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り☆berth彼女♪  作者: MAG
84/275

第84話



「シェアァ!」



マイコちゃんが回転しながら刀を振り回してくる



ービュン!!シュン!!ー



速い!!



私は日本刀で防御する



ーガキガキガキ!!ー



刃同士が衝突して鋭く不快な金属音が鳴り響く



つーか…速い上に手数が滅茶苦茶に多すぎる!!



「ヒャッハー♪どこまでガード出来るかしら?ウリャアーー!!」



「ぐぅ!!」



ーギン!!ギン!!ー



防御する私は押される一方だ…!



「ほらほら!?ちったあ反撃しなさいよ?オラァ!」



マイコちゃんが刀を大きく振りかぶる



…脇が開く!!



チャンスだ!



私はその隙を逃さず、脇に一撃を加える



ーギィン!!ー



「!!」



「二刀流よ?かたっぽを忘れてるんじゃないわよ!!ッハァ!」



もう片方の刀が襲いかかってくる!



「ぐぅ!!っりゃ!」



私は蹴りでマイコちゃんの刀を持つ拳を払う



「チィッ…!!」



しかし休む間も無くまた仕掛けてくる



ーダンッ!!ー



「!!」



マイコちゃんはジャンプする



しかも捻りを加えて身体の態勢を真横にして回転する!



刀身は縦に回転してくる!!



身体を独楽の様に凄まじいスピードで回しながら二刀流で攻撃してくる



ーギンギンギンギンギンギンッ!ー




「ぐぅ…!!」



私は未だに防御一辺倒になってしまう



に、二刀流なんて…相手した事ないわ…



滅茶苦茶にスピードが速いし…



「休んでる間は無いわよ!!」



マイコちゃんが今度は刀を地面に突き刺す



そして、その反動を利用して飛び蹴りを繰り出してくる!



「くっ!!」



私は横に飛び跳ねて避ける



マジのカンフー映画のアクションの動きだわ!



「さすがにヒトミさんとやりあっただけはあるわね…」



「ヒトミ…あのタバコ女!?」



「そ…ま、ヒトミさんは手加減したとは思うけどね」



ヒトミ…マイコちゃんはあの女の部下だったのか…



「さぁ、まだまだいくわよ?」




今度は刀を…逆手に持った?



「イャラァァ!!」



今度は突進!!!



猛烈なスピードで突進しながら斬りつけてくる!



「うぅ!!」



ギリギリで避ける私



マイコちゃんは突進したまま木に向かう



あのスピードならぶつかればタダではすまない



あのまま激突してくれれば!



ークルッ!ー



ーダン!!ー



!!



身体の姿勢を変えて…木を蹴った!!



ーバキィ!ー



マイコちゃんが蹴った木が見事に折れる



その反動でまた私に襲いかかってくる!




「ッラァ!!」



さ、避けきれない!!



ービシィッ!!ー



「ぐぅあ!!!」



「ヒットォ♪」



なんとか避けたけど、腕を…ほんの少し



紙で切った様な傷を付けられる



…痛い…!



ジワッと滲む血



「…物理的攻撃!?」



「…当たり前でしょ?アンタの肉体をズタズタに切り裂いてブッ殺してやんのよ!!どう?痛いかしら?ハッハッハッハッ♪」



くそ!!



かすったくらいで…高笑いして…



しかし…



マイコちゃんは私を本気で殺すつもりだ…



その分躊躇なくフルパワーで仕掛けてくる!



「足元がお留守よ!!」



!!



ーバキィッ!ー



「あぐぁ!!」



足払いをまともに喰らう!



ードシン!ー



私は倒れこむ



「死ねぁ!オラアアアアアァァァァァ!!」



「ぐぅ!!」



マイコちゃんが刀を私に突き立ててくる!



ーザシュ!!ー



転がって避ける



ーザシュッ!ザシュザシュザシュザシュザシュッ!ー



次々と刀を突き立ててくる!



横に回転しながらなんとか避ける



「逃げんなぁあぁアアアアア!!」



くっクソ!!いつまで地面を転がれば…!



しかし、マイコちゃんのあの勢い…



利用してやる!!



私は急に回転を逆にしてマイコちゃんの懐、つまり自分足元に転がり込む



「!!?」



マイコちゃんの刀が私の上方を通りこす



勢い余るマイコちゃん



その隙を逃さない!



「喰らえ!!」



地面に寝転がる状態から態勢を立て直しつつ私は日本刀でマイコちゃんに一撃を加える



立て膝で攻撃する格好になる



が…



マイコちゃんはジャンプでかわす



「ハッハッァァ!甘いわよ!!」



しかし、避けられるのは予想がついていた!



