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約束

「――君。今日こんな事が」


 藪から棒に飛んできた彼女の声は小鳥の鳴き声の様に可愛らしくて。

 曖昧な返事を返し、彼女とのたわいない会話を楽しむ。

 彼女は――さん。

 僕の隣の席に座るクラスメイトだ。

 彼女は友好関係が広くて男女ともに人気がある。

 それもしかたないことで。

 隣の席に座る僕もクラスの男子たちと同じく彼女に好意を抱いている。

 だって凄い可愛くて性格もいいのだ仕方ないと言っていい。

 彼女は栗毛の長髪を揺らし言葉を続ける。

 出る言葉はありふれたものであるけれど。

 彼女の薄い軟かそうな唇から出ると言葉は宝石に変わるようだ。

 ――さんやっぱり可愛いな。

 思わず心の中でため息が漏れる。

 こんな彼女を独り占めにできたらいいんだけだな。

 彼女の艶やかで手入れの行き届いた栗毛の長髪は光を鈍く反射。

 彼女の童顔にはまる大きな目は僕を見つめている。

 女性特有の甘い匂いも、――さんの芳香は格別で脳がほんわり。 

 

 「もう――君聞いてる」


 聞いてますよ。――さん。


 「そう、じゃあ今度の日曜日お願いできる」


 「明日駅前ですね」


 よしよく言えた僕。

 ――さんの話はこう見えて完ぺきに聞いている。

 少し彼女の魅力にやられただけさ、まる。

 最後のまるは僕の行動にまるっていことだ。

 さて忙しくなるぞ。

 なんせ、――さんとの買い物。

 初デートと言って過言ではない。

 下見にデートプランの構築。

 当時着ていく服装のチェック。

 やることは山積みだ。

 

 

たわいない話を面白く書く練習

落ちで無難にデートフラグ

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