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り☆berth彼女♪  作者: MAG
55/275

第55話



しかし…



その約束は果たされずに終わる



「ゲホッ…!ゲッホ…!」



「大丈夫?ランちゃん…?」



「…うん…」



あの約束をした1年後



私は幼くして骨肉腫に侵される



幼い身体に様々な投薬や放射線治療



やせ細り、髪の毛は抜け落ちカツラを被っていた



マナミは毎日の様に私の病室にお見舞いに来てくれた…



「あはは…こんなんじゃ女優になれないね…」



病室でマナミと話す



「ダメだよ…!約束したでしょ?一緒にお仕事するって…!だから…元気になって!」



マナミは懇願するかの如く……だけど、私を強く励ます様に手を固く握り、私を見つめる



いつの間にか、マナミが私を支えてる…



そう…感じていた



「そうだね…うん…!早く元気になる…!」



だけど





その約束は果たされなかった






魂の状態で自分の告別式を眺める私



「うわぁぁあぁああ!!いやだ!!イヤだ!ランちゃん!!ランちゃあん!ゔあぁぁぁあ!」



狂人の如く泣き喚くマナミ



物言わぬ…動かぬ私の遺体に強く抱き付いていた



私の遺体を火葬する時なんて…一緒に棺桶に入ると泣き叫び、大人数人がかりで火葬場から引きずり出された程だった






その後も、私は魂の状態で彼女の生活を見ていた



全く喋らない



誰とも会話しない



自分の部屋に籠り、1人で誰かと会話をする



「ランちゃん…今日はさー…何して遊ぶ?」



「絵を描いて遊ぼうよ?」



「さんせー!あ、でもその後におままごともしよーよ?ね?」



1人2役を演じ、何もない空間に話しかけるマナミ



そんなマナミの状態を見て私は思った



蘇りたい



生き返りたい…!



まだ…マナミには私が必要だ…



その時



「確かにあの娘にはまだ…あなたが必要ね」



マナミの様子を見る私の真後ろから突然の声



「…誰…?」



「…死神よ」



「死神…」



死神という言葉に驚きはほとんど無かった



自分が死んで、魂の状態なんだ…



大した驚きは無い



「あなたの死は予定通りだったわ…だけどあのマナミという娘があんな状態になるのは予定外だわ」



「…何なの…?お姉さんは…?」



勝手に喋る女の人に若干違和感を感じる



「私は死神のエリと言う者よ」



「エリ…さん」



「あの娘にはまだこれから使命があるの…これから先に、大切な…でも、あんな状態じゃいずれは自ら命を絶ってしまうわ」



!!!



「自殺…自殺なんてダメ!…ダメだよ!」



「そうね…そうよね?あなたはどうしたい?」






「私は…生き返りたい…まだマナミのそばにいて…あの娘を支えてあげたい…!」



「…分かったわ……」



エリさんは私の頭を優しく撫でる



「死神になりなさい…そうすれば現世に戻れるわ」



「ホント…?」



ニッコリと笑うエリさん



「ホントよ…修業して…あなたの頑張り次第だけどね」



私はもちろん快諾した



修業でも何でもする






マナミを…




支えてあげたい…!
















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