第62話
「………」
「………」
互いに無言
マコ姉ぇが無言で乱れた服と髪の毛を直す
「あ…あの…マコ姉ぇ?」
「あ〜…まぁなんつーの…レンジ君ってすっごい激しいのね…」
「い…いや…」
「マジでビックリだったわ…ハンパなかったわ♪凄かったわ…♪ンフフフフ♪」
ウットリとした表情で僕を見つめてくるマコ姉ぇ
「い、いや…何もしなかったじゃんよ…やめてよ…変な芝居はさ…」
「ふふーん♪押し倒されて服とかパンツ脱がされかけたからねぇ…何もしなかったってのは違うんじゃなーい?」
そう、僕は何もしなかった
…うん!何もしなかった!
何故かって…それは…
ー10数分前ー
「ちょ!マジ!?ごめんって!お姉ちゃん謝るから!ね!?お願い!」
ーカチャカチャカチャカチャ!!ー
「んだー!!何をベルト外してズボン脱ごうとしてんのよ!!」
「だって!脱いで出さなきゃ出来ないじゃんよ!!」
「ひぃぃい!!」
マコ姉ぇが怯え出す
そして、僕はマコ姉ぇにのしかかる
そして下着にに手を掛ける
「はぁ!!はぁ!!はぁ!!フーッ!!フーッ!!」
「だー!!な、な…なに興奮してんのよ!!」
「ま、まままま!!まずは!キスなの!!?キスなの!?ままま!!マコ姉ぇ!!フーッ!!フーッ!!」
「ちょ!いや…!ストッ…!!ストップ!ストップ!ちょ…お…お願いよ!お姉ちゃん……お姉ちゃん…」
マコ姉ぇが何かを言いかける
そしてマコ姉ぇは叫ぶ
「わ…私…私…!処女なのォォォォ!!」
「……は?」
「う……グス…お姉ちゃん……まだエッチした事1回も無いの…う…グス…ふええ…!!」
「な…え?う…ウソでしょ?」
「ウソぢゃないもん!!まだ純潔だもん!男の子に裸も見せた事ないもん!!」
そ、そんな…
いつもあれだけエロい会話してるのに!?
「ふぇえ…グス…!!レンジ君に犯されちゃうよぉぉぉお!お母さーーん!!えーーーん!!ヴァァァわわーん!!びえーーーん!!」
大泣きしてしまうマコ姉ぇ
「い、いや!ちょっと!泣かないでよ…!」
「うわーん!初めてのエッチがレイプなんてヤダよーー!!ビャーーーー!!」
ーそして今に至るー
もちろん、そんな状態でマコ姉ぇに襲いかかる訳にもいかず…
結局何もしなかったわけだ
「つーかマジで怖かったわ…少し覚悟したもん」
マコ姉ぇの目を見るとまだ赤い
本気で泣いてたんだ…
「いや…マコ姉ぇが…その…まだエッチした事無いなんてビックリなんだけど」
「あのね…私をヤリマンだと思ってだわけ?」
「……」
ーコクリー
「無言で頷くな!!バカちん!!」
枕を投げてくるマコ姉ぇ
「まーなんつーの…それだけの勢い出せるんなら、大丈夫だっての!」
「う…うん…」
ーバリッ!ー
マコ姉ぇはお菓子の袋を開ける
「レンジ君はさ、石橋を叩いて渡るタイプよね」
「え?そう?」
「うん、つーか危なそうな橋だったらしっかりと強度計算してそれから渡りそう」
……僕は…臆病だったのかな?
マコ姉ぇは1つ、小さなため息をつくと僕を見つめて言った
「壊れそうな橋も、駆け抜けてしまえばなんて事ないかもよ?」
「……!」
確かにそうだよな……
僕は何を迷ってるんだろう
「だからね?近い内にレンジ君の想いをしっかりと伝えなさいよ?」
「う…うん!」
マコ姉ぇは僕の返事を聞くと満足したみたいだ
「それでね、私パフェ食べたいの」
「は?」
「パフェ食べたいの」
「は?…いや…意味が分からないんだけど」
「パフェで許してやろうって言ってんのよ?」
「え?」
「押し倒されて上着を捲られてブラは見られる、パンティは脱がそうとする…服越しとは言え、君の固くなったチンコを太ももに押し付けられる」
「え?」
「明らかに婦女暴行よね?」
「い…いや!!アレはマコ姉ぇがあんな悪ふざけをしてくるから…」
「良かったわねぇ…トーちゃん達が妹連れて出かけてて…トーちゃん達いたらマジで大変だったわよ?」
「う…」
「駅前にあるじゃん?喫茶店!あそこのゴールデンパフェ食べたいのよねぇ」
「あ…あれって裏メニューでメチャクチャ高いじゃんよ!2000円近くするんだよ!?」
「今からボロボロに乱れた服装で泣きながら股を押さえてナナちゃんの所行こっかな?」
ダメだ…
逆らえない…
「分かったよ…」
「ヘヘーん♪やりぃ!」
まったく…
悪知恵だけは余計に働くんだから…




