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り☆berth彼女♪  作者: MAG
182/275

第182話




「ほ…北条マイコ…です」




モジモジと俯きながら自己紹介をする、新しい部下となる女の子



医療ミスで生まれてすぐに死んでしまい、しばらくは委員会の保育園の様な機関で育てられたマイコ



時期が来たので死神の訓練を受けに何故か私が預かる事になった



「…なんだい…蚊の鳴くような声で喋ったって聞こえやしないよ?」



「…ご…ごめんなさい…」



「で、名前は?もう1回」



「ほ、北条マイコ…!です…」



大して変わらない声で再び自己紹介をするマイコ



「マイコね…まぁ良い…これから私が上司になるヒトミ…名前で呼べば良い」



「は…はい…」




「いちいちどもるんじゃないよ…!その調子じゃ先が思いやられるねぇまったく…」



「………」



マイコはションボリと俯いてしまう



私のほんの少しの怒りにシュンと、萎縮してしまうマイコ



面倒な娘



私はそう思った



「いいかい?私が訓練するからにはアンタを一級の死神に育てあげてやる…こいつは約束してやる…」



「はい…」



「死神になれば、現世に戻って、任務を遂行しながらだが人生をやり直せる…」



「人生を…」



ほんの少し、瞳をキラキラさせるマイコ



「ただ…!覚えておけ…!私の訓練はアンタの思ってるのを遥かに超える位に厳しいよ?そいつぁ覚悟しときな」



ービクッ!ー



一瞬、身体を跳ねされるマイコ



「私は優しくないからね…アンタをこれでもかって位に泣かせてやるからね…もう1度、死んだ方がマシって位にな」



私は…少し脅しのつもりで言った



しかし彼女は



「…頑張ります…!」



小さな声で…しかし、重い声で私に告げる



そして、瞳の奥には何か…決意を感じられた



「ほほう…!良い覚悟だね…」




イジメてやろうとは思っていなかったけど、今まで私が訓練してきたヤツらはほとんどが根を上げていた



その上、ズボラな私の性格、酒好きやタバコ癖もあってか、委員会では実力こそ私は認められていたが、周りからは良くは思われていなかった



どうせコイツも、その内私に嫌気が差すだろう



そう思った






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