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短編集  作者: 月鳴
4/4

君が消える音

雰囲気だけのお話。内容はないです。



世界はうつくしくて

世界はかがやいていて


世界は残酷だった









君が求めていたのは何だったの?結局ぼくにはわからなかった。君が消える前に残した言葉はなんだったの?それすらぼくにはわからなかった。


ぼくは君の何だった?


幸せ?喜び?希望?

それとも

不幸?悲しみ?絶望?


ねぇ教えてよ。


どうしていなくなっちゃったの。







銀色の森は今でもキラキラしていて、金色の月は今でも暖かい。漆黒の湖は今でも澄んでいて、濃紺の空は今でも遠かった。


君と過ごした一瞬だか一生は、とてつもなく鮮明でこの記憶は薄れることはたぶんない。だからね、きっとぼくは君のことずっと忘れられない。


悲しいね。君はもういないのに。


ぼくは君を忘れられない。ぼくの記憶だけが、いなくなった君を縛る鎖になるんだ。


君がどうしていなくなったのか。ぼくにはわからないけど、もし、自分を消したくていなくなったのなら、それは残念だけど叶わないよ。ぼくは君をなかったことになんか出来ないから。


ねぇ世界は今でも綺麗だよ。


君がいなくなってからどのくらい時が過ぎたのか、もう全然わからなくなってしまったけど、それでもずっと美しいままだよ。


ねぇぼくはいつまでこのままなのかな。


わからないや、ぼくにはわからないことばかり。





(君は、わかっていたのかな)









END

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