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石橋系マスターのゆったりダンジョン運営記  作者: ひろねこ
第一章 ダンジョンマスターになりました。なお現地調査はセルフで行うもようです
7/40

6 新たな戦力(ただしレベル上げと偵察限定)

今回からは章が終わるまで、一日一話の投稿になります。


あと、閲覧してくださった方々やブックマーク、評価をつけてくださった方々に心からお礼を申し上げます。読んでくれる人がいるのってけっこう嬉しいものですね!



 そんなこんなで日々を過ごすこと五日。ダンジョンの中で目覚めてからもう八日あまりが経過した。

 え、一気に時間が進みすぎだって? ギンたちのレベル上げとダンジョン作成プランの最終仕上げ、それに外部探索の手段構築くらいしかやっていないのだから割愛だ。

 たいして変わり映えのしない毎日を延々描写したって、話がダレるだけで誰も得をしないと思うんだ。



 ギンたちのレベル上げは順調に進み、それぞれレベルが15を越えたところでギンがグレイウルフ、ヤシチがスカイホークに進化した。

 どっちもランクは4。蜘蛛教官の次に採用したシザーマンティス(ランク4)先生にあっという間に追いついてしまった形だ。

 訓練相手のランクを一つ飛ばして2上げたのはけっこうな勇気を伴う賭けだったんだけど、結果としてはよかったのだと言える。


 なにしろギンたちのレベルが11になった途端、蜘蛛相手ではまったくレベルが上がらなくなってしまったのだ。

 実のところ、シザーマンティスは二体のレベル上げにはやや不適切なモンスターで、最初は歯が立たなくて即刻撤退した。

 そして再び蜘蛛式ブートキャンプでレベルを上げていたんだけど、レベル11からぴたりと経験値が入らなくなってしまったため、作戦を考えるだけ考えてシザーマンティスに再戦を挑んだわけだ。


 ……強敵もいいところでしたけどね、カマキリ先生!! ランクが二つ違うだけでこうも違うのかという実力を見せつけてくれましたとも!!

 ギンとヤシチだったら大丈夫、なんてなんの根拠もなく思い込んでた自分の首を絞めてやりたい気分になりましたよ!!


 大鎌の一撃でギンがざっくりやられた時は、本気で再度の撤退を考えた。というかほとんど半泣きで回復薬を投げそうになってたけどね!

 中身を傷口にかけないと効果はないから投げても意味はなかったけど!

 ヤシチが牽制している間に下がってきたギンの傷口に回復薬を振りかけて……骨まで見えている傷にまた泣きそうになった。

 それが一瞬でふさがるのを見た時は、さすがに涙も引っ込んだけど。色々常識が通用しない世界なのをあらためて思い知らされましたよ……


 で、満身創痍になりながらもギンとヤシチがなんとかシザーマンティスを倒したところで、二体とも一気に2レベルアップ。

 ランクが離れた相手の戦闘はびっくりするほど経験値効率がいいみたいです。

 あんな戦闘何度も見たくないけどね! ヤシチはともかくギンは「死ななければ安い」みたいなノリで、ぎりぎり致命傷だけかわして何度も突っ込んでいくし!!

 傷口がふさがるなり最出撃していく姿に、思わず「お前はルー○ル閣下か!」と叫びそうになったくらいだ。


 まぁそのあとは無理しない範囲でカマキリ先生との戦闘を重ね、着々とレベルを積み重ねていった。レベルが上がったせいかさすがに一戦で2レベル上がるようなことはなかったけど、一、二戦もすれば一つ上がるのだから恐ろしい効率だ。


 そしてレベルが15になり、次のレベルアップが来るかと思ったタイミングで両者とも上位種に進化したわけだ。



 ちなみにグレイウルフとなったギンの外見は、体長が1,2メートルくらいから1,5メートルに変化。毛色は灰色が強くなって鋼のような色合い。

 スカイホークとなったヤシチは大きさは変わらないまま、羽が青みをおびた褐色になって首から胸にかけての色がやや白に近くなった。

 少しばかり外見が変わったところで、両者ともに可愛いうちの子であることには変わりないけど!


 ……ただ、ギンの食べる量がますます増えたのが少しだけ気がかりだ。



 その後もカマキリ先生のスパルタ授業を受け続けて、レベルが上がった結果が、


 グレイウルフ(ランク4:命令可能・復活不可能・成長可能)

 個体名:ギン レベル6(775) M 

 攻撃力:B 敏捷性:B 耐久性:C 生命力:B 知力:B 精神力:D

 スキル〈俊駆〉〈咆吼〉〈槍牙〉〈鉄躯〉〈察知〉


 スカイホーク(ランク4:命令可能・復活不可能・成長可能)

 個体名:ヤシチ レベル6(818) M

 攻撃力:C 敏捷性:B 耐久性:D 生命力:C 知力:A 精神力:C

 スキル〈瞬飛〉〈眺視〉〈金剛〉〈強突〉〈指令〉


 となりました。経験値はランクごとにリセットされるらしくゼロからのスタートで、能力もそのランク内でのものらしく色々とダウン。

 これでもレベルが上がって大分持ち直してきたんです。あくまで表示だけで、実際の動きを見たら全然弱くなってないどころかむしろ大幅に強くなってるくらいだし!


