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蒸発
正真正銘ラストです。
──これが、春坂の復讐の始まりだった。
いや、そのはずだった。
「えっ?」
そこに人影はなく、長年使用されていない様子の家具。
一瞬での理解は、出来なかった。出来るはずがない。
復讐のためだけに命を懸け、その復讐心だけで戦場の恐怖に打ち勝った。
そのような、自分を突き動かす膨大なエネルギーの行き場がなくなったのだ。
頭が真っ白になる。
何も考えられず、唯一”解る”のは、自分はもう、何も出来ない。
行き場もない。そんな現実だった。
絶叫。
数分続いたかと思われるそれは途端に止まり、
それを発した人物は、
伍長の階級章とライフルを残して、
消えた。
来週の金曜日までには後日談を出すので、更新確認してね!
ではまた数日後。
ドロンッ!




