第14話
んだーー!!
なんてバカなの…!
せっかくレンジが指輪の話題を振って来てくれたのに…!
しかも、思っても無い言葉を次々とレンジに浴びせちゃって…
レンジが好きだったからだよって言えば良いのに!
いや、ストレート過ぎても…
昔は実は好きだったとか…
「んがーー!」
私はベッドの上でバタバタと暴れる
…レンジ…気を悪くしちゃったかな…
クスン…
あー…ホントバカだなぁ…私は
でも…朝のあの件…
アレを硬くしたって事は私にコーフンしたって事よね…
ビンタしちゃったけど
服越しだったけど…結構大きいのね…
うん…私に全く興味が無いってわけじゃなさそうね
プールの時、準備体操の時も股をガン見してたし…
まぁ…それが私に興味か、それか女の子の体に興味が…って部分は分からないけど…
それにしても…レンジが不満な時や困った時の、口を尖らせての
『むぅ』
が実は大好きなんだ…♪
久し振りに見たわ…!
あれってかわいーのよね♪
うひゃー☆
まぁ…今日はレンジとプールで遊べたし…なんだかんだ言ってレンジもすごく楽しそうだったし…
少しは距離が縮んだかな…
後…心配なのは部活よね…
女の子ばっかりみたいだし…
まぁキモい男子もいるみたいだけど
アイツ…無意識なんだろうけど女の子に優しいからなぁ…
人気もあるみたいだし…
狙ってる女子とか多いのかなぁ…?
でも…
レンジは誰にも渡さない…!
レンジを彼氏にしたい…恋人にしたい…
じゃないと…なんの為に死神になってまで生き返ったのか分からないわ
でも…死神にしたら不純な動機よね…
目的が男の子なんて
………
ううん、それでも構わない…
それ位…私はレンジの事が好きなんだ
だから、渡さない…絶対に…!
「ナナちゃん?お風呂上がったからどーぞー」
部屋の外からレンジの声
「あ、うーん!今入るー!」
今日はレンジが先に入ったんだ
私は着替えを持って、お風呂場に向かう
「ふぅ…♪」
体を洗って、湯船に浸かる私
…アイツ…文化部のクセして結構良い体してたな…
今日抱き付いた時も結構ガッチリしてたし…
……
このお湯、レンジが入ったお湯なのよね…
の、飲んじゃ…おうかな…♪
……変態かな私?
…やめとこう…何か女の子としてやってはいけない気がするわ
まぁ…レンジが入ったお湯に全身が包まれてる…それだけで幸せ♪
男の子に抱かれるってどんな感じなのかな…
レンジが…私をぎゅーって……
それでさ、アッツイキスしてさ…
こう、ネットリとした…
それで私の身体を……求めてくれるの…♪
……うひゃー☆
イケナイ想像しちゃったわ!
案外、私もレンジと大して変わんないかも
後、忘れちゃいけないのは任務よね
週に2、3件済ませばそこそこ早くノルマを達成出来るわ
ノルマを達成しないとご褒美がもらえない…
それだけは避けたい
そうね…お風呂あがってレンジが寝たらまた行こう
悪人とはいえ所詮はただの人間だからね
前回の任務もそうだったけど、そんなに難しくはない
委員会に気を付ければ大丈夫だ
委員会についてはあの後少し調べた
私達テラーとはほぼ同じ様な組織だ
死んだ人間の魂を死者の世界に導く
でも、強制執行は絶対にしないんだ
どうやら死神が人間の行いに口を挟むのを禁忌としてるらしい
悪人に滅ぼされるのも、それも運命…
対する私達は不定期に悪人の魂を強制的に狩り取る
ヤツらにとっては不愉快極まりない
だから委員会は私達強制執行部隊を狩る組織を編成してるらしい
まぁ…
戦う時があったら返り討ちにするだけ…
私はエリさんに厳しい訓練を受けたんだ
そりゃもう…厳しかった…
何度泣いた事か…
エリさんはテラーの中でもかなり強い死神なんだ
最初は才能が無いとか言われてたけど…
最後は優秀って言ってもらえた
とにかく…
レンジの為なんだ
絶対に負けないわ…!