 スキルも数そのものは減ったけど、統合されたり強化されたりで威力は増している。

 ギンの〈咆吼〉は敵を金縛り状態にする他、遠くにいる仲間に声を届けるという二つの効果を持っているし、ヤシチの〈金剛〉は爪がダイヤモンド並みに鋭く硬くなるというのと怪力を発揮する効果を合わせ持つ技だ。金剛力、という意味なんだろうね。


 ともあれ、二体とも本当によく頑張ってくれました! はらはらする場面も多々あったけど、主人として君たちのことを最高に誇らしく思います!

 できればもう少し心臓に悪くない戦い方して欲しいけどね……主にギン! 特にギン!!




 と、色々あった五日間をふり返っていたわけですが……はい、変わり映えのしない生活じゃないですね。でもいちいち描写してたら長くなるのでご勘弁ください。カマキリ先生との戦いなんて全編私の悲鳴ばっかりで飽きてくること受け合いです。

 それはともかく今なにをやっているのかというと、ダンジョン解放後に外に出す予定の偵察モンスターの作成です。まだ実行には至ってませんが。


 小屋から50メートルほど離れた場所でウィンドウを立ち上げ、モンスター作成画面を呼び出す。

 ちなみにギンとヤシチはカマキリ先生のところで戦闘訓練中。今はのんびり引退生活を送っている蜘蛛教官の部屋の隣がカマキリ先生のお部屋です。草原のど真ん中にどでかい角砂糖が二つ並んでいる光景になっていっそうシュールです。


 ギンたちの戦いを側で見てなくていいのかというと、カマキリ先生相手でもなんとか対等に戦えるようになってきたのでもういいかな、と。

 ぶっちゃけ側で見てると心臓に悪い! 怪我することは少なくなってきてても、戦い方そのものが見ていて怖いんですよ! 近くで見ていると完全にそっちに気を取られて、他の作業どころではなくなってしまうのもあって今は別行動です。

 引き時はヤシチが見極めてくれているし、怪我をした時は私のところまで自主的に来てくれるようになったし。……戦闘が終わってからだけどな!



 まぁ、ギンとヤシチからは目を離していても大丈夫(文字通りのお目付役がいる)なので、こっちはモンスター作成に集中。作るモンスターはすでに決まってます。


 決まってるんだけど……もうちょっとDPを節約できないものかとあれこれ思案中。

 偵察部隊というだけあって数を用意しなきゃいけないんだけど、命令可能なモンスターだと一体200ポイントは必要で……十体で2000ポイントですよ! それもぎりぎりモンスターと呼べるランク2で!

 でもランク1だとあまりにも弱すぎて偵察の任務を果たせない可能性もあるので、これ以上ランクは落とせない!


 現在DPの残りは、シザーマンティス(命令不可能・復活可能・成長不可能)を作り出した分の680ポイント、回復薬(最下級)で150ポイント、あとギンたちのご飯とかの細々とした消費分を引いての33617ポイント。

 ダンジョン作成用に25000は絶対に必要だし、となると最大でも8617ポイントが今使える限界だ。

 でも、できればなにかあった時のために3000ポイントくらいは保険として残しておきたいし……なんとか節約する方法はないかなぁ。



 ちなみに、今作ろうと思っているモンスターは、


 ダームフライ(ランク2:命令可能・復活不可能・成長可能):200p

 攻撃力:E 敏捷性:B 耐久性:E 生命力:D 知力:D 精神力:C

 スキル〈飛行〉〈眺視〉


 なんというか、偵察をするために生まれてきた! みたいな能力とスキルの持ち主だ。

 復活可能にしなかったのはコストが重くなる以上に、復活可能なモンスターもダンジョンの外に出たら復活できなくなるという問題があったため。

 何度でも出撃可能とか、そういううまい話は転がっていないということだ。


 しかしなんとかならないものかなぁ……ゲーム的に考えるなら、能力を下げるとかスキルを削るとかでコストを下げられたり……いやいや、それは駄目だ。偵察にはこの能力とスキルの両方が必要。


 となると、例えば命令可能とかの特性を外してコストを下げるなんて方法は……?