「甘いのはあなたよ!!」



「!!」



ジャンプしたマイコちゃんをすぐさまもう片方の手に持つ鞘で追撃する



ーバキィ!!ー



「グア!!」



マイコちゃんの脇腹にヒットする!



吹き飛ぶマイコちゃん



ーズドン!!ー



転がり、そして仰向けになるマイコちゃん



「はぁ…はぁ…はぁ!!」



くっそぉ…転がって砂まみれだ…



「…どう…?はぁ…はぁ…!二刀流はあなただけじゃないのよ?鞘だって立派な武器になるのよ?」




私はマイコちゃんを見る



…動かない…



かなり効いたのか?



しかし



ーピクリー



マイコちゃんの身体が少し動く



「……痛いわねぇ…痛たたた…さすがはテラーのハンターねぇ…ケッケッケ♪」



倒れながらマイコちゃんが口を開く



そして、ユラリと…



足首の力だけで、まるで操り人形の様な動きで起き上がる



ま…まるでゾンビだわ!!



「っペッ!!」



倒れた際に口の中を切ったのか、唇から血が滴る



それを吐き捨てるマイコちゃん



「…マジでやんないとコッチがやられかねないわね…」



私を睨みつけるマイコちゃん



なんでこんなに…なるんだ…



「な…なんで…こんな事するの!マイコちゃん!」



「なんで?アンタバカなの!?委員会のガーディアン相手に何言ってんの?ハッ…♪」



マイコちゃんはセリフを吐き捨てる



「ガーディアンに対してアンタはハンター…!当たり前でしょ?後はねぇ…アンタが憎いからよ!!」



「憎いって…」








そしてマイコちゃんは俯きながら口を開く



「私はね……いつも1人だった…」



1人…?



「そんな私に光をくれたのがレンジ君なのよ…?」



光…?



なんの事だか分からないけど…レンジの事を好きになったきっかけの事かな…?



「アンタには全然分かんないでしょうね?死ぬ前も、生き返った後も…いっつもレンジ君と一緒でさ…」



確かに…私はレンジとほとんど一緒に過ごしていた…



それが羨ましかったのか…



「いつも一緒で…!私の気持ちなんか分かる訳ないわよね?」



「いや…私だって…!両親はいないし…死んだ後だっ…」



ーガキィッ!!ー



マイコちゃんは刀を地面に叩きつける



「私の辛さを分かった風に口を開くなぁ!!!ちくしょう…!ちくしょう!ちくしょうちくしょう!」



ーガキィガキィガキィ!!ー



マイコちゃんは叫びながら刀を叩きつける



「いつも一緒に、仲良くしてんのを見せられてた私の気持ちなんか分かるかぁ!!ふざけんじゃないわよおぉおっ!!」



物凄い形相で怒鳴るマイコちゃん



そして歯を食いしばり私を凄い勢いで睨みつける



まさに、鬼の形相だ…



「その上、光をくれた人物に振られた気持ちなんてアンタにはわかんないわ…!!私はね…入学して…あの時からずっと…ずっとレンジ君の事が好きだったのよ!?」



「1年…」



「それを…今更蘇ってきて…ふざけんじゃないわよ!!!横取りされてたまるかぁあああ!!」



「よ…横取りって…!」



「お前なんか……大人しく…死んでれば良かったのよ!!!!!」



んな無茶な…!



「ちょ…け…ケンカは良くないよ!ダメだよ!!」



レンジが会話に割って入ってきた



「ケンカ…?」



マイコちゃんがレンジを見る



「…レンジ君…あなたの頭の中って花でも咲いてんの?…これは殺し合いよ?見てて分かんないの?」



「こ…殺し合いって…!」



「元はと言えば、レンジ君がいけないのよ?頷いたクセに…!あなたを賭けた殺し合いなのよ?」



「僕を賭けたって…?」



レンジがいけない



その言葉に私は怒りが込み上げる



「ふ…ふざけんなぁああ!!」



ーギィンッ!ー



マイコちゃんに一撃を浴びせる



それを両方の刀でガードするマイコちゃん



ーギャリ…ギャリ!ー



「何よ!?いきなり怒ってどうしたのよ?」



ーガチ…ガチガチ…!ー



鍔迫り合いになる




「何でレンジが悪いのよ!!アンタどれだけ自分勝手なのよ!!!」



「うるさい!だから言ったでしょ!アンタには私の気持ちなんて分からないって!!」



「分かんないわよ!自分勝手なヤツの気持ちなんか!!」



ーギャリ…ギャリギャリギャリ!ー



お互いが睨み合う




ーバチンッ!!ー



そして、お互いの刃を弾きあって後方に飛び跳ねる




「……!!」



距離を保ち睨み合う…




そして、先に口を開いたのはマイコちゃんだった














「そうだ……レンジ君?良い事教えてあげるわ?」













































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