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犯罪者が得をするこの国は〇〇である  作者: K.Sさん
犯罪者が得をするこの国は〇〇である
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褫?↑突0●斷。藏ㇵ戀?←咫4ダ

私は...常に頂点に立つ。

地位も、実力も、誰よりも上に、私に反抗する存在がいなくなるほどに..。



そのために必要なのは金だ。

金を持っていれば自然と地位も上に上がって行く。

それに、些細な事に困らずに済む。


金を得る為にただまともに働く..か?

奴隷の様に労働をしたとしても、手に入る金銭は少ない。

何より..今の私では職に就くことなど不可能だ。


だからこそ、金は..人から奪うのが一番良い。


家畜同然の人間を殺すだけで、最低でも1日400万、手に入れることができる。


だが、警公人(けいこうにん)にだけは気をつけなければならない。


警公人はこの社会の治安を守るための組織。

主な役割は犯罪の予防やいざという時の鎮圧及び調査。


こいつらに敵対をし、下手をしたなら私は表の世界に居られなくなる。


しかし、治安を守るための組織であり、個人を守るための組織ではない。

見つけようのない殺人や、時間がかかる事件は簡単に切り捨てている。


犯罪を犯したとしても、証拠さえ残さなければ、奴等は深くは捜索しない。


確実に..慎重に..行動すればいい。


狙った獲物は確実に息の根を止め、その瞬間をこの目で見ること。

目撃者に関しても、生かして帰してはならない。

情が湧き、生かしてしてしまうということは、後に回すと言う事だ、厄介なことになるだけのな。


私は徹底する。

声や姿だって見せない、雰囲気や気配すらも偽りにし、正体を探らせないよう..徹底的に..。


右手に刃物を持ち、呆然としている少女に近寄る。


少女は隣で倒れている両親を見ていた。

そして、ようやく私の存在に気づいた。


「あ..あ..」


少女の胸元に刃物を突き刺し、引き抜く。

そして首を掻っ切った。


目的の物は手に入った。


次だ。




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄




四土橋公園(よつはしこうえん)