 唸りながら色々考えた結果……できました。服装を変えられないかな、とか思った時と同じ感じで画面の数字が変わっておりました。



 ダームフライ(ランク2:命令不可能・復活不可能・成長不可能):25p

 攻撃力:E 敏捷性:B 耐久性:E 生命力:D 知力:D 精神力:C

 スキル〈飛行〉〈眺視〉


 うん、完全にただの野良モンスターだけどな! コストは軽くなったけど命令もできないんじゃ偵察になんて使えるわけがない。

 でもこの要領で、とりあえず必要なさそうな成長可能の特性を外せば……


 ダームフライ(ランク2:命令可能・復活不可能・成長不可能):50p

 攻撃力:E 敏捷性:B 耐久性:E 生命力:D 知力:D 精神力:C

 スキル〈飛行〉〈眺視〉


 よっし! これなら偵察任務を任せられそう! コストも軽いから量産できる!!

 小躍りしそうになりながら、というかちょっとサンバっぽいステップを踏んだあとでウィンドウを操作して作成を実行する。


 来たまえ、偵察隊員一号! 私とこのダンジョンの未来は君たちにかかっている!



 作成実行の光が薄れるのと同時に現れたのは、メタリックな銀青色のボディと透きとおった四枚の羽を持つ全長70センチくらいのトンボだった。頭にある大きな眼は鮮やかなグリーンで、羽をはばたかせるとふわりと身体が宙に浮かぶ。


「偵察隊員一号、その場に着陸して次の指示があるまで待機!」

 トンボ君が素直に指示に従うのを見て内心安堵し、次々と偵察隊員を増やしていく。任務に出るのはまだ先だけど、訓練というか性能確認のための時間は必要だ。

 最終的に作り出したトンボの数は十二体。三体ずつのチームを組んで、東西南北の各方面に偵察に出てもらう予定だ。あ、方角はまた日時計(今度はスプーン)を設置して、影の長さを測って確認してあります。


 そのあとしばらく偵察部隊に色々指示を出したり、どれくらいの速度で飛べるのかを確認したりしてたんですが、一つ問題が発生というか判明しました。


 声の届く範囲から出てしまうと次の指示が出せません! しかもトンボ君の知能では距離の概念を理解できません!

 「まっすぐ飛んで」と指示すれば即座に従ってくれるけど、「500メートル飛んだら戻ってきて」と指示を出したら、距離の意味がわからないのかその場でまごまごしてしまうのだ。


 まっすぐ飛んだ場合は本当に見えなくなるまで飛んでいってしまうし……ダンジョンの端が無限ループになっている仕様で助かったよ。



 要するに、問題は離れてしまうとモンスターに指示を出せなくなること。

 なので、考えた結果取りました! 〈伝達〉のスキルを! よく考えたら自分用のスキルを取るのはこれが初めてだぜ、やっふい!


 ……100ポイントのDP消費が地味に重かったですけどね。

 でもこれで自分が作った命令可能なモンスターであればどれだけ離れた場所にいても指示を出せます。指示を出せるだけで相手の考えや気持ちが読めるわけじゃないけど。これも哀しき一方通行。

 そして〈伝達〉を取ってから、偵察部隊の視界を借りる必要があったことを思い出しました。そういえば計画した時点からその予定だったよ……


 というわけで〈視野借用〉のスキルも獲得。視覚そのものを借りる〈感覚同調〉とどちらにしようか迷ったけど、トンボの複眼で見える光景がそのまま見えてしまうため視野だけ借りることにした次第です。


 なお、これも100ポイントの消費……ああ、覚悟はしてたけどDPがどんどん減っていく。偵察部隊の作成DPを可能な限り削っておいてよかったです。

 なにしろスキルを使用した時も、MPじゃなくてDPを消費する仕様だったからな! しばらくDPを消費してることに気づかなくて、残りDPの数字が変わっているのに気づいた時は戦慄が走ったよ!

 一回につき1ポイントではあるけど地味にきつい。スキルを使いこなせるようになるための練習もしないとならないから特に。



 夕方まで偵察部隊のフォーメーションを考えたり、指示を出す練習をしたりしてからギンとヤシチをともなって小屋に戻る。

 途中からは戦闘訓練を終えたギンたちが側に来て、空を飛ぶトンボ君たちを興味深そうに見守っておりました。ヤシチはなにやら首を振っていたけど……まさかのダメ出しでしょうか? もしかしてちょっとは使い物になる程度に自分が鍛えてやろうかとか考えてる!?


