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第21話 冒険者の休日

 僕は友、仲間を疑うような心は持ち合わせてはいない。だが、あの日、あの時、あの瞬間。禍々しい黒いオーラを纏った普段とは違う彼の姿。到底理解できない存在がそこにはあった。

 その人知じんち及ばぬ出来事にいくら理解を深めようとしても、それ以上に不透明な事実が浮き彫りとなり、更なる疑いの念が色濃くなっていく。

 一層の事、理解しようとするのを放棄して自分なりの解釈で済ませてしまうのもいいのかもしれない。しかし、忘れようにも忘れられないのだ。自らの存在を司る芯のようなものにベッタリと張り付き、いつまでもむず痒さを残し、その存在を思い出させてくる。むしろ誰かが意図的にそうさせようとしているかのようにも思える……。


 もし、この疑心が夢の中だけの出来事なら、醒めさえすれば割り切れるのだが、心の中で引っ掛かっている思いが夢の中にまで入り込み、悪夢となって現れている事に気付き、それは既に叶わない事なのだと目が覚める前からわかってしまった。



・・・・・・・



 ぼんやりと瞼に優しい暖かさと光の刺激を感じる。耳にも自らの呼吸音と生活音が入り込んでくる。


 もう……目覚めの時間か。


 目を開け、寝床からゆっくりと上体を起こす。身体は酷く重く、思わず深い溜め息がひとりでに溢れた。

 目覚めが悪いのは分かっていたが、これを一日の始まりとして受け入れるのは何とも厳しい。


 アシルは心地よい朝日が射し込む寝床でいつもと変わらない目覚めの良い朝を迎えたかった。


「クロロの、あの漆黒のオーラはいったい何だったんだろうか……?」


 複雑な心境は夢から醒めて現実に戻ってきたとしても、やはり引きずったままだった。




 扉越しから廊下が軋む音が聞こえる。誰かの足音だ。

 その足音は自室の扉の前で止まり、扉は優しくノックされた。


「おはようございます。ロザリーです」


 扉を隔てたまま彼女は様子を確認する。


「おはよう」


「もう起きてらっしゃったのですね。包帯の替えと朝食をお持ちしたのですが」


「どうぞ、ロザリー」


「失礼します」


 心配そうな面持ちでロザリーはアシルの部屋へと入った。


「包帯、お取り替えしますね」


「いつも、すまない」


 アシルは先日のグリフォン討伐で受けた傷が充分に癒えておらず、ベッドでの生活を余儀なくされるのであった。


 ロザリーはアシルの後ろに腰掛け上体の包帯を解いていく。

 一見、華奢な体つきのように見えるが、日々の鍛錬により磨かれた精悍な体つきが顕になる。


「傷跡、また増えましたね」


「仕方ないよ、冒険者だからね。それにこれっぽっちの傷で多くの人の命を救えているなら安いもんだよ」


「私は……」


 ロザリーは眉を顰め何か言いたげな顔をする。


「私は怖いんです。いつもアシルが出かけたまま帰って来なくなんじゃないかって……」


 ロザリーはアシルの背中に額を寄せ、古傷を指先でそっと撫でる。


「心配はいらないよ、言ってたじゃないか。僕にはいつも君の加護がついてるんだろ?」


「えぇ……」


「なら僕は必ず帰ってくるさ」


 アシルはロザリーを安心させようと、古傷を撫でる手に優しく自分の手を当てがう。


 アシルとロザリーをやわらかな朝日が包み込む………


 重ねられた手はロザリーの頬へと寄せられ、憂を帯びた瞳で見つめ合う。


 そんな尊さすら感じる男女の空気をつんざくように横槍が入る。




「もしもーし、2人だけの時間に浸るのもいいですが、扉を開けっぱなしは良くないかと思いまーーす……」



「「……!!」」



