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り☆berth彼女♪  作者: MAG
98/275

第98話



「ん…」



僕は目が覚める



既に窓からは朝日が差し込んでいた



朝か…



僕はある事に気が付く



「あれ…ナナちゃん?」



一緒に寝ていたはずのナナちゃんの姿がベッドにない



下かな?



ートン、トン、トン…ー



寝起きの僕は階段をゆっくり降り1階へと向かう



「あっちーー!!」



!!!?



き…キッチンからナナちゃんの叫び声が…!



キッチンを覗くと…



ジューッ…!ー



フライパンで何かを作ってるみたいだ



「あっちぃ…!アチッ!アチチチチッ!な…なんでこんなに油ハネるのよ!」



「ちょ…な…ナナちゃん?何やってんの?」



「あ…おはよレンジ…目玉焼き作ってんのよ♪」



「目玉焼きって…ちょ…油ひき過ぎだって!なみなみ過ぎるよ!」



「え?」



ーグツグツグツグツ!!ー



フライバンのコンロの隣を見ると鍋が吹きこぼれそうな勢いだ



「え…これは?」



「あ…味噌汁…」



「お味噌入れ過ぎだし、強火で煮立て過ぎだって!!しょっぱくなっちゃうよ!?」



「え!?マジ?」



ーカチッ…ー



僕は慌てて火を止める





「……ごめんなさい」



ナナちゃんがペコリと頭を下げる



「いや…良いんだけどさ…一体どうしたの?」



「だってさ…昨日から私…レンジの彼女じゃん?ご飯くらい作ってあげたくてさ…」



人差し指をちょんちょんとするナナちゃん



ちょっと可愛い♪



「いや…いきなりは無理だよ…いつも通り一緒に作ろ?」



「…うん…」



ーピロリ♪ピロリ♪ー



「あ、ご飯炊けた」



「あ…僕がよそるよ…」



ーパカー



炊飯器を開ける



「………」



「れ…レンジ?」



「お粥だね…」



「ええーーー!?」



どうやら水の配分を間違えたらしい



そして、食卓には油まみれの目玉焼き



お味噌を入れ過ぎて煮立ち過ぎたお味噌汁



そしてお粥



「ゴメン!!」



「い、いや…僕も最初はこんなもんだったよ…やってるうちに上達するからさ…ね?」



「うん…」



「あら…お味噌汁の匂い…」



エリさんがリビングに…



!!



「ちょっと!!なんつー格好で登場してんのよ!!」



「ん?これ?ネグリジェよ…知らないの?」



「スケスケじゃないのよ!!ブラとパンツまで!!」



「別に良いじゃない?んーーー!!久々にリラックスして寝れたわーーー♪…ん?何これ」



エリさんがナナちゃんの作った食事を見る



「私、風邪ひいてないわよ?お粥とかあるけど」



「……」



沈黙のナナちゃん



「と…とにかく食べましょ!ね?」



僕は皆に食べる様に促す



「ズズズズ…味噌汁しょっぺ!!」



渋い顔をするエリさん



こんなリアクションをするお姉さんは初めて見るな



「ま…まぁ、お粥もあるし…ね?ナナちゃん」



「う…うん…」



「レンジ君、お醤油あるかしら?」



「あ…目玉焼きにですよね?…どうぞ」



僕は醤油を渡す



「え…目玉焼きにはソースじゃないの?」



ナナちゃんが不思議そうにする



「ナナは日本人の心が分かってないわね」



いや…個人の好みだと思うんだけどなぁ…





そして、とりあえず朝食が終わる



「エリさん…さすがに着替えてよ…女の私まで恥ずかしいわよ…」



「はいはい…まぁ私は出るから…後はよろしく」



「どこに?」



「同僚に会いによ…ナナ達はどーするの?」



「いや…まだ決まってないけど…」



「ふーん…今日はお休みだしねぇ…お・や・す・みだしねぇ…ニヤニヤ♪」



ニタニタ笑うエリさん



「な…何よ?」



「あ、レンジ君、ちゃんと避妊はしなさいね?」



「早く行ってよう!!もう!!恥ずかしいなー!」



「はいはい…じゃね♪ホホホ♪」



エリさんがリビングを出る



「ま…まぁさ…とにかく僕をその…死神に覚醒させなきゃダメなんでしょ?」



「うん…そうだけど…方法が分かんないのよ?」



確かに方法が全く分からない



「うーん…ショック療法とか…?頭をぶつけるとか」



「アンタ自分でイヤじゃないの?」



「うん、イヤ」




「でしょ?」



しばらく2人で考える



だけど、何も思いつかない



「…あのさ、ナナちゃん」



「んぁ?何?」



「良かったらさ…デートしない?」



「え…?」



「イヤかな?」



僕の問いに首を横にブンブンと振るナナちゃん



「い…イヤじゃないけど…レンジを覚醒させないと…」



「だって考えても分かんないもん…どっか言って気分転換しようよ?」



僕の提案にしばらく考えるナナちゃん



「そうよね……それもいっか…♪」



「でしょ?ね!決まり!」



「うん!!着替えてくる!!」





ナナちゃんは小走りで2階に上がる…



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