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一話 「警公特殊高等学校 入学」

誤字あったら教えてください




4月。

入学式。


学生達は新しい生活がスタートする季節。


私は今年入学する大勢の学生達の内の一人であり、学校生活を楽しみにしている学生達の中の一人である。


「〜〜♪〜〜♪〜」


車に揺られ目的地まで移動する。


運転席に座っている人物。

長く伸びた赤髪に宝石の様な赤い瞳をしている女性。

私の姉だ。

温厚で優しい人、だが仕事の時や重要な事を話そうとする時などは雰囲気が変わる。

それも別人かと思うくらいに。


私が警公特殊高等学校に入学すると言った時の姉は全力で反対していた。

その時の姉は何時にも増して血相を変え、声も荒げていた。

それでも必死に説得したら、条件付きで許可してくれた。


条件は3つ。

1つ目は、2年生になるまでは学校の寮ではなく、姉が借りたマンションで暮らすこと。

2つ目に、警公特殊高等学校の情報管理科に入ること。

3つ目は、寮で生活する様になっても1週間に2回はマンションに戻ってくること。


この3つの条件を守れるのなら入学を許可するとのこと。

そう難しい条件ではなく、私は必ず守ると言った。


そして今、助手席に座り学校近くの駅まで送ってもらっている。

幸いなことに道路は渋滞することなく速やかな走行が出来ていた。


「陽のあたる〜♪坂道を〜♪自転車でか〜けの〜ぼ〜る〜♪」


緩やかな曲を口ずさむ。

運転席の姉は私の歌を微笑みながら聴いている。

姉と2人の時間はとても安心する、これからも大切にしていきたいと思える。


そんな時間を過ごしていると、学校から一番近い最寄り駅、篠滝(さやたき)駅が見えてきた。

篠滝駅は北側区の中ではかなり広い駅だ、近くにはショッピングモールもあり、休日には多くの学生が遊びに行っているとのこと。


私は歌うのをやめると、胸元のポケットにしまってあった携帯用小型ナイフを鞄の中に入れた。


「...詩音?まだ早いよ?教室に入ってからの方が..」

「お姉ちゃんは心配しすぎだよ〜確かに都市近いけどさ、それでも検問あるし大丈夫だよ!」

「...う〜ん」


それにこの小型ナイフ..どうやって使うのかわからないし!。

姉は少し不満げな反応をしていたが、何かを言ってくることはなかった。


それから程なくして篠滝駅に着く。

私は鞄を手に取り車から降りる。


「それじゃあ詩音、終わったら連絡してね?」

「うん!ありがとうお姉ちゃん!」


少し言葉を交わした後、姉は車を動かしその場を去っていった。



私も行こう。

時刻は7時37分、時間的にまだ余裕はある。

だけど、早めに教室に向かおうと思う。

理由は単純、クラスメイトになる子達と話したいから、それにどのクラスになるのかも気になる。

早すぎて誰もいないかもしれないけど、8時には教室も開くみたいなので..20分前行動ということにして向かわせていただく!。


「へ〜い!そこのかーのじょ!」


歩き出そうとした瞬間に横から声が聞こえた。

チャラい男みたいな言葉とは裏腹に、明るく愛嬌がありそうな女の子の声。

誰かと待ち合わせでもしていたのだろうか、面白そうな人だなと思っていると、真横からポンと肩に手を置かれた。


「っ!うぎゃあ!!!」


間抜けな叫び声を上げ、転びそうになるところをなんとか踏み止まる。


「お、おぉ...ご、ごめんね?..」

「いきなり見知らぬ人に話し掛けられた上に、触られでもしたら誰だって驚くだろ..ごめんな君」


振り返り私に話しかけてきた人達の姿を見る。

私に話しかけてきたのは2人の男女だった。

1人はアジサイ色のような青髪にアメジストのように綺麗な瞳を持った女子、私と同じ胸元の青いリボンが特徴的な制服を着ている。

そんな女子の後をやれやれとついてきている黒髪の男子、白いカッターシャツと青色のネクタイの上にグレーのジャケット羽織っていた。

とりあえず、同じ学校の人だとは思う。


「い、いえいえ!私こそ!いきなり大声出してごめんなさい!わたし今年警公学校に入学する月影(つきかげ)詩音(しおん)といいます!」

「ほらやっぱり!新入生だったね!お兄ちゃん!」

「..月影?....」


カップルかなと思っていたけど、お兄ちゃんという言葉的に兄妹のようだ。

それにしても凄い美兄妹、二人ともモテるのかな。


「あたしは警公学校2年の天宮(あまみや)咲奈(さな)!こっちの私にベッタリなのがシス・コンマンだよ!」

「誰がシスコンマンだ...

