『海の中の、宝石』・・・『詩の群れ』から
『海の中の、宝石』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺の得意業は、海の中の、宝石を見つけることなんだろうだ。
そんなこと出来るのか、第一、その宝石とは一体何なんだろう、え?
それは、所謂、メタファさ、宝石というのはね、だろうだ。
そうか、メタファか、それならば、分かる気がするよ、だろうだ。
㈡
とにかくそれは、自己の人生において、光となる物質さ、だろうだ。
だろう、得難いものだから、宝石なんだろうよ、だろうだ。
だろ、宝石とは、例えば、海の中を旅する、小説や詩でも良いだろう。
だろうだ、インスピレーションの問題だからな、俺もお前も、宝石を書いてるんだろうだ。
㈢
つまりは、海の中の、宝石ってことで、小説家になろう、も、海の中だろうだ。
だろうだろうだ、海の中で、小説執筆で、快適快適、だろうだろうだ。