そして朝になる
白は儚く黒は寡黙。青は気弱で赤は活発、黄はお調子者で緑はおしとやか。茶はマイペースな性格でした。
今回お屋敷の中で過ごした時間は4日にも及ぶ。そう、4日もの間リリーを始めとする8人の相手を優希はし続けたのだ。
「1日外に出て4日間とか今後ずっと続くの?」
新しい朝だというのにとても疲れたような顔をして優希はリリーに質問を投げた。
「しばらくは戻って来れませんから、その分です」
「でも魔法で戻れるんでしょ?」
「その手がありますね!ありがとうございます!」
おそらくは待っていたであろう発言に白々しくも楽しそうに答える
「それで、彼女達はどうするの?」
「彼女達はしばらくここで生活して貰う予定です。特に急ぐ用事もありませんから」
「そう。ここで喫茶店出来るなら従業員としてもお願いできるよね?」
「だいぶ先のことになるでしょうが、問題ありません」
「何が出来るか考えながら、この世界のことをもっとたくさん勉強していかないとね!」
俄然やる気の出た優希にそっとリリーが寄り添う
「じゃあそろそろご飯にしようか?早くでないと出発に間に合わないだろうし」
「準備も…出来ているようですね。食堂へ行きましょう。その後で妖精達に魔力を渡したら出発しましょう」
「そういえば妖精達の身体って安定するのはまだ先なの?」
「あと1回程で大丈夫かと。とはいえあの子達には行く場所もないですから良い場所を見つけるまではここにいてもらうことになるかと思います」
「せっかく助かったのに死んじゃうようなところに連れていくのは可愛そうだもんね」
「そうですね。妖精は幸運を呼ぶとも言いますし、ダンジョン内部に住んでもらってもいいかもしれません」
「へぇ!そんな言い伝えとかあるんだ?」
「えぇ。お伽噺などではよく言われる事です」
食堂へ向かう間にふたりは今後のことを相談しながら、食事担当のサンディのいる食堂へと向かったのだった
「女神様〜報告です〜」
ぼんやりと白く、見渡す限り何も無い空間に1人の天使が女神を訪ねて訪れた
「何かありましたか?」
どこか遠くを見ていたらしい女神がそれに答える
「藤堂優希の補佐からの報告です〜」
「今度は何をしたのかしら?」
少しだけ頭を抱えるような仕草をした後、女神は天使に続きを促した
「7人の精霊王が誕生したそうです〜今回もしっかり魂の道つなげてます〜」
「作ったの?彼女が?」
「やってみたらできた、だそうです〜」
「そう…その7人はどうすると言っていましたか?」
「お店の従業員として使いたいと言ってます〜」
「ダンジョン内なのよね?」
「ですね〜一応は外に出すつもりは無いようです〜」
「そう、なら彼女にいつかその7人を各地に送る可能性を伝えておいて頂戴」
「わかりました〜報告は以上です〜」
「ありがとう、下がっていいわ」
そしてまた静かになると女神は遠くを見据えて体の力を抜いていく