俺は3年の天宮(あまみや)(たける)だ、よろしくな」

「はい!よろしくお願いします!」


私はニコっと笑顔を見せお辞儀をした。


とても仲が良い兄妹というのが会話を通じて見て取れる、それに2年と3年ということは、私の先輩方のようだ。


咲奈は私の手を握り、真っ直ぐと瞳を見てきた。

少しだけ照れくさく感じる。


「ねぇねぇ!詩音ちゃんって呼んでいい?」

「ぜひ!私も咲奈先輩と呼んでもいいですか?」

「だいじょうぶぃ!ぜひとも先輩呼びしてくれたまえ!」

「わかりました!これからよろしくお願いします!咲奈先輩!」


無意識に笑顔になってしまう。


まさか初登校の日に男女それぞれの先輩ができてしまうとは、初めて通う学校の先輩と言う事だし、仲良くなっていきたい、それに学校のことについても聞けたらいいな。


「か゛わ゛い゛い゛〜〜!!!

お兄ちゃん今の聞いた???咲奈先輩だって!」

「はしゃぐな、触るな、抱きつくな、いつも思うがお前の距離感どうなってんだよ」

「おいおい〜兄様や〜、可愛い妹に抱きつかれたからってテレるなよぉ〜このこの〜〜」

「...チッ..」

「おい舌打ちやめろ?傷つくぞ?いいのか?あたしのガラスのような心が傷ついちゃうぞ?」


咲奈は健の舌打ちに対して大袈裟に反応しながら、胸元を押さえ、痛がる素振(そぶ)りをした。

ガラスのように繊細な人なら、見知らぬ新入生に近寄り喋りかけるような真似ってしないと思うけど、どうなんだろう。


「咲奈先輩達はどうして駅に?まだ時間的にも早い気がしますけど」

「私は優等生だからね!新入生が道に迷わないように早く来て学校まで案内してあげてるのだ!」

「おお〜!!」


なんと優しい先輩なのだろうかと、尊敬する眼差しを咲奈に向けた途端に健が口を開く。


「なに誇張してんだ、新入生を見たいがために早く来た、それだけだろ」

「おぉい!いらんこと言わんでええんじゃ!こんにゃろぉ!!」


咲奈は健に近寄ると下半身目掛けパンチを放った。

パンチはそれほど速くなく、威力もあまり感じられない。


「うぉ!っあぶね!」

「...フッ..なかなかやるじゃないか兄上よ..」

「どこ殴ろうとしてんだ!変態が!」

「あ、あはは」


なんか殴ると言うより触りに言っていた様な気がする。

そんなじゃれ合いをしていると駅の出口方面から叫びに近いほどの声が聞こえてきた。


「誰かぁー!!そいつを捕まえてーー!」


助けを呼ぶのは40代の女性。

そしてその前方には、黒いパーカーを着た30代ほどの男が人混みの中を駆け抜けていた。

その手には薄ピンク色の鞄を抱えているのがわかる。


「おやや?盗みですかな?」

「え!この場所で盗みですか!?」

「そうだな、まぁよくあることだ」


警公学校近くの駅で盗みってよくあることなんだ、すぐに捕まりそうだけど、案外捕まらなかったりするのかな?。


咲奈はキョロキョロと周りを見渡した。

私も周りをみる。

周りの人達が助けを求めている人を無視し歩いていっているのがわかる。


「...あれ〜?みんな無視?」

「ほんとですね...」

「厄介事だからだな、所詮は他人だし、手を貸す奴の方が少ないだろ」


結構ひどい事を言っているが、的も得てる。

家族でも友達でも知り合いでもない人を、危険を冒してまで助けようなんて考える人は圧倒的に少ない。


「う〜わ〜!ひど〜い!あたしのお兄ちゃんってこんなに冷たい人だったの〜?この穢れた血め!」

「お前も俺と同じ血が流れてるんだが?闇の世界へようこそ咲奈さん」


私は兄妹の会話の横で、真剣に考えていた。


私が捕まえるとしたら..どうする?。

相手がもし武器を隠し持っていたら、そして暴れでもしたら、さらに被害が大きくなるかもしれない。


誰も助けないのを見ると、相手を抑え込んだとしても加勢してくれる人はいるだろうか、そう思ってしまい行動に移せない。

悩んでいる内にも男はどんどん遠ざかっていく。


「私..捕まえられるかな...」


自信がなく弱気な言葉。

私が捕まえに行こうと走り出しても、想像できるのは捕まえてる光景ではなく、返り討ちに合い、逃げられている光景、最悪は大怪我...。

でも、このまま放って置いたら...。


そんな不安でいっぱいな思考を巡らせる私に向かって、大丈夫と言わんばかりに咲奈が話しかけてくる。


「いいよいいよ〜詩音ちゃん、あたしが捕まえてくるよ、あたしはお兄ちゃんと違って穢れてないから!」

「え?」


発せられた言葉に驚きを隠せない。

だが、咲奈の表情を見る限り、捕まえられる自信があってこその発言なのは見てわかった。


