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前世
俺、綾野湊。24歳独身。ブラック企業で働くただの社畜。もちろん彼女なんていない。仕事が忙しいだけだからべつに、本気を出せば作れるし
寂しくなんてない。 ほんとだぞ?
「今日で20連勤か…」
俺の働く会社は有名なブラック企業。
新人なんて入らないので必然的に一人ひとりの仕事は多い。 こんな会社辞めてしまいたいが辞めてもやりたいことなんてない。
「………行くか。」
少し頭が痛い気がする。昨日強制で参加させられた飲み会のせいだろうか。体もだるい。3徹なんて珍しくもなかったが今日は3時間寝れた。体調は良いはずだ。
ブオオオオ!
何処かでトラックの音がする。
「おい!兄ちゃん!あぶねぇぞ!」
うるさいなぁ。頭にひびくから静かにしてくれ。
「気付け!ぶつかるぞ!」
何事だ。そう思い顔をあげると
「え?」
目の前にトラック。無理。死んだわ。
俺が最後に見たものは、
居眠りしているトラック運転手だった。
口調が安定しない。
心理描写難しい。