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り☆berth彼女♪  作者: MAG
99/275

第99話




「ね、ナナちゃん…まだ?」



ナナちゃんの部屋の前に立つ僕



「まだ待って!まだスカート決めてんの!」



「はいはい…」



女の子の身支度ってこんなにも時間掛かるのか…



「ん〜…いや…これは色が合わないわ…」



色で悩んでるのか…




そして



「おっ待たせー!」



部屋から出てくるナナちゃん



モノトーンを基調とした服装…



しかもスカートが短い…!!



「あ…うん…あ…あのさ…寒くないの?足?」



「あぁ…うん大丈夫よ!つか、アンタやっぱり男の子よね…いきなりそこ見る訳ね」



「いや…見ちゃうよ…」



多分、ジャンプしたら確実にパンツが見える…



「ま、良いわ!!行こ行こ!!」



そして、2人で外に出る…



もちろん、手を繋いで



「〜♪〜♪」



すごく機嫌が良さそうなナナちゃん



「ね、レンジ?」



「うん?」



「腕組んで良い?」



「あ…うん…良いよ」



「へへへへ♪」



腕を組んで、ピッタンコになって歩く僕ら



「ナナちゃん、どこに行きたい?」



「んとね……ゲーセン♪」



まぁ…僕らは中学生



繁華街にあるゲームセンターに入る



「初めてじゃない?2人でゲーセン来んの」



「そうだね…僕はノブとたまに来てるけど」



「そか…あ!アレがやりたい!!」



ナナちゃんが指差す筐体



UFOキャッチャーだ




「おりゃあ!ぬおお!!」



「ナナちゃん…UFOキャッチャーは気合い入れる必要無いって…」



「だってーー!アレが欲しーんだもん!!」



ナナちゃんが指差すぬいぐるみ



…………



あのブッサイクなウサギのぬいぐるみが欲しいの?



女の子って分からない…



「でりゃあ!!」



ナナちゃんがUFOキャッチャーを体全体で操作する



ヒラリヒラリとダンスを踊る様に揺れるスカート



見えそうで見えない



揺れる白く輝く太もも



すごく…プニプニして…柔らかそうで…



…触ったら…スベスベして気持ち良さそうだな…



…顔…挟んでもらいたいな…



ムニュっと…







…ヤバい



反応してきてしまった…!



「レンジ?レンジ?ほら!取れたわよ!2回で!」



ぬいぐるみを僕に見せるナナちゃん



「あ…うん…」



「あ、今度はさ!車のゲームやろうよ!」



ナナちゃんは車のゲームに僕を引っ張っていく…



そして2人で色んなゲームに興じる






「ねぇ…レンジ…プリクラ…撮ろうよ?」



急にプリクラの前に連れて行かれる僕



「こういうのも…ナナちゃんとは初めてだね…」



「そうだね…んしょ」



ナナちゃんが踏み台に足を乗せる



「どうしたの?」



「いや…私…チビだし…こーいう時位は同じ位の背丈で撮りたいし…」



「そっか…あ、お金お金…」



料金を入れ、操作をする僕ら



「何か文字を書けるみたいだね…何か書く?」



「あ、うん…えーと…」



ナナちゃんは文字を書き出す



僕の顔を矢印で示して[彼氏]



これまたナナちゃんの顔を矢印を示して[彼女]



で下の部分に[初デート]




「な……何これ?」



「い…いや…記念だし…」



「フフ…♪何か…面白いね!」



「へへ…♪ら…LOVEとか入れちゃおうかなー…」



「…それはなんか恥ずかしいような気がする…」



「え、なんで?」



「ナナちゃん、クラスの仲の良い子とかに見せる気でしょ?」



「う」



「…見せるのは良いけど…LOVEはちょっと…」



男の僕としてはそれは恥ずかしい…



「なら…えーい!」



「うわっ!」



ーギュッー



いきなりナナちゃんが抱き付いてきてホッペとホッペをピッタリとくっ付けてきた!