「自分で言っといて...根に持つタイプか?お前」

「うるさい穢れた血め!...ほい!」


持っていた鞄を健に渡し、軽く体を捻る。


「気をつけるんだぞ」

「もち!」

「え!?」


健に軽く返事をすると、パーカー男に向けて走り出した。


「だ、大丈夫なんですか!?」

「大丈夫だ、たぶんな」

「た、たぶん!?」


健のたぶんという言葉を気にしながらも走りゆく咲奈の後ろ姿を見る。

私はいつでも走り出せるように、身体を動かしながら様子を見る。


しかし、どうやらその必要はないかもしれない。


咲奈はパーカー男との距離一気に縮めていく、そして男の腕を掴んだ。


「ほい!捕まえた!」

「っ!離しやがれ!!」


男は振りほどこうと思い切り腕を振り抜く。

咲奈はその勢いを利用し、腕を逆手に捻ると全体重を乗せ地面に倒す。


「うっしょっと!」

「うげっ!!」


背後から伸し掛かる様に上に乗ると、男の腕の関節を外していく。

話している時はただの学生だった、だが、相手を捉える瞬間はまるで警公人そのもの。


印象や話している時はわからなかった本来の実力、私はその姿はドキドキと胸を高鳴らせながら見ていた。


咲奈先輩..すごい...。


実際取り押さえるまでの流れは一瞬で、一切の無駄が全くなかった。

それに関節を掴んだ瞬間に折るなんて、簡単に出来るはずがない。


「くそ!とんだ役回りだ!なんで俺がこんな事を!」

「後悔するなら牢屋の中ですべし!この盗人め〜!」


私は急ぎ咲奈のもとに駆け寄ると携帯を使い警公人に連絡する。

健はゆっくりと歩き立ち止まる、そしてパーカー男に目線を向けながら、警公人が到着するのを待った。


10分ほど経過した時、3人ほどの警公人が現場に到着し、パーカーの男を連行していった。



「咲奈先輩すごい!!すごいです!すごすぎます!!」

「え?..えぇ〜?そ、そう〜?そんなすごかった〜?えへ..うへへへへ..うへ..」


私の言葉にこれでもかと言うくらい咲奈の顔がにやける。

こんな表情をする人が、さっきは大人の男の人を一瞬で取り押さえていたなんて到底思えない。


捕らえた時とのギャップがすごいと感じながらもかっこいい人だと思えた。


「...きも」

「きも言うなし!!ほんと!お兄ちゃんってさぁ〜」

「冗談だよ、まじすごかったって、帰りになんか奢るって」

「え〜?ほんとぉ〜?お兄様大好き〜♪」


そういうと咲奈はくねくねとした動きで健に近づき、腕に抱きついた。

健は抱きついてきた咲奈を一瞬で払い除ける。

咲奈は「え?」と言いたげそうな表情をし、固まった。


ついさっきまで窃盗現場だったはずなのに、まるでなにもなかったかのような日常会話?に戻ってしまった。


道歩く人に変化もなく。

窃盗犯は捕まり、怪我人もいない。

無事に出来事は終わった。



そのはずなのに、私の心はどこか穏やかじゃなく、妙な胸騒ぎがした。


健が携帯を取り出す。


「っと..そろそろ行くか、これ以上は遅れるし。

 ほら、鞄」

「そだね〜!じゃあ行こっか詩音ちゃん!」

「...はい!」

「おいこら..鞄..」


でも何事もなく解決したし、今はこの気持ちも締まっておこうかな。




警公特殊高等学校。


改めて見ると、とてつもなく広い。

訓練場や体育館以外にも、実技試験用の試験場や自動車免許を取れる教習所だってある。


私が知らないだけで他にも何かしらの設備があるのだろう。

...なんかテーマパークに来たみたいでワクワクしてきた。


校門をくぐる。

学校の先生らしき人達が登校してくる生徒を呼び止め、短冊ほどの大きさをした紙を渡していた。


「先輩方、あれって何渡してるんですか?」

「あぁ、あれはだな」

「待たれよ兄上!ここはあたしに...」

「簡単に言えば、自分のクラスが書いてある紙だ」

「おぉい!」


自分のクラスが書いてある紙って..クラス発表ってそんな感じなんだ..。

もっとこう..昇降口前の壁とかに、ばーって名前が書かれてたりするのかと思ってた..。


「1年生こちらでーす!」

「2年と3年はこっちだぞ〜?」


右側は下級生、左側は上級生と別れて呼ばれてる。

どうやらここからは先輩方と別れなければ行けないようだ。


「...詩音ちゃん..どうやらあたし達はここまでのようだ...」

「....」

「..咲奈先輩....」


咲奈が漫画やアニメで見たことがあるような話し方になった。

といっても、どんな漫画やアニメなのかはわからない、私はそういうのに関しては詳しくはないのだ。


