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勇者の系譜とやらに異世界転生した私ですが、そんな事など関係なくメイド喫茶で働いてます  作者: 秋月静流


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家族の顔が思い浮かぶみたいです

 死者7名。

 重軽傷者21名。

 それが今回のテロの犠牲となった方達の数です。

 親しい方こそいませんでしたが、顔見知りの方が幾人も亡くなりました。

 優しくしてくれたトカチお爺ちゃん。

 明るく快活だったゴダイお兄ちゃん。

 やっと年少組に入ろうかというメイナちゃん。

 全てを上げればキリがなく、

 故人を偲んでしまう想いに縛られてしまいそうになります。

 応急処置や治癒魔術に秀でた冒険者が常駐していたフェイム村ですらこの数。

 辺境の村々によっては半壊してしまったとこもあるとのこと。

 妖魔や魔獣を率いた6魔将の襲撃。

 王国が設営する結界を頼りに防衛設備や人材に余力を割かなかった場所は悲惨な有様だったそうです。

 テロを起こした世界蛇<ミズガルズオルム>の主張は王権への反逆。

 こんな事をすれば反感を買いそうですが、彼等は狡猾でした。

 破壊活動の後の宣言。

 これはあくまで主権への見せしめ。

 現に王国はお前達を守ってくれないではないか。

 我等が配下に入れば恩寵を以て対応する、と。

 恫喝にも似た勧誘と約束された復興支援。

 いつになるか分からない王国の支援を待つより、明確な明日。

 多くの村が彼等の傘下に加入したとのこと。

 まさに飴と鞭。

 まるでヤクザですね。

 自分達で災厄を撒き散らし救済する。

 自作自演もいい加減にしなさい!

 と啖呵を切りたくなります。

 ……冷静じゃありませんね。

 今の私は私にしか出来ない事を為すべきなのに。

 共にエクダマート打倒をしてくれたのみならず、酷い怪我を押して村人達の手当をこなし協力してくれた<星探し>の方々に改めて礼を言うと共に、

 寺院裏に戻った私は待機していた銀狐と今後の対応を協議します。

 胸に滾る、行き場の無い怒りをぶつけるべく。

 幸いな事に銀狐は災害復興に向け物資の移動を手配してくれてました。

 アラクネが溜めこんだ財を吐き出す時が来たようです。

 どこまで出来るか分かりませんが、やれるとこまでやろうと思います。

 退魔虹箒の核となっていた一角馬リューンの尻尾飾りを仕舞いながら、未だ混乱の収まらない村を見渡します。

 嘆きと慟哭が響く村。

 逝ってしまった者と残された者。

 ふと、兄様や姉様、ネムレスやリューン、父様の顔が脳裏を過ぎります。

 寂しい。

 会いたい、と。

 切実に焦がれます。

 きっと心配してるでしょうし、

 皆には皆の戦いがあったのでしょう。

 私はまず消息を心配してるであろう家族に安否を伝える事にしました。

 この想いを癒して欲しいと渇望しながら。

 ……自分の無力感を噛み締めつつ。 







<ステータス> 


ネーム:ユナティア・ノルン(7)

レベル:35(↑)

ランク:該当外(推定BB)

クラス:オーラバトラー(???)

ステ表:筋力D 体力C 魔力D 

    敏捷B 器用A 精神A  

装 備:濃紺のエプロンドレス(手作り)

    樹聖霊の指輪

    一角馬の尻尾飾り

スキル:ノルファリア練法(体術:熟達)

    闘気術(前衛戦闘型:天仙) 

    縮地・流動(戦闘技法プラス補整)   

    気と魔力の収斂(増幅率:4倍まで)

    汎用型勇者・商人・指揮者セット(戦術・交渉・運営等々)

    霊的なりし啓示(対象物の意義を読み取り本質を把握する)

    終わりなき栄光(スキル等の習熟度が通常の数十倍)

    万色なる多種多様(顕識圏による敵性把握と退魔虹箒による顕現)

    符理解な編成統合(スキルの融合と進化<回数制限4回/日>)

加 護:一角馬(幻獣:リューン)

    樹聖霊(聖霊:トレエンシア)

    混沌神(旧神:ナイアル)





 第二部終了です。

 業と体は鍛えられるも心は容易には磨かれない。

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