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り☆berth彼女♪  作者: MAG
23/275

第23話




責任……



僕は家の台所で夕飯を作りながら考える



どういう意味なんだろ…?



責任って…



良く分からない……



ドラマや本の話の中じゃ、身体の関係を持ってしまった男女の間で言うけど…



責任取って、とか…



もちろん僕はマイコちゃんとそんな関係じゃない



あれはどんな意味なんだろう…



まさかマイコちゃんが僕の事を…?



いやいや…!そんな事…



いや…バレンタインのチョコ…くれたよな…



部長達と一緒にだけど…



ノブと比べたら確かに僕の方が大きかったし…



いや…でも…まさかな…



ーペトー



「レンジ…?レンジ?これ位の大きさで良いの?」



ナナちゃんがブロッコリーをペタペタと僕の顔にくっつけてくる



「うわ…!何するの…?」



「だって、アンタボーッとして返事返さないから」



「あぁ…ゴメン…えと…ブロッコリーをお鍋に入れて火をかけて?」



「ほいほーい♪」



そして、また今日もナナちゃんと夕飯を食べる



今日からはナナちゃんも手伝ってくれてるんだ




「うぅ…野菜が多いわ…」



食卓を前にしてナナちゃんがしかめっ面だ



「ちゃんと野菜も食べなきゃダメだよ?」



「いや…食べれない事ってのは無いんだけど…インゲンアンタにあげるわ」



「ダメです」



「えー!インゲン苦いんだもん!」



「好き嫌いはダメだよ?」



「むぅー!」



「口を尖らしてもダメー!」



確かにナナちゃんは昔からインゲンが嫌いだったんだよな…



でも、もう中学生なんだから食べなきゃ…



「あ、そうだ…今日は部長と喜多見先輩と3人でどっかに遊びに行ったとか言ってたよね?」



「ん?そうよ…先輩だからなんか恐縮しちゃったけど、楽しかったわ」



「へー…楽しかったか…なら良かった…♪」



「うん!まぁ…部長は下ネタが多いから困ったけど」



「あー部長はあれが生き甲斐みたいなもんだからね…下手したら男子よりヒドイよ?」



「うん、かなりの変態だわ…」



まぁ部長達と仲良く出来たらなら良かったのかな?



「アンタは今日は何やってたの?」



「ん?あぁ…今日は急に部活に呼ばれてさ、少し作業をしたんだ」



「へぇ…マイコちゃんと…ノブアキだっけ?3人で?」



「ううん、ノブは家族旅行だからいなかったよ」



「……!」



ナナちゃんのお箸が止まる



「来年は僕らが部活を切り盛りしなきゃいけないからマイコちゃんが誘ってきたんだ」



僕は麦茶をコップに注ぐ



「ごちそうさま」



ナナちゃんが椅子から立ち上がる



「え?まだおかず残ってる…」



「今日は部長にごちそうになったから…もういらない」



「あ…うん…」



ナナちゃんは自分の食器を片付けてサッサと自分の部屋に戻っちゃった…



どうしたんだろう…



仕方ない…



僕は1人で寂しく夕飯を食べる



…うーん…ナナちゃん気分屋だよなぁ…




…まさか、僕とマイコちゃんが2人で部活をしていたのに…



妬いてる?






…いやいや!それは無いよな



そうだったら嬉しいけど…



僕は昔を思い出す



あれは…いつだったかな?まだ小学校の低学年だったな



—下校途中—



「またレンジと桜川が一緒だ!!」



「いつ結婚するんだ?お前ら?」



クラスの男の子達にからかわれるナナちゃんと僕



「いや…結婚とか…そーじゃなくって…友達だから…」



「うるっさいわね!ブチ殺すわよ!アンタら!」



怒りまくるナナちゃん



「恐妻だ!キョーサイ♪ウヒャヒャ♪」



男の子達は走って逃げてしまう



「ったく…!レンジ、アンタもいちいちあんなの相手にしないの!分かった?」



ナナちゃんは僕を睨みつける



「うん…分かった…」



僕は俯いてしまう



「なーによ…しょぼくれちゃって…男の子のクセに」



「う…ごめん…」



「大体、そんな簡単にしょぼくれちゃう男の子なんて私の好みじゃないし!」



「……」



好みじゃない…



幼心にショックだった…



ナナちゃんいわく、私より強い男の子が好みらしい



僕は…気が小さかったからな…



僕は夕飯を食べ終える



…それでも好きな事には変わりなかったんだけど…



でも、これからだよな!



これからナナちゃんとの距離を縮めれば良いんだ…




ふと、僕はカレンダーを見る



…!!



今度の土曜日じゃないか…!!



部活とか色々あって忘れてた…



よぅし…!



僕は気を取り直して冷蔵庫を開けた…!












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