「もう..お主に教えることはなにもない..さぁ..あの場所に向かうのだ」

「あ?いきなり何言ってんだお前、別に何も教えてないだろ...」


健からツッコミが入る。


咲奈先輩のこのノリ..合わせたほうがいいのかな..どうなんだろう?。

気持ち的には...合わせてみたい、ノリに乗ってみたい!。

アニメとか漫画とか全く知らない、どういうネタなのかわからない、でも合わせてみたい。

とゆうことで私は合わせてみることにした。


「うぅ..だいせんぱぁい....長い間..お世話になりました..」

「...詩音ちゃん...別にこいつのノリに無理して合わせる必要ないからな?」


健は微妙な顔をしながら私の言葉に反応し返す。

私は恥ずかしさで少しだけ後悔した。

やっぱり合わせなければよかったかもしれない。


「し、詩音ちゃんよ...さ..最後に、このIDを..Lim(リーム)に..入れるのじゃ..」

「言い残しあんのかよお前」


鋭いツッコミの中、聞き慣れない言葉が私の耳に届く。

え..?り、りーむ?やばい!全くわからない!。


「あ、あの...大先輩..りーむってなんですか?..」

「..そう..りー....へっ?」


咲奈の声が途中で何処か抜け落ちたかのような驚き声に変わる。


「えぇ!?詩音ちゃんLim知らないの!?」

「はい!知らないです!」

「....む〜むむ..携帯はありますかな〜?」

「あります!」


鞄から携帯を取り出す。


「お兄ちゃ〜ん、今からアプリのインストールって間に合いそ〜?」

「ギリ間に合うだろ、8分は余裕あるしな」


先輩方が何をするつもりなのかはなんとなくわかった。

しかし、どんなアプリを入れようとしてるのかはわからない。


「じゃあ問題なっし〜!詩音ちゃ〜携帯貸して〜」

「え?は、はい...どうぞ?」


咲奈は私の携帯を手に取ると3分ほどポチポチとタップした後に携帯を私に返した。

携帯画面を見ると見たこともないアプリが入れられていた。


この背景黒色のLって書いてあるアプリ、これがりーむ?ってやつなのかな。

これ..違法なアプリとかだったら私の捕まるのかな?。

少し怖くなってきた..。


「あとは〜私が登録して〜っと!よっしゃ〜!可愛い子の連絡先ゲット〜!」


私は背後でぴょんぴょんと兎の様に跳ね回る咲奈を気にもとめず、健に話しかけた。


「あのー健先輩、これってどういうアプリなんですか?」

「ん?あぁ、これはな」


健先輩の説明をまともに聞く。

そしてLim(リーム)の機能について私は理解した。


このLim(リーム)というアプリ、簡単に言うならば友達や家族と連絡を取り合うためのアプリだ。

音声通話やビデオ通話以外にも、1対1でのチャットやグループでのチャットなど様々な便利機能がついているとのこと。


確かに..入れて置いたら役に立ちそう。


「っと..流石にそろそろ行くか〜」

「そうだね〜、詩音ちゃ〜!またね!また連絡するからね〜!」

「はい!私からもさせてもらいます!これからよろしくお願いします!先輩方!」




咲奈と健は私に背を向けると足早にその場を離れていった。

私は健と咲奈が校舎に入るのを見てから歩き出し、下級生に短冊を渡している女性に話しかけた。


「すみませーん!」

「はーい!1年生ですか?」

「はい!」


女性は台紙を手に持ち、胸ポケットからボールペンを取り出す。


「お名前をお伺いしても?」

「はい!月影詩音です!」

「月影...ああー!楓さんの妹さん!」


月影に反応したということは姉を知っている人だ。

姉は若くして警公人特殊部隊隊長を任されている存在、政府の人間や警公人以外にも民間人からも広く個人として認知されている。

ここの学校に通ってる学生なら姉のことを知らない人はあまりいないだろう。


...目立ちたいわけじゃないけど、私もお姉ちゃんみたいに多くの人を助けていける存在になりたい。


「ではこちらをどうぞ!クラスは1年1組です!階層は4階です!階段の横にエレベーターもありますので、ぜひ利用してくださいね!」

「親切にありがとうございます!」



1年1組なのに4階なんだ..1階じゃないんだ..。

私はそんな事を思いながらも、校舎の中へと足を進めた。


胸が高鳴る。

ここから私のワクワクドキドキ学園ライフが始まると思うと..自然と笑みが出てしまう。

ちょっと...大袈裟に思い過ぎてたりするかな?。



とりあえずクラスに入ったら友達作りたいな。

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