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夏生詩集3

しゃべるを持って

作者: 夏生

しゃべるを持って歩く

長い長い道を


でこぼこを見つけると

でこをほぐし

ぼこを埋める


土地によって感触

匂いや色が違う

渇き方濡れ方

踏まれ方も違う


違いを抱えながら

違うことで溶け合える

まるで一緒がないから

面白いんじゃないか

と、鼻歌を歌いながら


しゃべるを持って歩く

長い長い道を


瓦礫の山をのぼり

ぬくもり残る一つ一つを

掬い上げ山をほぐしていく


違いを抱えながら

違うことで溶け合える

まるで一緒がないから

面白いんじゃないか

と叫びながら


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― 新着の感想 ―
[一言] この詩、好きです。 自然の土には違いがあって、その違いの中で環境ができあがっている。 僕はその土が人間のように想像しながら読ませていただきました。
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