夢の続きへ
目が開いた。
昔、両親と旅行に行った時の夢を見た。
枕もとの時計を確認する、
もう昼過ぎだ。
昼ごはんでも食べるか。
寝すぎたみたいだ、少しの立ち眩み、
まだ寝ぼけているのかもしれない、階段から足を踏み外しかけた、
キッチンなんて行きたくない、どうせ食べ物なんてないんだから、
身なりを整えるのはめんどくさいくせに、周りの目は気になってしまうのが、腹立たしい。
周りの人間はあなたが思っているほどあなたのことを見ていない。
なんて言葉を見たことがある。
嘘つけ。
少なくとも俺はすれ違う人が、みすぼらしい格好で歩いていたら見てしまう。
俺も見てしまうのだから、周りのやつが俺のこと見ていない保証なんてないだろ。
もっともらしいこと言って気持ちよくなってんじゃねえよ。
ほらみろ、今すれ違った女は俺のことを見ていたぞ、
それもそうか、平日の昼だもんな。
そんなこと考えながら歩いていたら、コンビニに着いていた。
入店し、お弁当コーナーを眺める。
唐揚げ弁当を買うことにした。
たまには違うものを食べるべきなのか?
いいや、冒険はしない、金を払うのだから確実においしいものを買う、
それが俺のポリシーだ。
飲み物もなかったかもしれない、
天然水を買おう、水道水はまずいから。
声が聞こえる。
レジで外国人アルバイトが知らない言語で話している。
何を話しているか知らないが、悪口を話している可能性がある、
むかつく。
その言語を勉強して、言い返してやったら驚くだろうか。
こんなことにだけ勉強の意欲が湧くあたり、悪口を言われて仕方のない人間なのだろう。
支払いをすまし、帰路に就く。
ご飯を食べたら何をしようか、
もう一度、寝るか?
今朝見た旅行の夢をもう一度見れるかもしれない。
昔は幸せだった、年を取ると嫌なことが増えていくのかもしれない。
鍵をかけ忘れていた。
まあ、取られて困るものはない。
ご飯は部屋で食べよう。
う゛ぉぇ
まずい
おもわずはいてしまった
ああ
だめだ
現実が離れない。
まだ夕方だけど、もう寝よう。
夢ならまだ、
しあわせだから




