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髪飾りをつけた女の子

「とりあえず髪飾りをつけた女の子を探しましょう。そのスクープには、いつ遭遇したんですか?」


「ぅえっとー、ついさっきだよ。私が部室に行こうとしてる途中で出くわしたから、10分前とかかな?」


さっき?ということはまだいる可能性が無きにしも非ずだ。


「それならとりあえず、その現場に行ってみましょう。運がよければまだいるはずですから」


その結論がでてから足早に現場へ向かうと、運が良いのか悪いのか、そこには俺たちの目的の人物ではなく、そのスクープの片割れが肩を落としてその場に立ち尽くしていたのだ。


何があったかなど一目瞭然だが、あえて口にしてやろう。


「ふられたみたいですね、王子」


「そうみたいだね」


あの典型的すぎる落ち込み方を見て何も口にしないでいるなど、ある意味で拷問にも近い所業だ。もし本人に言葉か届かない距離にいたのなら、何の遠慮もなしに笑っていただろう。


だってこの学校の王子が、モテすぎて女の子などよりどりみどりな王子が、一女子生徒にふられているのだから。


次話投稿は、1ヶ月以内。

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