表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ようこそ!迷宮闘技場へ!  作者: へたすん
7/118

引きこもりはNG

「ところで。リリーにとって僕ってどういう存在なの?」

「そうですね…都合の良い男、でしょうか?」

顎に指を当て首をかしげながら答える

「思ったより酷い!」

ますますロボットであるとは考えられなくなってきた

「もう魔法はよろしいので?」

「興奮は覚めたよ」

緊張しながら確かめていたけど教えてもらった方が早そうだしね

「では町に向かいましょう」

「なぜ!」

最低限安全の確保ができるまではこの安全地帯で鍛えるべきじゃないの!?狼とか熊とか出てきたら簡単に死んじゃうよ?!

「大丈夫ですよ、私もついて行きますから」

「え、うそだぁ?」

コアはダンジョンから出れないんでしょ?なにいってんの?

「方法はあります」

そう言いながら椅子を消して立ち上がると壁を指差し、引き寄せた。その瞬間から空間が狭まり四方の壁が近付く

「うぇってっ危ない!」

触れる程に壁が近付くとリリーは壁に手を当てた。その手を中心に壁に簡素な扉が現れる

どうぞ、と呟くと扉を開く。扉の奥は木々の立ち並ぶ場所へと繋がっていた

「石のなかに埋まりたいのならそのままでいいのですが」

出ます出ます!あわてて扉を潜るとそこは森のなかで少し先に道が見える。

振り替えるとリリーは扉のそばにいてよくみると壁がさらに近づいて扉も縮みだしていた。

扉がリリーの身体に合わせて縮むといつの間にか扉が外套へと変化しリリーの体を包み込む。

「では行きましょう」

マントがダンジョンとなっててダンジョン内部って条件は満たしてるのかな?

「いや、どこへだよ」

目的も聞かずに追い出されましたが?!

「町で冒険者登録とかできますよ?それに情報収集は戦術の基本ですよ?何も知らないままに適当なダンジョンを作ってあっさり攻略されたいんですか?」

いや、それを言われるとそうだけども…

「何より、なにも考えず魔法使い続けたら魔素がなくなって何も作れなくなるかも知れないんですよ?何もできないまま死にたいんですか?それならすぐに戻りましょうか?」

「いや、その通りだすぐに町へ向かおう!ハハハ」

危ない危ない。言われなければ延々魔法を試すところだったよ


少しあるいて道へと出るとリリーが左へとあるきだす。町の情報があるのだろうし、おとなしくついていこう

一つ気になったのは道が大型の獣道のように見える事だけだ。きっと気のせいだよな、うん


ところでだ。この世界の文化レベルってどれくらいなのだろうね?

「中世のものと代わりありません。建物は石造りが多く移動は馬が主流です」

へぇ。ってことは風呂は贅沢品なのかね?

「毎日湯船に浸かれるのは世話人を多く持つ上流階級の方々ですね。一般には汚れを落とす魔法が広く知られています」

うーん、ダンジョン内部に温泉旅館。価格も安い。どうだろう?

「立地次第でしょうね」

候補として考えておこう

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