 2人して我に返り声のする方へ目をやると、入り口にもたれ掛かったニコロがニヤニヤとこちらを見ていた。


 ロザリーは急に顔を真っ赤にしてニコロに食ってかかる。


「コラッ!! ニコローー!! いるなら言いなさいよー!!」


「そんなの知らねぇじゃん! 開けっぱにしてんのが悪いんじゃんかよー!!」


 怒りながら迫り来るロザリーの迫力に、ニコロはその場から脱兎の如く逃げるのだった……。


 アシルはというと、恥ずかしそうに下を向いていた。




「もうっ!! 本当にアイツったらぁ〜!」


 ロザリーは気を取り直しアシルの包帯の処置を終えた。


「はい、これで大丈夫よ」


「ありがとう」


「いえ、気にしないで……あらっ?」


 ロザリーはアシルの髪の襟足が少し伸びている事に気づいた。


「ねぇ、アシル。襟足切りましょうか?」


「これかい?」


 アシルは手の指で襟足を挟みながら首の後ろを撫でた。


「実は少し前、夢の中でお告げのようなものを聞いたんだよ」


「お告げ……ですか?」


「ああ、何とも神秘的な女性の声でこう言われたんだ……」



(アシル……アシルよ……己の化身となりゆる其方の因子をいつか訪れるその時まで蓄えるのです。来たるその時に捧げたならば、我がしんなる力に変え其方を栄光へと導くでしょう……)



「……ってね。疑わしいかもしれないけど、なぜかそのお告げが自然と使命感のように思えてならなくてね、それで蓄えれるモノって何だろう?……って考えたら咄嗟に毛髪だなって思って襟足を伸ばすことにしたんだ」


「ふぅん。確かに結った毛髪を神に捧げる供物にしたっていう伝書や、言い伝えを聞いたことがあります。でも……アシルってすぐ間に受けるタイプなのね?」


「ハハ……そうかもね」


「でもそこがアシルらしくって良いところよ」


 アシルは照れ笑いを浮かべた。



「それじゃ、私は朝の祈りとかお勤めを終えたら、数日分の食材を買いにリーゼ市場へ買い出しに行ってくるわね」


「じゃあ、僕も手伝うよ」


「ダメです。傷が完全に癒えてないんですから……ゆっくり安静にしてて下さいね」


「で、でも!」


「約束ですからね! ホントに大丈夫ですから。任せて下さい」


 ロザリーは心配するアシルに言い聞かせて部屋を後にするのだった。









 雄大な平原を季節風が伸び伸びと駆け抜け草木を靡かせている。その一面若草色の絨毯を裂くように、地平線まで真っ直ぐ続いている轍の道をジードが1人歩いている。

 行く先にはロリキュレールラビットの子供たちがじゃれ合っていたが、ジードの気配を察知するなり足早に親が待つ巣穴へと隠れた。

 そこからしばらく歩くと轍の道は二手に分かれ、逸れた道はうねるようにして小丘へと伸びており、ジードは小丘へと方向転換しひたむきに歩みを進めた。


 ジードが辿り着いた場所は、人知れずダリスを一望できる眺めの良い場所で、いくつかの平板状の墓が並ぶ。




「5年ぶりになっちまったな……」


 ジードが語りかける足元には、イスカの墓があった。


「イスカ……お前の仇、取ってやったぜ」


 ジードは墓前に座り込み、あの日から亡き妹との止まっていた時間の埋め合わせをするかのように語りかけるのだった。



 白い雲は蒼天をゆっくりと流れ、時間の経過を忘れさせる。



「あっ! そうだ。この間面白いやつらに出会ったんだ! そいつらは無茶な討伐の協力を快く受けいれてくれてさ、初めにも話したが、そいつらだったからお前の仇を討てたんだ。それに、お前のこと話したら自分の事のように思ってくれてさ、ほんとに良い奴らなんだよ…………それでなんだが……兄ちゃんそいつらと一緒に冒険者を続けようと思ってるんだ。そいつらとならこれからもっと多くの人々を護っていけると思うんだ!…………いいよな?」


