食べ歩きをしました
「美味しい!」
「ですね!」
それからというもの。2人は美味しい料理やデザートを日が沈むまで楽しんだのであった。いわるデートである
「そろそろ暗くなり出してるし、泊まる場所さがさないとじゃない?」
「もう宿は決まってます」
「えっ?どういうこと?そんな暇無かったでしょ?」
「ふふふ…それがあるんですねぇ」
「なんでなんで?おかしくない!?」
「女の子には秘密が多いんですよ〜」
「あっ待ってよ!気になるじゃない!」
「ほらほら行きますよ〜」
先を行くリリーについて行くとそこは北のギルドだった
「どういうこと?」
「まずは明日の調査隊に申請しましょう」
「それから?」
「家を買えば寝床には困りません」
「えっでももう夜だよ?」
「だからこそです」
「わからない…まったくもってわからないよ…」
「すみません。明日の緊急依頼を受けたいのですがまだ募集はされてますか?」
「うん?皆死にたくないからってほとんど集まってねぇよ。行くならすぐに登録できるぜ?」
今回対応しているのはちょび髭の背の低いおじさんである。白髪混じりの。
「では2人、お願いします」
優希がギルドカードを渡す
「…ほんとに行くのかい?死ぬかもしれんぞ?」
「えぇ。早めに南部へ降りたいのでちょうどいいんです」
「一応は止めたからな」
少し渋るような素振りを見せて職員さんはサラサラと紙に何かを書き記した
「ほら、返すぜ。明日の日の出と共に出発できるように支度して南門の付近で待ち合わせだ。他には何かあるか?」
「いわくつきの安い建物を買います」
「正気か?」
「えぇ。必ず帰るという意思ですよ」
「そうか…じゃあ資料を取ってくるから少し待っといてくれ」
そう言っておじさんは奥の方に行き資料を探し始めた
「いわくつき?」
聞き捨てならない言葉が聞こえたんですけど?
「ダンジョン内に入れてしまえば問題ありません」
「そ、そうならいいんだけど」
けっしてオバケこわいとか思ってませんよ?
「ほれ、今あるのは価格帯の違う三つだ。」
「ではこの屋敷のものをお願いします」
「見なくていいのか?」
「ハイ。大丈夫です」
「こいつは…8万コルだが大丈夫か?」
ジャラりと鳴る小袋をリリーが卓上に置く
「おうっ…か、確認するぞ?」
普通は分けて払うのに、などとぼやきながらおじさんは丁寧に確認する
明らかに所持金多くない?
「確かに。そいじゃあ鍵と書類取ってくるからすこしまっとれ」
「もちろん説明してくれるよね?」
「はい。宿に着いたらですが」
「ほれお前さんら。これが鍵だ。それとこの紙に必要な事書いてくれ。あすは遅れるんじゃないぞ?」
「ありがとうございます」
サラサラと書類を書き上げると別れを告げ外へと出る。もちろん行き先は購入したばかりの屋敷だ。
「場所はわかるんだよね?」
その言葉に手を引きながら先を行くリリーは振り返ると大きく頷いたのであった




