第39話
ふーん…
ま、ナナちゃんとレンジ君が付き合ってないのは分かったわ…
それだけでも収穫はあった
それに、もう1つの目的はナナちゃんに揺さぶりをかける事
恐らく彼女もレンジ君の事が好きなはず
でも、毎日当然の様にレンジ君と寝食を共にして恐らく感覚的に鈍ってるはずだ
彼女にレンジ君を男として再認識させれば、距離をおくはず
まぁこれは彼女の性格にもよるけど
私の見たてじゃ、彼女はレンジ君との距離が近過ぎて素直になれない
いわゆりツンデレタイプってヤツだ
だから、幼馴染としては近づけても男女の関係となると1歩引いてしまう
そんな感じだ
…そろそろ…私は本格的に動かないと…
夜、私はレンジ君に電話をかける
(もしもし?)
「あ、レンジ君?ゴメンね急に」
(ううん、どうしたの?)
「私達さ、お互いに主人公って重要な役じゃない?だから2人の演技が要だと思うの」
(あ…文化祭の事か…確かにそうだね)
そして、私は提案する
「だから、私達の演技が完璧じゃないと舞台も成功しない…」
(うん…そうだね)
「だから、2人で個別に練習しない?」
(個別に…?)
そう、個別に練習…
そうすれば2人での時間が取れる
しかも、舞台では2人はハッピーエンドで終わる恋人同士
個別に練習して、良い雰囲気を作る…
レンジ君に私を意識させる
地味ではあるが、かなり効果的だと思う
(うん、別に構わないよ?舞台も完成させたいしね♪)
「良かった♪じゃあ、週に3回はやろうね!」
(うん、わかったよ)
そして、電話が終わる
…下準備はこれでOKだわ
後は着実にレンジ君との距離を縮める
そして、ナナちゃんとレンジ君を引き離す
…上手くいくかはわからないけど…
いや、上手くやらないと……!
私はレンジ君の写真を抱きしめる
レンジ君は…
私のもの…!
私はレンジ君の写真にキスをする
…あぁ…
現実でもキスをしたい
私は枕を抱きしめる
…こうやって抱き合いたい
レンジ君に抱かれたい
レンジ君に身体中触ってもらいたい
私の心も身体も…求めてもらいたい
全てを捧げる覚悟はある
どんな事をされても構わない
どんな事でもしてあげたい…
彼の為なら…!




