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クリスマスのひみつ

作者: みなほ

雪がしんしんと降る街にはキレイなイルミネーション。

そんな街の中をお父さんとお母さんと手をつないで歩く女の子。

「サンタさん、ちゃんとお家わかるかなー?」

と女の子が言いました。

「大丈夫よ。あなたが毎日お願いしてたからちゃんと届けてくれるわよ。」

と女の子のお母さんがいいました。

そう!明日はクリスマス。サンタさんが子供たちにプレゼントを届けてくれるのです。そして、今日はクリスマス·イブ。女の子は今日までたくさんお願いごとをしてきました。


さて、夜も更けてそろそろ子供たちは眠る時間。

しかし、いつもと違って今日はそわそわする女の子。

お父さんとお母さんは「おやすみ」と言って眠ってしまいました。女の子はサンタさんがちゃんと来てくれるか心配でリビングにあるクリスマスツリーのところに行き、お願いごとをしながら寝てしまいました。

ふと、女の子が目を覚ますとプレゼントはまだありません。辺りを見渡すとサンタさんが立っていました。どうやら、プレゼントを乗せたトナカイさんとはぐれてしまったようです。

「起こしてしまったようだね。君のプレゼントを渡そうとしたらトナカイのソリから落ちてしまってね。」

サンタさんはそういうと女の子が言いました。

「一緒にさがしてあげる。」

「いいのかい?」とサンタさん。

女の子はサンタさんの手をひっぱって外に探しにいきました。


どのくらい歩いたでしょう。

なかなかトナカイさんは見つかりません。

女の子もサンタさんも疲れてもう諦めようかとおもったその時…チリンチリン……。

鈴の音が。サンタさんはすぐ気づきました。

そう、その鈴の音はトナカイの首についてる鈴だったのです。

やっとトナカイを見つけることが出来たサンタさんと女の子。

トナカイのソリに乗ってイルミネーションで輝く街を駆け巡り、女の子のお家に帰ってきました。

「ありがとう。君のお陰でみんなにプレゼントを届けられるよ。お礼にこの鈴をプレゼントするよ。」

そういってトナカイの鈴を女の子に渡しました。

「メリークリスマス」

そういってサンタさんは夜空に消えていきました。

女の子は「あ!プレゼントもらってない。」と気づきましたが、いつの間にか眠りについてしまいました。


そして、夜が明けて朝になりました。

「おはよう。メリークリスマス。こんなところで寝て。よっぽどプレゼントが待ち遠しかったのね。」とお母さん。

女の子が目を覚ますとクリスマスツリーの傍にプレゼントがありました。

ふと、鈴のことを思いだし、探しましたがありません。

(やっぱり夢だったのかな…)と夜の出来事が夢だったんだと思いながらプレゼントを開けるとそこには鈴も一緒に入っていました。

「やっぱり本当だったんだ!」と跳び跳ねて喜ぶ女の子。

「どうしたんだ?」と聞くお父さん。

「それはね、ひみつ。」と答える女の子。

そう、これは女の子とサンタさんのひみつのお話です。

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