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り☆berth彼女♪  作者: MAG
51/275

第51話



「お疲れ様でした〜」



今日も部活が終わり、私とレンジは家に帰る



仲直りしたのもあって2人で仲良く家路につく



秋になってだいぶ経ち、陽が沈むのも早くなってきたわ…



「あ、今日は買い物しないと…」



「そうね…冷蔵庫の中身あまり無かったわよね?」



私とレンジは帰り道、スーパーへと立ち寄る



「えと…牛乳に卵にラップに野菜…あと豚肉も欲しいな…」



買い物カゴをぶら下げながらレンジがブツブツと呟く



「ほい、牛乳ー!」



「ありが…なんで3本も持ってくるのさ?」



「身長アップ、及び私の巨乳可大作戦よ!」



「お野菜とお魚を食べて下さい」



「牛乳が1番でしょ?」



なんてくだらないやりとりをしながら買い物をしていく



「あ、プリン!プリン!」



「ちょ…鬼みたいな数持ってこないの!」



「だってプリン好きだし」



「もー…3つまでだよ?」



レンジってば意外にケチンボだ



「さて…必要な物は揃ったし…!お会計して帰ろ?」



「うん!」



なんか…こーやって2人で買い物してると新婚の夫婦みたい…



アハー☆



そして…スーパーから出ると





「ちょっと…君達、良いかな?」



不意に声を掛けられる私達



背の高くて髪の毛は腰まである大人の女性…



でも、なんか…伸ばしっぱなしって感じだ



そしてGパンにジャケット…ラフな格好だ



でも…私はこんな人は知らない



「は?いや…どなたですか?」



レンジが怪訝そうにする



「ふふ…どっちかってーと…君の彼女の方に用事があるんだよ…」



「あ…いや…彼女では…ないですけど…」



…別に否定しなくたって良いのに…



ちぇ…



しかし、知らない人が私に用事…?



「あ…いや…私…あなたの事知らないんですけど」



「そりゃあそうさ…初対面だしね」



初対面…?



「ふーん…」



女性は私の間近に立つ…



「ふーん…エライちっこいね…ま、良いや…顔貸してくんない?」



私を見下ろしながら呟く女性



つーか…初対面でちっこいとか失礼じゃないか?



って…クセッ!!



すっげータバコくせー!!



「あ…あの…どなたから知りませんけど…私達、これから夕飯作らなきゃ…」



すると、女性は私の耳元で囁く



(良いから言う事聞きな…テラーのハンター!)



!!!



(な…!)



(言う事聞きな…でなきゃ、男の方を殺す!こいつぁ脅しじゃないよ?)



な…まさか!コイツ…委員会!!?





レンジを巻き込む訳にはいかない…!



こ…ここは…言う事を聞くしかない…



「レ…レンジ…ゴメン…先に帰ってて?」



「え?まぁ…別に構わないけど…」



「私もすぐに帰るから…」



私はレンジに先に帰宅を促す



「…フフン…」



女性は満足そうに笑う



そして…私は女性に連れられ広い工事現場の様な場所に入る



「どっこらしょ」



女性は工事現場のベンチにドッカリと座る



「……」



「まぁまぁ…そう怖い顔すんなよ?そうだな…」



女性は近くの自販機に向かう



「あったかいのか?冷たいのか?」



自販機に小銭を入れる女性



「……」



私は沈黙して答えを出さない



「…まぁ良いや…」



ーガタンー



自販機から品物ガタン落ちる音がする



「ほらよ」



女性は私に缶コーヒーを投げる



冷たい…



「今買ったんだ…別に毒なんて入っちゃいないよ?」



「…あの…私に何の用ですか?それとあなたは一体誰なんですか?」



「まぁまぁ…とりあえずそのコーヒーを飲みな?」



…仕方ない…私は缶コーヒーを開ける



「…いただきます」



「お行儀良いね…まぁ…あれだ…私ゃアンタの敵だよ」



「…委員会…」



「正解!」



女性はタバコに火を点ける



「委員会、ガーディアンの隊長…名前は…ヒトミだ」



隊長…!!



