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たのしい安楽死けいかく

作者:吉野はじめ
最終エピソード掲載日:2026/03/25
これは安楽死が導入された世界における、エンディングプランナーの活躍を描いた物語である。制度は健康な人々を対象にしており、死を希望する者には補助金が出る仕組みになっていた。
エンディングプランナーの鬼頭は過去に恋人を自殺で亡くしており、瀬戸際にいる人々の力になれるよう日々、奮闘していた。
彼の元には様々な事情を抱えた依頼人が訪れる。


高齢者の仲野秀子はパワハラ気質の夫と長年暮らしていた。最後にささやかな自由を求めた彼女だが、夫からの反発を気にして家族には切り出せずにいた。
鬼頭は彼女の夫と話し合うことで、彼が最期の時を妻と迎えることを望んでると知る。
安楽死を迎えるにはいくつかの条件があるため、鬼頭はそれらを調整して、仲野夫妻が幸福な終わりを迎えられるようサポートする。


牧野仁は氷河期世代の男性で、人生に疲れ切っていた。安楽死を希望した彼は田舎町で穏やかな日々を送ることを望んでおり、鬼頭はそのための環境を整える。
しばらく経った頃、鬼頭の元にとある少女がやってくる。彼女は幼い頃に牧野と交友があり、彼が死ぬつもりだと知り、慌てて止めに来たのだった──。


新入社員の白木桜は理想を抱いて安楽死業界にやってきた。
教育を任された鬼頭は日向勇との面談に白木を同行させる。彼は長年、堅実に働いてきたが、引きこもりの息子に財産を残すために死を決意していた。
そのことにショックを受けた白木は彼を止めるべく独断で行動するが、先回りした鬼頭に止められてしまう。
金銭のために死ぬ行為に忌避感を抱く白木と、依頼人の自主性を重んじる鬼頭は、激しく対立する──。


宮園ひばりは世界的なデザイナーとして名を馳せた女性だった。
離婚した彼女の元夫は数年前に安楽死を遂げていた。だが宮園はその死に疑問を抱いており、夫を殺した犯人を探してほしいと依頼する。
鬼頭は当時の関係者や家族に会って情報を集めていく。苦労の末に話を聞き出したものの、第三者が関わった形跡は見当たらず──。


瀬田銀二は田舎町で和菓子屋を営んでいた。詐欺に遭って資産の大半を失ったため、店を存続させるために、瀬田は安楽死により資金を調達することを考える。
白木を主体として店の再建に乗り出すも、彼の身を案じた親族により店は潰され、依頼はキャンセルになる。鬼頭は本人の意志を軽んじた行為に傲慢さを感じるのだが──。
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