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り☆berth彼女♪  作者: MAG
104/275

第104話



エリさんにはほとほと困るわ…



呆れかえる私にエリさんは話を始める



「さて、レンジ君を覚醒させる話だけど」



「あ…うん…」



「残念ながらエッチじゃないわね」



「あ…そうなんだ…」



よ…良かったわ…ムードは良かったけど…エリさんが覗いてる中で危うく大切な物を捧げちゃうとこだったわ…



「で…それってどういった方法なんですか?」



レンジが質問をする



「まずはその前に、死者の世界に入る方法のおさらいだけど、死者の世界には死者か死神しか入れないわ」



エリさんはレンジのベッドに座る



「死者の世界と人間の世界には強力な結界があるの」



結界…?



「生きてる人間が間違って死者の世界に入らない様にする為の物なんだけどね」



そんなのがあるんだ…



「それと同時に…死者の世界に入る人物が死んでいるかどうかを判断する役割も兼ねてるの…結界をくぐる時に調べて承認する仕組みになっているの」



「うん、だからレンジを死神にするんでしょ?」




「そうね…だけど生きたまま死神の力に覚醒したところで肉体は人間…死者の世界に入るには結界には承認されないのよ」



「え、マジ?」



じゃあ…お手上げじゃないか…



「ピンピンと生きてる人間が結界に触れたら…大変な事態になってしまうからね」



「そ、それってどんなん…?」



私の質問に、エリさんは大きく1つ息を吐くと



「即死ね」




どうやら生きてる人間が結界に触れると魂を抜かれてしまう仕組みになってるらしい…



「死なれちゃ元も子もないし、レンジ君だってイヤでしょ?」



「そりゃ享年が14歳なんてイヤですよ…」



キッパリと言うレンジ



「私みたく生き返る方法は?それなら…」



「死神になり、生き返るにはテラーや委員会の正式な承認の手続きが本部で必要なのよ?」



そうか…私の時もそんなのがあったわ…



「のこのこと敵に捕まりに行くのはおバカさんでしょ?」



なら…一体どうすれば…



エリさんは私達を見つめる



「だからレンジ君を生きたまま死神にした上で強制的に死者の世界に入るしかないわ」



「強制的に…そんな事出来るの?」



「えぇ…ま、要はさっき言った結界に触らなければ死なないって事でしょ?」




まさか…



「え…エリさん…もしかしてその結界を…」



「そう、強制的に結界を一度解くのよ…一時的、かつ部分的にね」



「そ…それって許されんの?」



「ん?まぁ……重罪ね」



あっけらかんとエリさんは重罪と言い切る



「重罪って…どの位なんですか?」



レンジが罪の重さを質問する



「んー…残忍な方法で死刑を2000回執行されても足りないわね…」



「2000回…」



レンジが唖然として呟く



「ま、どのみち私のそばにいて私の指示に従ってるからね…どっちにしろあなた達もタダじゃすまないわね…ウフフ♪」



「何で嬉しそうなのよ…」



「まーまー……ふむ…ナナはしてるわね?」



「は?何が?」



「その指輪よ」



指輪…レンジがくれたオモチャの指輪



学校はアクセサリーは禁止だから家に帰ってきた時とかお休みの時につけてるんだ



「で、レンジ君…あなたはしまってるの?」



「えぇ…普段はつけないですよ?恥ずかしいし」



「はぁ!?なんで私とのペアリングがなんで恥ずかしいのよ!!」



「い…いや!だ…だって中2の男子だよ?指輪なんてつけてたらおかしいよ…」



「物には言い方ってもんがあるでしょーが!?あぁん!?」



「ちょ…そんなに怒らないでよ…」



なによ…



私にとっては大切な宝物なのに…



「まーまーナナもブーたれないの…レンジ君?その指輪持ってきてくれる?」



エリさんがレンジに指示を出す



「分かりました…」



レンジが2階に上がる



「ナナ…すぐにプリプリ怒るクセはやめなさい?」



「だってぇ…この指輪は私にとって宝物なのにさ…」



「それは分かるけど、あなたには包容力が足りないわ」



包容力…?



「すぐにプリプリと怒る様な可愛げの無い女の子はその内愛想尽かされちゃうわよ?」



「う…」



「すぐに怒るし叩くし蹴るし…彼がよっぽどのドMじゃないとこの先もたないわよ?」



う…確かに…



「せっかく恋人になったんだから少しは可愛く振る舞いなさいよ?」



「う…うん…」



「ま、素直に怒れるのもあなたの良いところではあるけどね」



確かに…すぐに怒っちゃうからな…



「持ってきましたよ?」



レンジが指輪を…してきた!



「ほら!こーいう時にこそ喜んでみるのも策よ?」



「いや…いきなり出来ないよ…そんな事…」



「え?何が?」



当然の様にレンジが聞いてくる



「レンジ君、君はどうなの?」



「はい?何がですか?」



「何かあるとすぐにプンスカと怒る彼女…どう?」



「ちょ!ストレート過ぎだってば!エリさん!」



「あー…まぁ…それも好きの内ですから」



「あら?だってよ…ナナ…ほら、喜ぶ所じゃないの?」



うぅ…!



一応、やってみるか…



「わ…わぁ…!すっごい嬉しー♪それに私とのペアリング、してきてくれたんだねー!嬉しいなぁ!ウフフフフフフ♪」



「…どうしたの?ナナちゃん…気持ち悪いよ?」



「オラァッ!」



ードカッ!ー



「ドウ!!」



レンジの脇腹に私のミドルキックが突き刺さる



「痛いよ…」



「気持ち悪いってなぁどういう了見よ!」



「ナナ、私も気持ち悪かったわ」








…エリさんまでひでぇ…























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