「別に自慢するワケじゃないが…隊長でも1番隊から5番隊まである中じゃ1番強い」



隊長…しかも…自分で強いって…



でも満更でもなさそうだ…





「ふん…ジリジリと距離を取ってんじゃないよ?」



コイツ…一体何が狙いなの…?



「まぁ…まだ攻撃の意思は無い…」



攻撃の意思は無いなんて言ったって…敵は敵…



そんなものは信用ならないわ



「まずはお前…桜川ナナ…お前に注文がある」



「…注文?」



ーカランカランー



ヒトミと名乗る女性は飲み干したコーヒーの空き缶をゴミ箱に投げ入れる



「…坂崎レンジから手を引け」



…!?



「お前が坂崎レンジの命を狙ってるのは分かってる…インフルエンザから世界を守る為だろう?」



…私の名前や目的まで…



やっぱり監視されていたのね…



「…あなたなの?私を監視していたのは?」



するとヒトミはタバコを靴で踏み消す



「バカだね…私ゃ隊長だよ?アンタの監視は私の可愛い部下がやってんのさ」



確かにそうね…



部下にやらせているのか…



「で?手を引くのか、引かないのか…どっちだい?」



「…お断りします」



「フン…やっぱりそうか…テラーのハンターとは言えルーキーの分際でガーディアンの隊長相手に随分と強気だねぇ…」



「私だってテラーのハンター…自分の任務を放棄するわけにはいきませんから」



「どうしてもか?」



ヤツは再度質問してくる



しかし、私だって引くわけにはいかない!



「どうしてもです」



「ふーん…」



ヤツは腕を組む





「大体…あなた達には私達のやっている事には関係無いはず…一体何が目的なんですか?」



「私達委員会も坂崎レンジの命を狙ってるのさ…」



…何ですって!?



「お前の目的は知らん…だがテラーの思惑通りにはさせない…!」



「テラーの思惑…?」



「フン…ルーキーのガキンチョのお前がテラー上層部の思惑なんか知るわけないか…」



…何だコイツ…いちいちカンに障るヤツだわ!



「ルーキーでガキンチョ…だけど私もハンターよ?…舐めないで頂けますか?」



「なら…やり合うかい?私と」


「!!?」



ヤツが立ち上がる



「…今回は警告だけにしようかと思ったんだが…こうも引く様子を全く見せないと…若干頭にくるんだよねぇ…可愛げが無いんだよ…!……ガキンチョが…!」



そして…ヤツが取り出したのは…



武器!!



日本刀に見えるけど…少し大振りな刀…



「コイツぁな…野太刀って言う武器さ…通常の日本刀の刀身が70cm前後…大してこの野太刀は1mある…ま、私のは特注品で1m20cmあるがな」



「くっ…!!」



私も武器を取り出す



「ほう…日本刀か…ピンクね…随分と可愛らしい鞘じゃあないか…」



ヒトミが野太刀を肩に担ぎながら近づいて来る…!



その可愛らしい日本刀で…どこまで私とやり合えるか…楽しみだね…」



ヤツが構える…



何だ…!?



あの構えは…



あの重そうな野太刀を片手で…



「いくよ!!シャアッ!!」



ービュンッ!!ー



ヤツは野太刀を片手で振り回す!



しかも速い!!



「くっ…!!」



私はギリギリヤツの斬撃を避ける






な、なんて間合いが広いの!?



しかも速い…!



「ククク…♪女の私がこの大振りな野太刀を片手で振り回すなんて思わなかったろ?」



そして…



「シャ!オラァ!デヤァッ!」



重そうな野太刀を軽々と、ダンスをする様に振り回してくる…!



「クッ!」



何とか避けるのが精一杯だ



「ほらほら!私ゃまだまだ速く出来るよ!!」



…!!



「オラァ!!」



野太刀をものすごいスピードで振り下ろして来る!



「ぐぅっ!!」



ヤツの斬撃を防御する



—ギャリギャリ!!—



な、何て重たい一撃なの!?



速い上に一撃が恐ろしく重たい!



「ほらほら…!どうした?刀ごとぶった斬っちまうよ!」



「ぐ…!!」



か…片手なのに…なんつーバカ力なの!!?



振り下ろされた野太刀を防御しつつ、ドンドンと後ろに押される私



「オラオラァ!」



くそ…!



なんて強いの…!


















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