表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

振り出し

翌日、俺たちは昨日に引き続き王子の初恋の相手探しに努めた。


よく考えたら女子の髪型なんてその日の気分でどんな風にでもなってしまう。


ということは、昨日の部長情報は全く当てにならないものというわけで、捜査も振り出しに戻ってしまったというわけだ。せめて背格好や声、できれば顔を見ていればこんなことにはならなかったというのに。


まったく……つかえない部長だ。


そんな気持ちを胸に、今日も部室へと足を運ぶ。

いつもならためらいなく開けたドアも、何故か今日は開けてはならないパンドラの箱のように感じて、キィィっとそっとドアを開けてみたらそのまま中にぐいっとドアが引かれ、部室の中に転がり込むような形で入ることになってしまった。


どうしてこんなことになってしまったのか、そんなことはわかり切っている。

俺の頭上で仁王立ちしている彼女が原因だろう。


「よーっし!今日は、昨日のスクープを追うよー」


そう言って、拳を天に突き出しているのは、誰もが予想していたであろう人物、初瀬川部長だ。


ただ、今回ばかりは一言言わせて欲しい。


次話投稿は12月1日予定。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