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 飯島 露が来なかった理由はホームルームの時間、担任の教師から告げられた。


「すでに、知っている者もいると思うが、昨日、飯島が交通事故で亡くなった」


 ……え!? 何を言っているのだ? 飯島さんなら昨日……まさか? 帰る途中で……


「事故があったのは、午前十一時半頃だそうだ。○×交差点付近をバイクで走っているときに、トラックに追突されたらしい」

 


 それを聞いて、新は青ざめる。その交差点は、新の家のすぐそば。それに、昨日飯島露と会った時間は、事故の後のはず。


 ……じゃあ、昨日聞こえたサイレンは? 僕が昨日会った飯嶋さんは! 玄関の前にチョコがあったのは、事故で飛ばされて偶然あそこに……


 新のスマホにメールが届いたのはその時の事。


「なんで?」


 メールを見て、新はつぶやく。


 メールの差し出し人は分からないが、電話番号が表示されている。


 新は電話番号をメモ用紙に書き写した。


「あの……この電話番号分かる人いるかな?」


 そう言ってメモをクラスメートたちに回す。


 そうして、五人目に受け取った女子がその番号を知っていた。


「これ、飯島さんの番号だけど……」


 クラス中が騒然となる。


「死んだ飯島からメールが?」

「誰かの悪戯だろ」

「荻原。メールには、なんて書いてある?」


 すでに本文を読んでいた新は、ガクガク震えている。


 本文にはこう書いてあった。


『荻原新君。愛しています。三月十四日には迎えに行くから、私と一緒に逝きましょうね』


 その日から、飯島露からのメールは毎日一通ずつ届くようになった。


 ホワイトデーは来週である。



  


   了



 

このお話はここまでですが、続きが気になった方は「霊能者のお仕事」の「冥婚」をお読みください。


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