 その時、一陣の風が小丘を吹き抜けジードの左耳の羽付きピアスを揺らした。


「……まぁ、受け入れてもらえるか分からねぇんだけどな! もし、そいつらに受け入れてもらえたら、またしばらく会えなくなるかもしれないけどさ、お前に土産話でももって会いにくるよ」


 ジードは少し名残惜しそうに語りかけると小丘を後にした。


 イスカが眠る小丘は新たな決意を胸にした兄の後ろ姿を優しく見送るのだった。










「よしっ! 後は、リーゼ市場で買い足せば大丈夫かな」


 ダリスの町にはクロロの姿があった。

 先の遠征でポーションなどの回復薬や保存食などの消費が多く、次の討伐や遠征に向け新たに備蓄をする必要があり、その為に町へ買い出しに出掛けていたのである。


 クロロがリーゼ市場に差し掛かった時だった。


「誰か〜! 止めて下さ〜い! お願いします〜!!」


 リーゼ市場から悲鳴にも似た女性の声が聞こえてきた!

 急いで駆け寄ると、市場の坂を幾つもの青果物が転がり落ちていたのである!

 市場を歩く者は皆、驚き、慌てふためくだけで誰も何もしようとはしない。

 その現状にクロロは自然と使命感に駆られ転がり落ちる青果拾いを買って出た!


 クロロは軽快なフットワークで先に転がって来る物から順番にキャッチすると、そのまま上へと掬い上げていく! 坂にはまだ十数個もの青果物が点々と散らばり転がり落ちているが、俊敏な動きによりどれ一つとして取り逃さない!

 観衆は皆してポカンと口を開けたまま、順次、宙に放り投げられていく青果物の行方を目で追っている。


「これ、借りますね」


 クロロはすぐ側のカバン屋の軒先に並べてあった手編みのカゴバッグを手に取って口を広げた! すると、そこに目がけて掬い上げた青果物が一斉に入ったのである!

 なんと、同じ落下点、落下速度になるよう計算して掬い上げていたのだから驚き!

 その神ワザめいた光景を目の当たりにした人々は一瞬、理解が追いつかず言葉を失うも、瞬く間に歓喜するのだった!


「はっ! ヤバっ、目立ってしまった……!!」


 観衆はクロロを持て囃し、カバン屋の店主も気分を良くしたのか、青果物を入れたバッグをくれた。


「皆さん、私の不注意でお騒がせしてしまい申し訳ありませんでしたぁ!!」


 事の発端を招いた女性は坂を慌てて降り申し訳なさそうに深々と頭を下げた。


 クロロは集めた青果物を女性に渡そうとした時だった。なんと、その女性はロザリーだったのである!


「……アッ!」


「すいません! ありがとうございました〜………って、あっ! クロロさん!?」


 ロザリーもまさか知り合いだったとは露知らず驚嘆するのだった。



・・・・・・・



 ほとぼりが冷め、2人は落ち着いて話をする……とはいっても、クロロはロザリーに対して"女神"のあの一件以来疑念が拭えずどう接すれば良いかわからないでいる。


「に、荷物………多いんですね?」


 クロロは思い付いた言葉はこれしか浮かばなかった。


「えぇ、今日は食材を買い出しに来たのですが、教会にいる子供たちの人数が多いので、一回に買う量が沢山なんですよ……いつもなら、アシルが買い出しに付き合ってくれて荷物は助かるのですが、あいにく体の傷が完治してないものですから今回は私1人で買い出しをしているんです」


