鎮魂となる、ささげられし追想っぽいです
月日が経つのは早いものです。
王都を襲った未曾有のテロ。
悪夢の一夜が明け……一週間が経過しました。
混乱と無秩序。
破壊と混沌。
殺戮の饗宴。
思い返すのも本当に忌々しい夜でした。
助けを求める人々の声。
苦痛に喘ぎ運命を呪う怨嗟。
幼子が父母を求める悲痛な叫び。
街路に響き渡った悲鳴は未だに耳孔に残り……
これからもきっと忘れる事は出来ないと思います。
でもそれは間違いではないのでしょう。
忘却という蓋に閉じ込めてしまうより、想い出だって構わない。
誰だって覚えていてほしいでしょうから。
不条理な終わりを迎えたとはいえ、そこに自分達がいた。
犠牲者 4239名。
行方不明 1000名以上。
人口100万を超えるレムリソン大陸有数の都市とはいえ――
あまりにも……亡くなった方が多過ぎました。
だから私は忘れません。
王都にたくさんの方々がいた事を。
亡くなった方々の幸せが、確かに在った事を。
この一週間で私がした事といえば、
冒険者組合と共同し、残敵の掃討。
各被害状況の確認と行方不明者の捜索。
復興支援に伴う食料・資材の手配等。
組織の長として、可能な限り戦後処理に関わる数々に携わってきました。
蓄えてきた富を吐き出す絶好の機会でもあります。
相互扶助を謳う以上、ここが踏ん張りどころです。
ユナティア・ノルンではなくアラクネの盟主として。
不眠不休で対応に当たってきました。
悪いニュースだけではありません。
魔神皇とのやり取りでもありましたが、救出チームがユリウス様達を救い出す事に成功したのです。
幾分か憔悴してはいたものの心身共に無事だったのが幸いでした。
更にその場にはセバスチャンとルナさんもいたとのこと。
まったく抵抗することなく捕らわれた事も驚きですが……
問題はその信条です。
本当に裏切ったのか?
それとも何か事情があったのか?
黙して語らない二人。
その事を判別する為にも、私はこれから尋問に赴きます。
王都冒険者組合地下。
魔導技術の粋を凝らし厳重に囲われた堅牢なる牢獄。
思想犯や強大な力を持つ者を閉じ込める絶対の檻。
通称<プリズン>へと。
<ステータス>
ネーム:ユナティア・ノルン(7)
レベル:63(↑)
ランク:該当外(推定BBB)
クラス:オーラバトラー (ブレイブメイド???)
ステ表:筋力C 体力B 魔力C
敏捷A 精神A 器用A+
装 備:古代竜の革鎧
<紅帝の竜骸> (改造度5段階~残り枠5)
樹聖霊の指輪 (万能型召喚陣内包)
一角馬の尻尾飾り(向上治癒:弱)
不死鳥の柄頭 (向上治癒:強 火焔系に対する親和性上昇)
スキル:ノルファリア練法(体術:熟達)
闘気術 (前衛戦闘型:天仙)
縮地・流動 (戦闘技法プラス補整)
気と魔力の収斂 (増幅率:5倍まで)
汎用型勇者
指揮者
商人スキルセット(戦術指揮・商売交渉・組織運営等々)
霊的なりし啓示 (対象物の意義を読み取り本質を把握する)
終わりなき栄光 (スキル等の習熟度が通常の数十倍)
万色なる多種多様(顕識圏による敵性把握と退魔虹箒による顕現)
符理解な編成統合(スキルの融合と進化<回数制限4回/日>)
神威纏いし綬手 (自分のレベル以下の肉体的・精神的損傷を半減。
恒常治癒・心身機能向上・霊的追加打撃の付与等)
灰燼なりし息吹 (荒ぶる始原の火。
喪う生命力の倍数分のエレメントブレス)
焔と闘気の融合 (炎に対する絶対優先権。反属性攻撃以外の無効果。
最上位火属性の付与・擬似再生による不死化等)
加 護:一角馬 (幻獣:リューン)
樹聖霊 (聖霊:トレエンシア)
混沌神 (旧神:ナイアル)
世界樹 (絶界:ヘルヘイム)
古代竜 (紅帝:クリムゾレス)