この場所はいい..。

四土橋公園は、明かりが少ない上に、親子や一般人がこの公園内を通って家に向かう。


警公人が見回りに来たとしても、この場所は広い。

全てを回ろうなどとは思わない。


そして何より、私が警公人より厄介だと思っている狂廃者(きょうはいしゃ)に会うこともない。


いつもに比べて闇の密度が濃い夜。

刃物を手に、木の後ろに身を潜めながら獲物を待つ。


そうして15分ほど待っていると、親子が公園まで歩いて来ているのがわかった。


人数は3人、大人二人に子供一人。


やはり、この公園はすぐに獲物が見つかる。

平和ボケしたカスどもが呑気に自分は安全だと思い込んで歩いて来ている。


尾行するため、木々の後ろから影のように姿を現す。


【..?】


違和感を感じた。

木々を離れた瞬間に左方向から気配を消して近づいて来ている人物がいる。

人が歩いて来ているだけなら、別に気にはならなかった。

しかし、タイミングが良すぎる。


...なぜ気配を消している..?。


直後、私の前頭(ひたい)目掛けて鋭い何かが飛んできた。

飛んできた物を既の所で掴み、確認する。


..これは...六角棒手裏剣か?。


「!?..なんだと?..」


驚きを隠せなく声が出てしまった様子。

声音は女。


【..誰だ】


誰だとは聞いたが、正直こいつが何者かなんてどうでもいい。

こいつは私を攻撃した、それだけわかれば充分だ..。

何者か、なんて情報は相手を排除した後調べればいい。


「...貴様か?最近の無差別強盗殺人の犯人は..」

【...】


気配を消す技術、投擲技術的に、警公人の特殊部隊か殺し屋かのどっちかだ。


「姿くらい見せたらどうだ?..」

【...】


女は手を腰の横まで持っていき、こちらに近づいてくる。


...なるほど...警公人の特殊部隊か。


手元を腰の横まで持ってくるということは、その場所に武器をしまっているから。

そんな場所に武器をしまっているのは大体が警公人。

奴等は常に定位置に武器を置く、それは警公人だと一目でわかってもらえるためでもある。


だが、ただの警公人が気配を消す技術や投擲技術を学んでいるなんてことはない。

何かしらの特殊訓練を受けている。


殺し屋の可能性もある。

しかし、殺し屋なら投擲を私が素手で止めた時点で警戒し、近づいてこない。

殺し屋の可能性は低い。


「..まぁいい、いずれにせよ私がそっちにいけば貴様の姿くらい...!?」


瞬きした瞬間、私は女の死角まで移動する。

そして一気に女との距離を縮め背後に回る。


「き..消えた!?どこに行った!?」

【..何者か聞いたが、もはや名乗らなくて良い...】

「!?」


女はすぐさま銃を手に持ち、振り向こうと身体を回しにかける。

私はそれを阻止するために先ほど女が投げた六角棒手裏剣を首元に突き刺す。


「がぁ..!..あぁ..ぁ」


首からドクドクと血が溢れ出る。


【警公人の特殊部隊だろう?私の存在を知った以上、生かして返すことはできない】


話しながら首元に刺している六角棒手裏剣をさらに深く突き入れ、そして掻き回す。


「ぁ..が..ぁ..あぁ!」

【どんな気分だ?。

仕留めるために投げた投擲物が自分自身への凶器になって帰って来た気分は】

「ぁ..ぎ..ざぁ..まぁ..!!」


必死に身体をよじる。

だが、動けば動くほど凶器は深く突き刺さり出血は多くなっていく。


「はぁ..はぁ..」

【...?】


疑問に思った。


この女は反撃するために身体を動かしてはいない。

逃れるために身体を動かしている。


確かに、ただの一般人ならこの状況下になれば逃げようとする奴は多いだろう。


だが、死ぬことが確実なこの状況、逃れられたとして、数秒しか生きられないだろう。


こいつら特殊部隊のことは何度か見てきた。

自分が死ぬとわかったなら一矢報いようとする奴らであることもわかっている。


この状況下で..もはや助からないのは確実な状況で..逃げようとしている?。


まさか..。


【..増援がどこかにいるのか?】

「...」


表情に恐怖が浮き出る。


【私の事を伝える為に命をかけて、逃れようとしていたのか!..】

「こ.の..か..い..ぶつ..がぁ!!」


女は私が目的を知ったとなると、強引に振り向き、銃口を無理やり私の額にまで持って来ようとする。


女の瞳に私の姿が映る。

私の姿を見るなり驚愕した。


「あ..ぁなた..う..そ?..」

【チッ!】


この死にかけの女が、急いで走れば情報を伝えられるくらい近くに増援が待機している..だと?。


待機しているのは特殊部隊か?まとめて相手になんてしたくはないぞ..。

一刻も早くここを離れなければ!。


だが!離れる前に!この女は私の存在を見た。

すぐにでも殺らなくてはならない!。


六角棒手裏剣は私が回収すればいい。

しかし、こいつを今すぐ証拠を残さず抹殺するには。

あれをやるしかない!。


女の腹部まで手元を持っていき拳を固める。


【お前のようなカスに..これをやるとはな!】


次の瞬間、女の腹部に穴が空く。


「か..は....」


よし、完璧に臓腑に入った、もはや10秒も持たないだろう..。


「りあちゃーん?どこだよ〜?」

「りあ先輩ー?どこですかー?返事してくださいー!」


やはり、増援はすぐそこまで近づいて来ていた。


距離を取り、闇の中に身を潜める。

遠目から死に体となった女が地面に倒れるのを見る。


増援に来た連中は死に体になった女を見つけた。

その場で固まって動かなくなるものや泣き崩れる者が増える。


冷や汗をかきながらも安心した。


あぶなかった、あとほんの数秒..ほんの数秒でも、トドメを刺すのを遅らせていたのなら、私の姿を奴等に見せることになっていたであろう。

それに、思ったより数も多い...。

8人...。

奴らも特殊部隊か..。


静かに距離をとる。

長いは無用だ..もはやここにいる意味はない。


女が死んだことをこの目で確認し、その場を後にする。



収穫は何もなかった。


今回はたまたま運がよく、私の存在を隠し通せた..。

だが、こんなまぐれは続かない..今日みたいなことが何回も起きれば、いつかは正体がバレる。


何か..次なる手段を考えなくては..。

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