「すみません。私のサポートが行き届かないばっかりに……」


「あっ、いえ! そんなふうに言ったわけではなくて……」


 ロザリーは自らの発言が相手に思わぬ意味に捉えられてしまい必死に訂正する。


「そうだ! では、私がアシルの代わりを努めさせていただきましょう!」


「えっ?」


 ロザリーは思わぬ展開に困惑する。


「ささっ! 行きましょう!」


「ええ〜っ!?」


 困惑するロザリーを余所にクロロは彼女の背中を押し、2人で買い出しを再開するのだった。


 2人は市場を回り食材を買い込む。

 クロロは各食材の新鮮な物の選び方や、保存方法などを交えながら買い物を済ませていく。

 ロザリーも感心しながら食材選びをするのだった。



・・・・・・・



 ロザリーとクロロはひと通り食材を買い揃え家路に着く。途中、ダリスでも特に夕陽が綺麗にみえる坂の上の展望広場へと着いた。

 2人とも買い物袋を両腕で抱きかかえ、ロザリーは息を切らしながら慣れない力仕事に精を出していた。


「ロザリー、少し休みましょうか」


「はぁ、はぁ……ハイ。そうして頂けると……はぁ、助かりますぅ……」


 ロザリーの様子が気になったクロロは、一旦広場に立ち寄りロザリーの息が整うのを待つ事にした。




 沈みゆく夕陽は町の喧騒を余所に、眼下に広がる町並みを静かに橙色へと染め上げる。





「クロロさん、グリフォン討伐を達成されたんですってね?」


「はい……でも私はアシルともう1人、ジードっていう方のサポートをしただけでそれ以外の事は何も……」



 ロザリーは町を見下ろしながら風に靡く髪を耳にかける。


「彼……アシルはね、今まで1人でクエストをしていたみたいなの。単独でこなせるクエストなんて限界があるから、正義感の強い彼は多くの人々の為に成果を上げれないことにもどかしさを感じてたみたいなんです……でも、あなたに出会ってパーティーを組むようになり、前と比べてとても楽しそうにクエストの話をしてくれるようになったんですよ」


「そうなんですか?」


「はい!」


 夕陽を浴びて振り返る彼女の生き生きとした表情はクロロの心に深く印象づけられるのだった。



 ……私は、彼女に対して勘違いをしていたのかも知れない。メーヴィスの権化だからといっても、ロザリー自身はこの世でしっかりと日々を生き、誰かのために祈りを捧げ、誰かに想いを寄せる、他の誰とも変わりない一人の女性なんだ。



 クロロは自分が間違った理解をしていることに気づいた。そして、自分の思い違いを正し、ロザリーに約束をする。


「ロザリーさん、今後もアシルをしっかりとサポートしていくので安心して下さい!」


「クロロさん……はい、よろしくお願いします」


 ロザリーはにっこりと微笑みクロロの思いを受け取った。




・・・・・・・




「クロロさん! 今日は本当に助かりました! ありがとうございました! それに食材の選び方や保存方法まで教えて頂き、とても楽しかったです」


「とんでもない、私も楽しかったですよ」


「アシルがクロロさんのこと、楽しく話してくれる理由が何だかわかった気がします」


「そ、そうですか?」


 休憩を挟んだ2人が再び買い込んだ荷物を持とうとした時だった。展望広場を行き交う人の中の誰かが、クロロの姿を見かけるや否や唐突に声をかけてきた。


「おっ! クロロじゃねぇか!」


 その声の主はダリスに帰って来たジードだった。


「偶然だなー! ちょうどお前に会いたかったんだ!……って、こちらのシスターさんは?」


「こちらはシスターロザリーです」


「「こ、こんにちわ」」


 よそよそしさ全開で互いに挨拶を交わす。


「俺はジード。へぇ……あんたがロザリーか! 嬢ちゃんのことは、この間の討伐遠征でアシルから色々聞いてたんだぜ!」


「えっ!? そ、そうなんですね!」


 ロザリーは何故か頬を赤くした。


「それでジード、なぜ私に会いたかったんです?」


「おう!」


 ジードはかしこまった態度で話し出す。


「単刀直入に言う。俺をお前らのパーティーに入れてくれねぇか!!」


「えっ!?」


 周囲の目も憚らず向けられる潔い姿勢に、彼の思いの強さが伝わる。


「俺はお前たちと行動を共にするうち、昔の自分にケリを付けることができ、護る力の可能性をも広げてもらった……この恩はとてもじゃないが返し切れない。だから、せめてお前らの力になって返していきたいと思ってる!」