 まぁ、ひとまず練習を終えたところで偵察部隊のトンボ君たちも解散。

 夜の間は自由に過ごしていいよ、と自主性に任せると見せかけて放置。いや、トンボ君たちにも部屋とかご飯とか用意しようかなと考えはしたけど、どう考えても草原のほうが居心地よさそうだし、トンボのご飯というと……小さい虫だったりするわけですし。


 それに正直、トンボ君たちにはあまり感情移入しないようにしておこうと考えている自分もいたりするわけで。

 外の状況のわからない現状、偵察部隊っていうのは要するに決死隊みたいなもので無事戻って来られる保証はない。というか、一体も戻って来られない可能性のほうが高い。



 いや……はっきり言ってしまえば、一体残らず使い潰すつもりなのだ。


 外の状況がわかるまで何体でも、DPの許す限り送り続けようと思っている。十分な結果を出すためにはそれこそ何十、何百と送り出す必要があるかもしれなくて、だからこそもっとDPを節約する方法はないかと考え続けているわけで。

 自分でも極悪非道もいいところだとは思っているけど、安全を確保するために取れる手段が限られているのだから仕方がない。トンボ君たちに恨まれる覚悟はできている。


 思い思いに飛んでいくトンボ君たちを見送りながらそんなことを思い、そのあと両手で頬をパンと叩いて気分をリセット。

 暗くなるのはダメ、絶対! あとギンとヤシチ、そんなに心配そうな目で見ないでください。君たちだって毎日レベル上げで頑張っているのに、私ばっかり情けないところを見せるわけにはいかないのだ。


 大丈夫だよ、とギンたちに笑いかけてあえて軽い足取りで小屋に向かう。


 そろそろ次の肉を作らないといけないかな~とか、いいかげん裁縫道具が欲しいな~でも、そろそろ櫛も欲しいんだよな~それならブラシのほうがいいかギンにも使えるし~とか、つらつら考えていたらもう小屋の扉の前だ。




「ただいま~」

 誰もいないけどそう言って小屋に入り、手を洗ってから慣れた手順で竈に火を入れる。


 マッチとか薪とかの消耗品は使っても知らない(寝ている?)うちに補充されている不思議仕様で、わざわざDPを使って補充しなくてもいいのがありがたい。水甕の水も気がついたら満杯になってるし。

 ただし一度に使える量には限界があるらしく、桶で水をほとんど空っぽになるまで汲み出してみたらしばらくそのままだった。


 ちなみに食料庫には食品の鮮度を保つ効果があるらしく、生肉を何日入れっぱなしにしても大丈夫。……最初に入れた肉片を、毎日ドキドキしながらチェックしてたのも決して無駄ではなかったわけだ。

 そういう機能があるならあると説明書きでも付けて欲しかったけど。それでも100ポイントのお値打ち以上の小屋であることは間違いない。



「ちょっと待っててね、今用意するから!」

 ギンたちに声をかけて、まず自分の分の肉を調理。そろそろ焼いた肉以外のものが食べたいけど……鍋が明かり専用になってるからなぁ。

 それに今の材料で作れるものといったら精々がところ肉のスープで……他の材料を用意するにもDPがかかるし。

 本来なら食べる必要もないわけだし、だったら栄養が偏るとかそういう心配する必要もないわけで、そうなるとDPを消費してまで他の食材を作るのは少し気が引ける。


 などなど考えながら手早く肉を焼き、ギンたちのご飯の準備もして皿を手にベッドの前の定位置に移動。床にはざっくり布を切っただけですが、一応ラグと言えなくもないものが敷いてあります。あとベッドにも同様のシーツが。

 今のところ不自由は感じていませんが、できれば見栄え的になんとかしたいのでなるべく早く裁縫道具が欲しいです。


 いただきます、と手を合わせてギンたちとご飯を食べると、食器とフライパンを洗って片付けて夕食後のだらだらタイムだ。

 ギンの毛をもふもふ撫でたり布を巻いた腕にヤシチを留まらせて鷹匠ごっこをしてみたり。ああ、ラグの上は一応土足禁止にしてそこに上がる時だけ靴を脱ぐようにしています。ギンの足を拭くのがちょっと大変だけどな!


 カウントダウンの数字を見て寝るのにいい頃合いになったら、フライパンで湧かしたお湯で簡単に身体を拭いてパジャマ姿でベッドへ。

 日時計を使って方角を確かめた際、ついでにカウントダウンで正午にあたる数字も確かめておいたのだ。減っていく数字のため時計代わりに使うにはやや計算が面倒だけど。

 ベッドに入ったら呼ばなくてものしっと上がってくるギンと、何度呼んでも自分からやって来ようとはしないヤシチをベッドに呼んで目をつぶる。



 今日は一日なにごともなく過ぎてよかった。

 明日も、できればその先もずっと、なにごともなくギンとヤシチと元気に過ごしていけますように。


 派手なイベントなんか必要ありません。そういうものはどっか余所でやってください。

 フリじゃなく、本当に。ただ平穏にここで暮らしていきたいだけなんです。

 ええもう本当にフリじゃないから。余計なイベントなんてなにがあっても絶対に勘弁、ノーセンキューなんです。




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