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断裂となる、ぜったいなる秘儀っぽいです

 時空魔術。

 それは文字通り時間と空間を司る魔術です。

 便宜上魔術と称してはいますが、銀狐以外の使用者がいないこと。

 更に魔術の枠を超えた領域を侵す利便性、

 魔力をほとんど消費しない等を考慮すると、

 最早魔法か固有スキルと言っても過言ではないでしょう。

 王都に本拠地を持つアラクネですが、遠く離れたフェイムに住む私との懸け橋となってるのが銀狐の存在です。

 彼が組織運営の為、詳細な伝達役となってくれているので私も村での普通の生活を維持出来ているのです。

 擬似空間転移や固有時制御をも可能とするその真価。

 まさに驚愕の一言に尽きます。

 でも一見すると万能そうなこの力ですが、色々と制約があるみたいです。

 空間転移に関しての制約なら、

 一度自分の足で直接行った事がある場所。

 同時に移動出来るのは自分が移動出来る重量物のみ。

 などの条件をクリアしなくてはならず、結構面倒らしいです。

 これはその特性を考えれば明白で、

 要はA地点⇒B地点に掛かる距離を、時空間を歪曲することで省略してるからとのこと。

 だから自分の限界を超えた質量を同時に転移は出来ないのですね。

 移動する際に体力的な限界を迎えてしまうので。

 まあ厳密にいえば短距離なら可能らしいですけど。

 根性を出して過積載ごと移動する銀狐の姿を思うと、不謹慎ですが笑ってしまいますが。

 大鬼達に悠然と対峙する銀狐の姿からは想像出来ませんけどね。

 さて、現実です。

 銀狐による謎の攻撃により全滅した前衛達に、大鬼らはとまどいを隠し切れないようです。

 ただ哀しいかな単細胞。 

 数に任せて強硬突破という策に出てくるようです。

 逃走するなら見逃しますけど、

 闘争するなら受けて立ちます。


「悠長にしてる時間はありません。

 やっておしまいなさい、銀狐」

「御意。盟主様の仰せの通りに」


 構える銀狐が持つのは溶融した狐面が変じたもの。

 それはある妖獣の器官を溶かし手を加えたものです。

 時間を巻き戻す事によりその素の姿を取り戻したそれは、

 細く、

 長く、

 凶悪なまでに鋭い刃でした。

 何故ならそれは東方の伝承にいう断裂の異名を誇る幼獣の力の根源。

 即ち、


「秘儀:次元刀<カマイタチ>」


 言い様、振りかざす手に裂かれる空間。

 宙にうっすら奔る軌跡。

 痛い程に静まり返る周囲。

 次の瞬間、

 蛮声を上げていた大鬼達は、瞬時に絶命していました。

 胴体と首を永久に切り離されて。

 忍者固有のスキル<真空斬破>に近いですが、  

 全身の闘気を手の指先に集中させ、大気をも切り裂き振り抜く忍者の最終奥義に対しこれは空間と空間に直接干渉する荒業。

 高位次元によりアクセスする事により発生する空間断裂の上位互換。

 当たれば対抗はおろか再生すら許さない絶対の刃。

 まさに次元刀。


「まあこんなものです。

 お目汚しを致しました」


 嘯いて一礼をする銀狐。

 慇懃無礼なその仕草。

 でもやけに様になってるのが、少し憎たらしい感じがしました。



 更新です。

 新シリーズも更新しました。

 後はタガタメと勇者シリーズも更新しなきゃですね。

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