 クロロを見つめるジードの瞳の奥には、沸々と意気込みがみなぎっているようだった。



「ふふ……実は、私とアシルも同じ事を思ってました。遠征討伐の後、ジードがこのパーティーに加入してくれたならとアシルと一緒に話してたんですよ!」


「ほ、本当か?……どうしてか、聞いても良いか?」


「はい。ジードと共に行動するうち気づいたことがあって、ジードがガードナーとして守ってくれるおかげで、私が戦闘中にサポートをする時間を作ってくれますし、パーティーとしても攻撃や防御、戦術に幅を持たせることができます。いわばジードのポジショニングはパーティーの潤滑油。それに旅先で武具の修理や加工ができるのはとてもありがたい。まぁ、一番はあなたの仲間の事を思う人間性なんですけどね!」


「じゃあ……」


「はい! こちらこそ、よろしく頼みます!」


「おぉ! ありがとう! これから俺の持てる全ての力を存分に発揮してやるぞぉ!」


 クロロとジードは固い握手を交わす。すると、ロザリーが2人の握られた手の上から自分の手を優しく当てがい、そして、2人の前途を祝して神の恩恵を授けようと祈りを捧げる。



《神よ。絆を紡ぎし彼らに明るき道を示し給え!》


 2人の手にはロザリーから微かな波動が伝わるのがわかった。


《苦しい時には安らぎを、悩める時は救済を、迷いし時は正しき道を、厄災に見舞われし時は退け、どうか、彼らの歩むべく旅路に大いなる加護を与えよ!》




 ロザリーは小さく息を吐き、祈りを終える。


 よほど立派で神懸った祈りだったのだろう。たまたま通りかかった人々も思わず立ち止まり声を失い見入っていた。


「ロザリー、ありがとう!」


「嬢ちゃん、ありがとよ」


 ロザリーは恥ずかしそうに笑った。


「そうだ! お二人とも夕食は教会で一緒に食べていかれませんか? アシルも喜ぶと思いますし」


「おっ! いいねぇ! ちょうど腹減ってたんだぁ〜!」


「オイッ! 図々しいですよジード! ちょっとは遠慮ってものをですねぇ……」


「クロロさん、遠慮なさらなくても大丈夫ですよ。それに、皆んなで食べたほうがご飯は美味しいですから、ねっ?」


 クロロはジードの食に対する執着心と、ロザリーの慈愛に満ちた笑顔に根負けするのだった。


「ハァ〜……すみません。では、お言葉に甘えて」


「はい!」


「よっしゃ! そーとなれば早速教会へ行くぞー!!」


 ジードはクロロの肩を組み歩き出す。


「待ってくださいジード! タダ飯なんてさせませんよ! そこの荷物を教会まで持って行くの、一緒に手伝って下さい!」


 クロロが指差す先にある荷物の量にジードは驚く。


「えっ!? めちゃくちゃあるじゃん……」


「ではジードさん、よろしくお願いしまーす♡」


「え〜〜〜……」


 ジードはいいカモにされたのだった。

読んでいただき誠にありがとうございます。

貴方の貴重なお時間と共有できましたこと、大変嬉しく思います。

誠に勝手ながら「まおサポ」1周年記念という事で、かなり久し振りに更新させて頂きました。

非常にマイペースな執筆作業ではありますが、これ以降の話も書き溜めております。ただ、内容の全体像がまとまらない為、こまめに更新が出来ないでおります。しかし、もう間も無くで投稿できるところまで来ております。以降の更新までもうしばらくお待ち頂けたらと思います。

楽しみにして下さる方がいましたら幸いです。身を粉にして頑張ります。


よろしければ温かい評価とブックマークのほどお願い致します。作品の創作意欲に繋がります。


では、次話でお会いしましょう。


※本作のサイドストーリー『迷子の女の子のサポーターに魔王の婚約者はいかが?』も是非よろしくお願い致します。

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