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り☆berth彼女♪  作者: MAG
92/275

第92話



「ま、後はなんだかんだでやるしかねぇだろ?」



困り果てる私の肩に手を置き、ヒトミさんが励ましてくれる



「いや…そうですけど…」



「ま、なんにせよだ…腹減ったな…なぁ?エリ」



「そうね…皆でなんか食べる?」



な、なんか…みんなでご飯を食べる流れになってる



「メニューはヒトミの部下に聞いてみたら?ナナは結果としてレンジ君をモノにしたわけだし…ね?ナナ」



「あ…うん…」




「良し、今日は私がみんなにご馳走してやろう…!マイコ、何が食いたい?」



「スン…スン…えと…」



まだ少しだけ涙声のマイコちゃん



「ネギミソチャーシュー特盛り、ニンニクてんこ盛り…」



に、ニンニク!?



「よし!決まりだ!ラーメン屋だ!ギョーザ!ビール!ギョーザ!ビール!」



「まったくこの女は酒とタバコと食い物の事ばかりね…」



エリさんが呆れてる



「いや…結構時間遅いんだけど…」



私は時刻を気にする



するとエリさんは小声で



「ま、明日は学校無いし私達保護者同伴なら構わないでしょ?……それにマイコと仲直りできるでしょ?」



「あ…そだね…」



「あのさ…その派手なブレザーで行くの?私服…僕だけだよ?」



レンジが私達の服装を気にする



「コレでは行かないわよ…ちゃんと能力で元に戻してから行くわよ?」



「さ、行こーぜぇ!」





そして、ヒトミさんに連れられて近くのラーメン屋さんに






ーズズズズズズズズズズズズ!!ー



…マイコちゃんがすごい勢いでラーメンをすすってる…



私は鬼の勢いと表現したい



そして猛烈に…



ニンニク臭い…!



「す…すごい勢いだね…」



レンジもマイコちゃんの勢いに呆気に取られる



「マイコ…少しは落ち着いて食いなよ…汁がテーブルにあっちこっちに飛びってるよ?」



あのヒトミさんも若干引いてる…



「だってお腹空いてるんだもん!」



マイコちゃんの麺をすするペースは一向に変わらない



「ゴク…ま、あれだけ派手にやり合ってオマケに大泣きしたからね…腹は減るか♪」



ヒトミさんはビールをグビグビしながら楽しそうだ



ーコトンー



「まったく…年頃の女がビールをグビグビやるのってのはどうなのかしらね…」



エリさんがコップを置く



「お前は日本酒だろ?変わりゃしないよ?」



「私は日本酒を嗜んでるのよ…あなたみたいにタンクローリーがガソリンを給油してるみたく飲んでるのと一緒にしないでちょうだい」



いや…私にしてみればお酒には変わりない



「私もビール飲んで良い?」



とんでもない事を言い出すマイコちゃん



「ガキンチョのクセにバカ言ってんじゃないよ!!アンタはファンタで十分だ!!」



当然の如く怒るヒトミさん



「ケチ」



いや、ケチとかの問題じゃないだろう…私達は未成年だし



「ナナちゃんの上司の人も…酒豪なの?」



マイコちゃんが私に話掛けてくる



「え…?」



「困るわよね…酒癖悪いと」



「あ…いや…酒癖は悪くないけど、性格に問題あるっていうか…」



「誰が酒癖悪いって?」



「ナナ、誰が性格に問題あるのかしら?」



しまった…口が滑った…!



「あ…いや…アハハ♪」



エリさんがギロリと私を睨んでる…



「ちょっとマイコちゃん…!私まで変な事言っちゃったじゃんよ!」



「アハハ…♪ゴメンね」



マイコちゃんは私に笑いかけるとドンブリをカウンターに出す



「替え玉!!」



「ちょっと…マイコちゃん…お腹出ちゃうよ?」



「いーの!…………しばらくは…恋はしないしね…」



「え…?」



「確かにさ……私は振られちゃったわ…この上ないくらいに…」



「あ…いや…」



「気にしなくて良いの…レンジ君はナナちゃんを選んだだけ…誰も…誰も悪くない…」



「あ…えと…うん…」



「悪いのは私…自分勝手に2人を殺そうとしたんだから…」



「い…いや…!そのさ!その話はもうやめよ?ね?」



「ううん…今見てるとね…やっぱり2人はお似合いだなって…だって2人とも小学生の頃から両思いだったんでしょ?」



「あ…うん…」



「敵わないよ…絶対…そんな2人にはさ…」



「………うん…ありがとう…!」



なんか…仲直り…出来そう…!



「あ、冷めちゃうから食べよ?」



マイコちゃんがラーメンを食べようと勧める



「あ…うん…ズズ…」



すると



「あ、そうそう…!1つだけ約束して?」



「ズル…やくひょく?」



マイコちゃんが私に約束を…?



「耳貸して?」



「あ…うん…」



耳元でマイコちゃんが囁く



(エッチしたら感想聞かせてね?)



「ブハッ!!」



口に入ってた麺を盛大に吹き出して鼻から麺が飛び出る



「イタタタっ!!」



「うわわ!きったないよ!ナナちゃん!」



レンジが大げさに飛び退く



「マイ…マイコちゃん?なんつー事を…」



「それくらい良いでしょ?女の子同士だしさ♪」



「い…いや…まだコイツとは…」



レンジに視線を送る



「え?僕?なになに?」



気になるレンジは何故か喰いついてくる



「うるっさいわね!!チャーシューよこしなさいよ!!」



「あ!なんでよ!?ヒドイよナナちゃん!」



「やれやれ…まったくもって中学生はうるさいねぇ…」



「ヒトミ…子供なんてのはこんなもんよ?」



「そうだな…!オラ!」



ーバシン!ー



ヒトミさんが私の背中を強く叩いてくる



「あ痛!」



「お前も替え玉食えよ?若い内に食わないとその寂しいチチも成長しないぞ?」



「チチ…そうですね!替え玉!」



「ナナちゃん…太るよ?」



レンジが余計な事を…




「うるさいわね!またチャーシュー取るわよ!」



「もうダメだよ!僕のチャーシュー無くなっちゃうよ!」



「アンタ私の彼氏でしょ!」



「そんなの横暴だよ!」



「チャーシュー1つでケンカするなんて…真実の愛には程遠いわね」



エリさんが鋭い指摘をしてくる



「それだけここの店のチャーシューは美味いって事さ♪」



ヒトミさんは楽しそうにまたビールのジョッキを空ける…



そして…





夜が更けていく…



























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