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my little lover boy  作者: riko
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出会いはここから

2015年、春ー


僕は最寄り駅の【千王駅】で、いつもの電車を待っていた。


千王駅着7:28分。この時間帯の電車は、毎回混雑しているため、乗車するのでさえ一苦労。

もちろん、座席に座れるなんてこともない。

しばらくは立ち乗りだ。


"~♪……間もなく1番線に…"



ホーム内にアナウンスが響く。



僕は制服のポケットにスマホをしまい、乗車に備えた。



電車は確実に目の前に停車し、ドアが開く。

中からぞろぞろと降りてくる人を避け、乗車する。


車内は既に大混雑で、人と人との間には僅かな間隔しかない。

僕は人垣を分けて、なるべく座席に近いところまで進んでいく。


千王駅から二つ先の日高駅で、大体の人が降りていくのを分かっていた僕は、空いた席を狙う。


若いんだから、目的地まで立ってろって?…



それは無理だ。……とにかく最終駅の【木戸駅】に着くまでは寝たい。実を言うと、今現在とても眠い。


僕はサッカー部に所属していて、朝練がない代わりに夜遅くまで練習する。

元々、私立の高校でスポーツに力を入れてるため部活が盛んだった。


サッカー部の部員だって全学年で100人近くいる。


その中には他県出身のやつもいて、そういうやつは寮生活をしているのが殆んど。


近くて良いなと思った時もあったが、僕は自宅から通える距離だったため、寮には入らなかった。


実際、昨日だってクールダウンが終わってからの所謂自主トレってやつをやり、片付けまで全て終了したのがpm8:00で、そこから駅まで自転車をかっ飛ばす。だいたい駅までは飛ばせば15分くらいで着くが昨日は、とにかく疲れてたためダラダラと自転車を漕いでいたら25分もかかってしまった。


そのせいで電車を一本逃すという結果に終わった。



結局、帰宅したのがpm10:00すぎで…


"ぁー!やっと家に着いたぜ♪さぁ~今から何しよっかな~♪"


なんてことにはならないだろ?


もちろん答は【就寝】だ。




だって…健全な高校生だもの。


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