ファンタ中毒者
「ファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタ」
「まずい。妹がファンタ中毒者に!」
説明しよう。ファンタ中毒者とはファンタが好きすぎてヤンデレのようになってしまい、ひたすらファンタを欲しがる人の事だ。決してファンタにいかがわしいものが混入されていたり幸せの白い粉のような中毒性の薬が入っているということは断じてないのだ。
純粋にファンタが好きすぎて頭がおかしくなっているだけなのだ。
くそう。ファンタ最高!
「ファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタファンタ」
「落ち着け。妹よ!冷蔵庫をいくら漁ったところでファンタはないんだ」
「ファンタアアアアァアアアアァアアアアァ!」
「うお!?危ないぞ、そんなものを振り回すな」
妹は空のファンタを振り回している。殺傷力はゼロだが、雰囲気がもう怖い。
だがしかし、空のファンタの絵柄は最高だ。やっぱり、ファンタ最高。ひゃっほい。
俺は妹から空のペットボトルを取り上げ、制止する。
「放して!放してよ!私はファンタがファンタが・・・」
妹号泣。さすがの俺も絶句。
「そろそろ目を覚ませ!ここにはファンタはないんだ」
「嫌よ。嫌だよー。私はファンタが飲みたいよ」
「お兄ちゃんが買ってきてやる。だからもう泣くな」
ファンタが最高なのはわかる。あれは神の産物だ。だから号泣するのはわか・・・らないけどいやだがしかし妹は俺以上にファンタを愛しているんだ。
ファンタ、わっしょい。ファンタわっしょい。
「ホント?お兄ちゃん、買ってきてくれるの?」
「ああ、もちろんだ。2本買おう。そして、一緒に飲もうファンタを」
「・・・うん」
そして、この騒動は丸く収まった。俺の金銭的には大ダメージだけどいいんだ。妹が幸せなら。
「お兄ちゃん。おいしいね」
妹がファンタを飲む。そして、俺も
「ああ、うまい!」
マジ神だわ、ファンタ。作った人天才だわ。
END
後悔はしていません。
・・・・・。
なんかいろいろすいません・・・。