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り☆berth彼女♪  作者: MAG
86/275

第86話



「カッコつけんじゃないわよ…どきなさいよ!」



マイコちゃんが野太刀の切っ先ををレンジに向ける…!



「僕は…!確かに君を振った…傷付けたと思う…!!本当に申し訳ないと思ってる」



「申し訳ないって…何を今更…!振ったのは事実でしょうが!どきなさいよ!!…どけぇっ!!」



「確かに…今更でもあるけど…でも僕はどかない!!」



「どけぇっ!!」



「どかないっ!!」




「レンジ!!アンタ下がってなさいよ!!」



私もレンジに下がれと言う



しかし



「イヤだ!!」



背を向けながら私にも怒鳴る



「れ…レンジ…?」



「僕は…僕は男なんだ…好きな女の子を守りたいんだよ!!同じ死ぬんでも…何もしないで死ぬよりは…好きな女の子を守り抜いて死んだ方がマシだ…!!」



「ちょ…!!レンジ…!」



私の前に背を向けて微動だにしないレンジ



「なら…お望み通り…!」



ーガチャッー



マイコちゃんが野太刀を更に低く構える…!



だけどレンジが口を開く



「それに…」





「ナナちゃんとマイコちゃんが殺しあうのなんて…イヤだ…!」



「!!」



マイコちゃんがピクリとする



「僕はナナちゃんが好きだ…でも、マイコちゃんは部活で一緒に苦労してきた…楽しんできた…!ナナちゃんよりも長く…!」



レンジ…!



「ノフだってそう…3人で部長達に時には怒られたり、褒められたり…



レンジは部活での思い出を話す



「僕にとって…部活で関わった友達は…大切なんだ…!!」



大切…



「大人になっても絶対に忘れられない…大切な友達なんだよ!!その仲間が殺し合うのなんかイヤだ!!」





ーカチャカチャ…カチャカチャー



マイコちゃんの手が震える



野太刀がカチャカチャと音を鳴らす



ーカチャカチャ…カチャカチャー













ーガシャンッ!ー





野太刀が……



マイコちゃんの足元に落ちる



「……友達…か……アッハハ…」



マイコちゃんが……



ガックリとうなだれる…



「やっぱり………友達なんだね……ハハ…♪」



力なく喋るマイコちゃん



「……こんな事したのに……殺そうとしたのに……大切って……グス…どれだけ…どれだけ…グス…人が良いのよ…!ウグ…!」



ポロポロと…




ハラハラと…



大粒の涙を流すマイコちゃん



どんどんと頬が濡れる…



「………ご…ごめん…なさい……!私…わだぢ…!!う…グス…!ふぐぅ……!何て事を゛!!」



マイコちゃんは膝を地面につき、顔を覆い泣く



「あ……!」



レンジが駆け寄りマイコちゃんの涙を拭ってあげてる…



う…うーん…



レンジにとっては自然な事だろうけど…




ちょっと妬くわ…




でも…



なんとか…ひと段落ついた…



レンジのおかげもあって…



いや、レンジが決着を付けてくれたんだと思う






「はふ…」



私は大きなため息をつく…



ほんの少し…



私の吐いた息は…





ほんのりと白かった…









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