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晴れすぐに雷

サイトのアップデート入ったんですか?めちゃくちゃびっくりしました。

 流石に次の日から...なんて事はなかったですが数日後から私はアグネーゼ侯爵家で領地経営について学び始めました。何故か私達よりアグネーゼ侯爵の方が喜んでいましたが。おそらく移動時間が結構キツかったのでしょう,一時間程掛かりますしね。もしかしたらお父様みたく乗り物が苦手なのでしょうか。まぁ喜んでいるならいい事でしょう。当初私への鞭撻は午後だったのですがリリィが夕食と入浴を共に,と言ってきたのでアグネーゼ侯爵に土下座する勢いで午前に変えてもらいました。いくら幸せするとは言っても最近仲良くなった女の子が男なんて知ったらめちゃくちゃショックです。なので結婚したいけど同性だから無理...とまでは行かないかもしれませんが恋愛対象として見られるぐらいには親密になってから明かそうと考えています。そして今日も領地経営を学ぶ為アグネーゼ侯爵家に来ていたのですが...なんとリリィがドレスではなく動きやすい服装でいるではありませんか!髪も後ろで纏めて...思わずかっこいいと思いました。


「リリィは何をなさっているのでしょうか?」


「お嬢様は魔法の練習をしているのですよ。いくら王都の治安が良いとは言え危険はあります。自衛の為...だけではありませんが魔力を増やす為にも訓練は大切です。」


「魔...法...?」


 わあああああ!かんっぜんに失念しておりました!そういえばこの乙女ゲーム...えぇっとタイトル忘れましたが魔法が存在するんでした!うちの家族は全く話題に出さないのですっかり抜け落ちてました!


「リノア嬢...少し確認なのですが...もしかして...」


「私...魔法の存在を初めて知りました...」


 メイドさんの顔が真っ青です...そりゃそうです。なんたってこのゲーム,レベリングが存在するんですもの。魔王...とまでは行きませんがレベリングしなきゃ倒せない敵がいた気がします...


「...侯爵様に確認してきます。もしかしたら間近で魔法が見れるかもしれませんよ?」


 と言い残し,メイドさんは客室に私を置いて消えてしまわれました。瞬間移動ですよあれ。振り向いたら居なかったんですもの,足音もありません...


「リノア嬢!」


 しいぃぃぃぃ!びっくりしました!さっきメイドさんが消えたのにもうアグネーゼ侯爵の登場です。


「ごっ,ご機嫌麗しゅうアグネーゼ侯しゃ...」


「そんな事より!魔法を初めて知ったのは本当かい?!」


「え,えぇ。つい先程知りましたが...」


「全くリアムは何をしてるんだ!」


「揺らさないでくださいましぃ〜...」


 揺らされると何も考えられなくなる...まっずい...


「侯爵様!...リオルヴ伯爵に連絡が行きました。おそらく30分程で到着する見通しです。」


 え?早くないですか?私片道一時間程で来てるんですけど?


「リノア嬢...ちょっと昔から抜けてる君の父親に今一度喝を入れるからもう少し待っててくれ。」


「は,はい...」


 それから30分も経たずにお父様が走ってきました。えぇ走って来たのです。片道馬車一時間を走って20分程度でしょうか?


「リノア!」


「遅いぞリアム!お前ならもっと早く来れるだろう!」


「すまない...」


「しかもリノア嬢が魔法を知らないってどういう事だ!もし魔力暴走を起こしてリノア嬢に何かあったらお前の責任なんだぞ!」


「くっ...」


 魔力...暴走...?あれですかね,魔法の威力が上がるって言う...そんな雰囲気じゃないですね。


「律者の家系が聞いて呆れるぞ!」


「律者...?」


「は...?リノア嬢...今の時間ならリリヴィアは魔法の訓練をしているだろう。メイドに話をさせるから一緒にどうだろうか?」


「ぜ,是非お願...」


 侯爵様...その貼ってつけたような笑顔は怖...

 

「カノン。」


「は!行きましょうかリノア様。案内致します。」


 ひいいいいい急に後ろに現れた!これも魔法なのかな...メイドさん...カノンさんに連れられ部屋を出る。律者の家系ってなんだろうなぁ...ゲームに一切出てきた覚えないし。さーってリリィの所に行く...


「お前はどうしていつも大切な事だけ忘れるんだ!」


 ...お父様の今日の天気は雷です。

本作にはまっったく関係ないんですが吸血鬼という存在に心撃ち抜かれまして...三作目を作るなら吸血鬼モノになりそうです。まぁその前に完結までノンストップ出来るよう頑張って執筆です。

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