてくる。

 シュヴァルの理想宮を彷彿とさせる奇妙な装飾を前にすれば、中に何が存在するのか、徒に不安と恐怖に駆られるのが普通だ。

 ただ、その造形があまりに素人然としていたために、緊張感がどうにも削がれる。

 敵の計略かどうか。

 樟葉は本気で悩んでいた。

「ん?」

 南雲と悠菜がハリボテの一角にしゃがみ込んで何かをしていた。

「どうした?」

「あ、樟葉さん」

 見ると、悠菜の手に、工兵から借りたのだろうペンキの入った缶とハケが握られていた。

「字が間違っていたので直していました」

 南雲が顎でしゃくった先には、鋳造された豪華なプレートが貼り付けられていた。

「ん?」

 最も大きく、何語かわからない言語で書かれた文字の下。

「狂った王の……」

「玉の、です」

「狂った玉の試験場?」

「狂王の試練場と書きたかったと思うんです」

 見ると、玉と験の字にバツがつけられていた。

「成る程?」

 昔、熱中した伝説的RPGを思い出し、樟葉は楽しげに微笑んだ。


「では、狂王トレボーの命により、我ら魔術師ワードナを捕らえに参らん―――か?」



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