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り☆berth彼女♪  作者: MAG
106/275

第106話



どのくらい…レンジと話しただろうか



小さい時の事



一緒に駄菓子屋さんに行ったり絵を描いた思い出



勉強の事



小さい時は教えあいっこもした



部活の事…



私がいなかった時…私が入部してからの事



レンジは今度の部長さんなんだそうだ



すごいなぁ…



とにかく…



たくさんお話をした



ひとしきり話した後、少しの沈黙



でも、別にイヤな雰囲気じゃない



穏やかな…緩やかに流れる時間…



そんな感じ…



そして、レンジは膝枕のまま私を見つめ、静かに…私に問いかける



「ねぇ…ナナちゃん…」



「うん…?何?」






「ナナちゃんさ……また…いなくなったらイヤだよ?」



急に、私がいなくなってはイヤと言うレンジ



また…という事は…死んでしまった時の事を言っているんだろうか



「え…?何よ急に…もう死んだりしないわ…もう病気じゃな…」



「…そうじゃない…!」



レンジは私の言葉を遮りジッと見つめたまま話をする



「ナナちゃんが……死んでしまった時……僕さ…すごく悲しかった」



「え…う…うん…」



「ナナちゃんも死んじゃった後、辛かったって言ってたよね?」



「…うん…」



膝枕の体勢のままレンジは私を見上げながら続ける



真剣な眼差しで…



「自分と一緒に過ごして…家族同然で…しかも初恋の人がさ…死んでしまった残りの人生を…生きていかなきゃいけないって思い…もうしたくない…」



「レンジ…」



ーホロリー



レンジの瞳から…涙…



「あんな思い、もう…絶対したくないよ…!」



「ちょ…!なんで泣くのよ…」



「だって…あの時の事思い出したらさ…」



ーギュ…ー



膝枕の体勢のまま、私の体を抱き締めてくるレンジ



「…いなくならないで…」



「……うん…もう…いなくならないよ…?…ずっと…ずっと…一緒にいよ?…だから…泣かないで…?」



「…うん…」



「…私がおばあちゃんになっても…レンジがおじいちゃんになっても…ずっと一緒だよ…?…お願い…泣かないで…?」



私はレンジの頭をゆっくりと撫でる



こんな…甘えん坊さんなレンジ…



初めてだ…



勉強も出来て、お料理も天才



正に抜けの無い男の子の印象のレンジ



そのレンジが…



私をこんなにも必要としてくれてる



胸が熱くなる



「ナナちゃん……好きだよ?」



「うん…私も好きだよ…」



不思議だな…



2人きりになって意識をすれば…



こんな時間を共有出来るなんて…



私は…レンジの頭を抱える様に撫でる



本当に…



愛おしくて…






そんな気持ちが芽生えた時











「………ん…」



「?レンジ?」



「あ…熱い…ナナちゃん…体が…熱い…!」



「え…?」



「か…体が…熱い!あ…寒い!分かんない…!」



急に苦しみだすレンジ



「ど…どうしたの!?」



「わ…分かんない…!あ……う…うぅ…!」



身体を縮こまらせたり、伸ばして苦しみだすレンジ







ま…まさか!



これが覚醒ってヤツ!?



「ち…ちょっと待ってて!今エリさんを呼んでくる!」




私は慌ててエリさんを呼びに向かう




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