ーカシャッー



「へへー!先手必勝!!」



「もー…ナナちゃんズルいよ…」



2人で初めて撮ったプリクラ



顔と顔がピッタンコにくっ付けて…ナナちゃんは満面の笑顔だった









それから街でお店を見て回ったり、本屋に行ったり…



まぁ、お金をあまり使わない感じのデートだった



「お腹空いたわ…」



「そうだね…もうお昼だしね」



「マック行こうよ!!マック♪」



マックか…



まぁ中学生の僕らはその辺りだよな…





「これ、セットで」



「私も」



僕らは近くのマックで注文する



そして席に座る



「へへ…少し夢だったんだー♪」



ナナちゃんは何故か嬉しそうだ



「え、マックのハンバーガーが?」



「違うわよ!…彼氏とこーやって外で何かを食べるのって」



「へぇ…彼氏っていう単語なら誰でも良かったの?」



ちょっと意地悪をしてみる



「あ…いや…アンタよ!…意地悪だなぁもう…」



「ふふふ♪あ、ポテト食べる?」



「くれんの?へへ…やりぃ♪」



ナナちゃんは更に喜ぶ



「あーん♪」



「?」



「食べさせてよ、ポテト♪」



「えぇ!?」



「いーじゃんよぅ!昨日はケーキ食べさせてくれたじゃん?」



い、いや…あれは周りに人が居なかったからなのに…



「はいはい…」



仕方無しにナナちゃんの口にポテトを入れる



「パク♪あむ…♪」



…嬉しそうだ…



こっちまで嬉しい気持ちになってしまう…




「あらあら…幼馴染みの関係ってなぁそこまでやるのかしら?」



「え…?」



「ヘロー」



ニコニコしながら僕らに近付く女子2人



部長に喜多見先輩だった…



「あ…こんにちは…」



しまった…



変な所見られちゃったな…



「あー気にしなくて良いわよ?マイコから聞いてるから」



手を軽く振る部長



「…え?」



「さっき違う店で会ったのよね…その時に全部聞いたから」



「ぜ…全部!?」



(ねぇレンジ…全部って…死神の事もかな?)



(いや…分かんないよ…)



「私、レンジ君に見事に振られちゃいましたって…それでレンジ君とナナがくっついたって事」



「そ…そうなんですか…他には何か言ってませんでした?」



「んにゃ、何も」



…どうやら死神の事は伏せてあるらしい…



まぁマイコちゃんも死神だし、当然だよな…



「つーか…マイコすげーニンニク臭かったわ…鼻が曲がるんじゃないかって思ったわ」



部長がしかめっ面をしてる



「アハハ…♪」



まだニンニク臭かったのか…



「ま、部内の恋愛は結構結構!」



部長が満足そうに腕を組む



「え…良いんですか?」



「そりゃもちろん!あのままレンジ君とナナ、マイコの三角関係がうやむやに続くよりは全然良いわ」



「そうね…まぁマイコも結構スッキリした感じだったし…凄く臭かったけど」



喜多見先輩も苦い顔をしつつ同調する



「…喜多見先輩…今日は彼氏は?」



ナナちゃんがいきなり変な質問をする



「はぁ?」



部長がいきなり声を上げる



「ち…ちょっと!な、ナナ!!何をいきなり…!」



……?



喜多見先輩がやたらに慌て出す



慌てる喜多見先輩って初めて見るな…



「何それ、ラン、どういう事?私、全然聞いてないんだけど?ねぇ?ねぇ?ねぇねぇ!?」



部長が喜多見先輩をまくしたてる



「あ…いや…その…いやー…!えーと…えと…そ、その…あの…!」



アタフタとする喜多見先輩



「私はランとお話あるからこの辺りで…じゃね!ほら…ラン!全部聞かせなさいよ!テメーコラァ!」



部長が喜多見先輩を連行していく…



「ねぇ、ナナちゃん…アレ…ホントなの?」



「ん?喜多見先輩の事?」



「うん…」



「うん、ホントよ…彼氏いるって言ってたもん」



そうだったのか…



「いや…でも部長知らなかったみたいだよ?」



「いやー親友なんだから知っておいた方が良いんじゃない?」



「結構鬼だね…ナナちゃん…」



喜多見先輩とどんなやり取りがあったかは知らないけど…



昼食を取り終える僕のナナちゃん



「さて…食べ終わったし…お店出よ?」





ナナちゃんに促され、僕らは再び街へと出る…






























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